しあわせを数えて
ありがとうを発信する


予報よりも少し早めに
桜のつぼみが開き始め
相変わらず月も綺麗で
喉の奥がきゅっ、と鳴る


ひとりでもふたりでも
ひゃくにんでもせん ....
風の中で震えていた瞳
あの日突然奪ったくちびるを
二度と忘れはしない

美しい少女よ
一生分の愛を君に捧げよう

自分勝手な愛で
君を愛し続けることを許して欲しい

例え永遠にこの ....
むしろ、さくらではなく
今朝の濁った空色が
薄灰色の風となって
じんわり染みこんでくるのを
わたしは待っているようだ

三寒四温の春は寡黙に地を這って
あたらしい芽吹きを迫る
枯れ枝に ....
{引用=たとえば、
透明な風が吹いて
きみがぼくだよと言ったら
信じてしまいそうになる、





なまぬるい強風が吹く
こんな夜には
きみんちのカーテンを
ひら ....
宅配便の到着を知らせる呼び鈴に立ち上がると
私の下半身を跨ぐように放屁ひとつ
あけすけな音と不摂生な臭さにパタパタと手にした雑誌で扇ぎながらも
これが夫婦ってことなのかと改めて考え直すまでも無く ....
上手ね
ほらできた
よしよし
いい子だ

君ならできる
こっちは忙しいから
あっちで遊びましょう
これはねーこうやるんだよ

ありがとう
すばらしい
バツはクスグリ
愛情たっ ....
吹く風に神想起して聖書揺る


春行きて肉体は啓く霊は閉じる


天空の秘かなひみつ街の風
  空を食べた

  仲睦まじいかえるとかえるが飛び跳ねてハイタッチした

  オギャ―と雨は生まれ

  君に「雨がえるクン」という名をプレゼントする
 ....
霧につつまれた煉瓦通りを突当たり、
古いビルの地下にその店はあった
暗い夜の匂いが滲みついた長尺のカウンターには、
いつしか様々な顔と顔が並んでいた
俺は雑音の混じるオスカー・ピーターソンのピ ....
僕が若返る運命ならば
見える景色が他とは変わり

僕が若返る運命ならば
過ごす時間と場所が変わった

僕が若返る運命ならば
視線と言葉の色は違って

僕が若返る運命ならば
最期には ....
僕の精神は、いつもより高い、より深い世界に、ゆっくりと挿入されていっている

寒さが心地よくて

人がいないレンタカーの駐車場で

背中にはホテルが立っていて

みずたまりに反射してい ....
闇の東が
ほの白く潤んで
密やかな色と匂いが
滲み出す頃

花は
膨らみ過ぎる喜びに
身悶えしながら
目覚め

人は
濁った夢の浅瀬を
溺れながら
まどろむ

やがて ....
 わたし
 キミの耳を塞ぎたい
 鼻に指を入れられたい
 キミに目薬をさしてあげたい
 耳をかじられたい(やめて!)
 キミの声をマネたい
(ボク)の後ろに ....
街のあらゆる隙間から
浸み出てくる泥に追われて

JR駅構内の暗がりの
打ちっ放しのコンクリート壁に
ひっそりと身を寄せる

壁に走るひびはハイウェイ
ところどころ露出した
砂利 ....
カルピスの底みたいな白濁色に
おぼれてしまう人を笑うことなど出来ない


明かりがいつも灯っているわけではなく
でも闇ばかりというわけでもない
はっきりしない色に囲まれて
遮られた視界を ....
氾濫する
春の本流を立ち泳ぐ
辺りには甘い毒素が満ちていて
脳から先に侵されてゆく

あらゆる感情の結び目は解けて
それがいいことなのか
悪いことなのか
判断さえおぼつかないまま
い ....
(線香花火をしている少女、僕が登場)

今年も浅墨黒く少年じみて発火していた夏は僕が期待していたより早く病んで、

秋と冬が見えない所まで薄うねり始め それは裏返り苦しむ百足の腹みたいな蠢きで ....
忙しいのに
嬉しい
人の役に立っている
感謝してくれる。

体はボロボロ
疲れている。
体を横たえると
いつの間にか寝てしまう

目をつむると
光視症
マンデルブロ集合
アイ ....
空だけが高い 世界の隅っこ

風が通ることも難しいくらい
君の息遣いが近い

呼吸と伴に薫る 林檎ジュースとカレーの匂い

あれ?

ねぇ君
昼休みに食べたの?

不安な顔はしないで
別に気持ち悪くな ....
あなたがくれた腕時計
さっそく、仕事で使うことにしました

文字盤のない腕時計なんてと、思いましたが
ふしぎ、ふしぎ
時間が経つのが早く感じます
時間を気にすることなく
集中して仕事をす ....
ピカピカに磨き上げられた車に
妻(きみ)の笑顔がステキ
春三月の
青空の下


 こんなに喜んでくれるなんて


思えば
妻のささやかな願いや喜びを
奪うばかりで
苦労ばかりか ....
浅いゆめ 逃げた夢
水色の風のリボンをなびかせて
真昼のおもいから逃げた夢
白い影を引きどこへゆく
テーブルの紅茶の冷めないうちに
その舌の根の乾かぬうちに
お前のアリスをごまかして

 ....
モンスーンでぶちまけた紫のペンキを着たいと彼女が言うから

僕はアトモスフィアを切り出した、すぐに発酵物の腐った匂いと腐った脂がしみだした

すべて見えていた少年の僕は

隠すことも知って ....
  「夢の言葉」


 わたしはあなたに声をかける
 あなたは静かに両手を広げる
 わたしはあなたを見つめる
 あなたは見られることに慣れている
 わたしはあ ....
まいにちが

わかりやすいしあわせに

みちた日々であれば

ぼくらはそれを

しあわせと呼ぶのだろうか


春のかおりが

夜にひびいている

ぼくらは

さびしく ....
無表情の天使

宗教画によくいるあいつ

宇宙で起こるすべてが

偶然であるふりをして

偶然の反対は普通だとか

普通の同義語は偶然のふりだとか

無表情の天使

宗教画 ....
赤い紅した微風吹いて
柔らかい肌した土の香りが
スギの種と一緒に
舞い踊る

君の鼻のてっぺんだけは
赤ら顔だけど
目尻はすっかり
春うらら

コートを脱ぎ棄て
日和に飛び込 ....
 男は、レミオロメンを知らなかった。いや、そればかりかサラ・バレリスもブランディーさえ知らなかったのである。しかしそれが彼の生活にあえて格別の影響を及ぼすということではなく、ただ美しい天使たちの歌声か .... マージャンに負けた
久しぶりにした。
疲れるだけで
何の役にも立たない。

農業の本を施設に
寄付した。
喜んでいた。
総額45000円なり

君はまるでバタフライ
好きな花に止 ....
 
妻の笑い声で目が覚めた
夢の中でも笑いたかったのか
夢の中でしか笑えなかったのか
出会った頃のように
無邪気な声だった
揺すっても起きる気配もなく
いずれにせよ
生まれ育った故郷か ....
夏嶋 真子さんのおすすめリスト(2197)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
余らないほどの感謝を- あ。自由詩5*09-3-24
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ふだんのひと- 恋月 ぴ ...自由詩21*09-3-23
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神の風- アハウ俳句209-3-23
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夜霧のパピヨン_★- atsuchan69自由詩10*09-3-23
シンクロナス- 邦秋自由詩109-3-22
僕の精神は、いつもより高い、より深い世界に、ゆっくりと挿入さ ...- satyri自由詩109-3-22
春暁- nonya自由詩14*09-3-21
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- 壮佑自由詩19*09-3-20
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へとへと- ペポパン ...自由詩6*09-3-19
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文字盤のない腕時計- 壺内モモ ...自由詩409-3-18
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浅いゆめ_逃げた夢- 石瀬琳々自由詩7*09-3-18
モンスーンでぶちまけた紫のペンキを着たいと彼女が言うから/d ...- satyri自由詩209-3-18
男一人女一人幽霊二人- ヨルノテ ...自由詩6*09-3-18
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人の役に立つ- ペポパン ...自由詩4*09-3-17
朝方- たもつ自由詩909-3-17

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