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くりくり
くるくると透明が
世界を構築している夜でした
星空が邪険に
その様子を見下ろしていて

「真知子」

と呼ぶ声がしましたが
わたしの名前は真知子ではありませんでした
もう ....
さよなら
を言いそびれたから
本当は帰りたくなんてなかった
日比谷線が
たくさんのさよならを詰めて
こうこうと光っていく

あの向こうへ行きたいな
苦しくなんてないけれど



 ....
「自分は?」と聞くのが恐くて 孤独ってあんまり美味しくないの知ってて


矛盾って何だったっけこの問いに答えるための言い訳だっけ


切り裂かれる桃から見たらまっ白な世界の広さにや ....
まっくろでーも きにしない
まっくろでーも きにしない
きにしない きに あっ
(ジャムのふたを落とす)


まっくろでーも きにしない
まっくろでーも きにしない
まっくろでーも き ....
駅ですれ違った女子高生が
「アンタ詩人になりなー」
と友達に言っていた

ポエジックってのはなんて恥ずかしいんだろう
否定しようか?簡単だけどさ


「詩人病ですね」
「詩人病?」
 ....
 
 渋谷駅東口を抜けるとそこには何もない

 ここから見える世界は低すぎて話にならない

 こんにちは、

 欠乏しているものが少しずつ増えていくことを

 僕は成長と呼んでいたの ....
さかむけの内に秘めたるファンタジー

五線譜に線を書き足すファンタジー

玄関が二重扉でファンタジー

教会に入れなくてもファンタジー

ブラジルで猫を拾ったファンタジー

 ....
 夜の星から



 マヨネーズが出ればいいのに



 ☆



 ↑から



 マヨネーズが出ればいいのに



 溢れ出ればいいのに


 ....
こんな日は自分以外の誰彼の必要性を問うたりしない


遠い日の約束 あれが最後だと分かってたなら守っていたよ


東から西から差し込む宵闇が君をさらってさよならもせず

 ....
きみは

ぼくたちがきちんと

ちきゅうにあしをくっつけていられるのは

くつのおもみのおかげだ

ってことを

しらない

ためしにくつをぬいでみな

きみはふわわあ ....
あなたは遠くを見てるから
わたしは何を見てるのか
あなたの横で当ててみる

「空」
「・・・(無言。恐らく、ブッブーの意味)」
「鳥」
「・・・(無言。恐らく、ブッブーの意味)」
 ....
 


 結局僕らは、手を繋ぐことも恐れていたから、きっと、人間なんて外枠は、どうでもよかったんだね。感覚で繋がる、思いは繋がっている。「繋がる」なんて言葉の嘘を、僕らはとうに見破っていた。不器 ....
      ■■■■■■■■■■■■■■■■■■
     ■箱とは、隠すための手段だ。箱とは■■
    ■、入るための手段だ。箱とは、入れ■こ■
   ■るための手段だ。箱とは、遮るため■の ....
あんたの短歌はフルーチェの匂いがするね愛しいだけさ


真白なTシャツで作ったフラッグを振る死んでも名前は同じでいたい


眠れないのは誰のせい深夜音楽番組を片っ端から惚れる土曜日

 ....
先生 この前のテストは100点だったけどBでいいです先生私先生が好きです。


ラメ入りの少年 惚れさせてしまうのは男どもばかり 生理も来ない


触れてとは言わない言えないでも触れな ....
しねぇ
しねねぇ

からからの空気の中で
やべえ俺18歳だった
呼吸してやがる
目も覚まさねぇ
やべえ俺オカマだった
おほほほほほほほ

プッチンプリンのでっかいの
食ってる時が ....
C2のボトルが夜の始まりでダストボックスに蝉の抜け殻


「きょうだけはけものにさせて」「けものならすききらいなどないはずなのに」


まっしろなシーツの上の波が凪ぐ 引き攣る指が津波 ....
二組の親指と人差し指で
フォトグラフを撮りながら僕らは
あの一瞬一瞬を上手に繋げて
永遠を作り出す予定だった

空に雲は要らなかったし
海に波は要らなかった
砂浜に足を浸した少女が
僕 ....
歩き出す 30分で寝るために回り続けた扇風機まで

売春で出会った君が好きだったロイズのチョコを噛んだりしてる

今一度死んでもいいというような気分で英語の授業を受ける

明日の朝、起きら ....
千月 話子さんのピッピさんおすすめリスト(19)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
真知子- ピッピ自由詩805-11-7
本当に出て行くのならばドアからでなくてもいい- ピッピ自由詩1205-10-17
残滓- ピッピ短歌605-6-25
さっき台所で歌ったうた- ピッピ未詩・独白705-4-19
詩人病- ピッピ自由詩1105-1-26
渋谷駅東口- ピッピ自由詩705-1-20
ファンタジーズ- ピッピ川柳1005-1-9
- ピッピ自由詩12*05-1-6
はなれる- ピッピ短歌604-12-6
おいしいコーヒー- ピッピ自由詩704-11-29
ゆきおとこ- ピッピ自由詩604-11-24
コバルトブルー99%- ピッピ自由詩1804-11-14
ブラックボックス- ピッピ自由詩1404-10-18
十年後から- ピッピ短歌1104-10-4
破壊活動- ピッピ短歌45*04-9-12
しねぇ_しねねぇ- ピッピ自由詩1004-8-24
小さな死- ピッピ短歌1004-7-29
群れる青、その一部始終- ピッピ自由詩5*04-7-5
回り続けた扇風機- ピッピ短歌18*04-7-3

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