しめやかな午前 /

温まらないエンジン
背負い込んで
缶コーヒー中毒者の
重い足取り

煮え切らないナビ
ぶら下げて
揮発しそうな生活者の
白い排気ガス

走れ
せめて ....
ダイ、ダイラ、
風吹きわたり
陽あたりのいい場所で
投げ捨てた果実の種が
ことごとく芽吹いて巨樹となり
大地を引き裂いて
ダイ、ダイラ、
風吹きわたり
陽あたりのいい場所で
はらわた ....
星の瞬き
ウインクしてる
全ての人の幸せを祈り
見上げればステンドグラス

美しいものは
純粋な気持ちに
してくれる。
他人の為に

人生に失敗なんてない
今が一番正しい
今を ....
 この星系のどこか
 色でけずったメタンガスにちかいどこか
 バスの墓場がある
 何億台もかさなりあって絶命している
 すすけた錫がキーンと光っている
 純粋だと主張する天頂方向に

 ....
ずぶ濡れの氷雨一興春近し


菊破滅 液体窒素に呑み込まる


IT植民傷つく人なし富める者
窓ガラスで漂白 されていない
光を鼻の頭 受け止めながら

コインランドリーの角 右に曲る
山田さんちの昼御飯 きつねうどん

網戸で裏ごし されていない
風を耳の後ろ 感じながら
 ....
毎日が楽しい
貴方がいるから
毎日が楽しい
仕事があるから

4分6がいい?
それとも
3、7がいい?

家事はたぶん半分ずつだね
毎日サプライズの食事
お買い得品買って
君の ....
いくたびも 舞いおりる雪を手のひらに
受けてとけてゆく
いのち
広がる空の
仄暗い 灰白の冷たさ
肺に響く
視野は遠く
山脈のそびえる ふもとの森も
しずまりかえっている 小鳥もおやす ....
家を出る時に
鍵を掛ける

ガチャリ

この音と共に
忘れよう

片付かない
部屋

整理できない
気持ちを
捩じった螺旋の肉体
白々と夜薔薇を広げ

遠方より 船が近づいてくる

颯爽とベッドから抜け出して、
夜中の台所に立つ
喉を鳴らして水を飲む
女(金属的な恥毛 踝の中の胡桃)

あ ....
―朝

ビルの階段を降りて行くと
何かの軋む音がする

たくさんの
時間の積み木が
押し合い
こすれ合って
順番を決めている

―歩道を歩く

山桃の並木が
慌てて生え ....
 あなたは憶えているだろうか。その日、桜の花が咲いていたことを。少し早い桜が、あなたの行末を暗示するかのように咲き、そして早くも散り始めていたことを。その日、あなたが亡くなった日、外のバス通りでは桜の .... ゆっくりとかつしっかりと
時間は流れ
あわてない
ゆったりと歩む

オーラを感じ
時間がゆるりと流れ
しかし多くの事を成し
頭はフル回転

もし背中に羽が生えたら
未来にはばたき ....
                  090326


80点の出来だけど
盛り上がったから
良かったね
皮肉な笑みを浮かべて
蝶々は海を渡る
風が吹くから
大丈夫かなと思ったが
そ ....
暗い薄墨色の空を
綿ぼこりのような
存在感のない雲が満たしている
空がすごく低い

薄い夜空から落ちる雨が
僕の身体に滲みこんでいく

街灯に透ける僕の指
二重にブレてぼやける
街 ....
 
 
トランプ遊びしてる
息子とカルタで

きっと何か間違えてる
けれどもそれは
それで楽しい

ためしに
どっちが勝ってるの?
と息子に尋ねると
嬉しい
とだけ答える
 ....
夜を歩いている

恋人と携帯で話しながら

別れ話をあそびながら

出張さきの地方都市

ふるくてほそい商店街

その奥の細道を

恋人と携帯で話しながら

別れ話をあそび ....
 三日月がいっそう薄目がちにほろほろ涙を零しておりましたので、私まで悲しくなってしまい、ほろほろと泣いてしまっていたのです。

 私が泣いたからといって、月がゆっくり安寧のなかに眠れるわけでもなく ....
次々に組み立てられるビルは

まるですくすく育つ木のようだった

永久の命などないのは知っている

人格などいくらでもつくられる

都合のいいことばかり吐くこの世界

少 ....
Starfor divers 1(Etude of techno)

電子と羊水と青と紺の海に僕は潜った

すぐ細い指が両手で200本ぐらいオペレーターに

僕の肉体は分解された

そ ....
 

目の見えない猫に
少年が絵本を
読み聞かせている

まだ字はわからないけれど
絵から想像した言葉で
ただたどしく
読み聞かせている
 
猫は黙って
耳を傾けている
少年 ....
登頂や連なる峰々 キ・回・仏


人全てスターチャイルド胸に星


怒涛なり魂の海図もて進む
君の目が欲しいんだただ春の日に
    やさしさなんて知らなくていい


叩くたたく野に打つ雨に踏みにじる
    花の弔いこのぴあのソロ


かなしみは街角で吹くシャボン玉
    ....
朝、仕事場のブチョーと一緒になってしまい、ヒジョーにメンドクサイ気分で会話を交わす。
ナゼかしきりにトラック運転手を勧められた。
何だ?ヤメて欲しいのか?

久しぶりに会ったあのコはちょっ ....
春の先触れの強い風のなか
身を庇う{ルビ術=すべ}も無く凛と咲く
あなたの姿に目を奪われる

雲を払った青い空に
くっきりと白く
手のひらの様な輪郭が美しい

潔く
真っ直ぐに
届 ....
体の重さ
温もり
重さ
動かないこと
動けないこと

心の渇き
耳の奥で砂が
コロコロ鳴っている
鳴り続けている

祈りに似た気持ちで
軽やかに砂を蹴る足
君の輪郭を
眺め ....
{引用=菜の花は
きいろとみどりで
構成されているけれど

ぼくたちは、
どうなんだ



いつか、
しろい壁で
あかい屋根の
一軒家を建てよう

色が剥げたら ....
ちょいちょい〜、何してんのー?
俺も混ぜてくんね?
一緒に飲もうぜ!
四人で飲もうぜ!
ヤベーよ、三人共超可愛いよ
芸能人で言うと、右から順にえびちゃん、もえちゃん、ハリセンボン春菜
早速 ....
春の列車が
終着駅についたので
降ります

列車はまた
新たな終着駅へと
折り返していきます

ありがとう
ここから先は
歩いていきますから

レールの上
とやらが嫌になった ....
身を粉にして働く
マメねー!
と言われる。
そうですマメですよ。

愛をばら撒く
皆が可愛い
皆の{ルビ僕=しもべ}
皆の足を洗う

命を大切に
命を平等に
命に責任を
命に ....
夏嶋 真子さんのおすすめリスト(2197)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
AM_/_PM- nonya自由詩17*09-3-28
星型の住宅- 片野晃司自由詩26*09-3-28
澄んで輝く星の為に- ペポパン ...自由詩5*09-3-28
バスの墓場- コーリャ自由詩19*09-3-28
IT植民地- アハウ俳句109-3-27
ノラ- nonya自由詩11*09-3-27
It's_only_You.- ペポパン ...自由詩5*09-3-27
雪国をゆく- こしごえ自由詩3*09-3-27
- 未完自由詩7*09-3-27
月花のためのチェロ独奏曲- 瀬崎 虎 ...自由詩2*09-3-26
- 壮佑自由詩14*09-3-26
その日は桜の花が咲いていた- 岡部淳太 ...散文(批評 ...709-3-26
超人- ペポパン ...自由詩4*09-3-26
空の真ん中- あおば自由詩5*09-3-26
リレーション- kauz ...自由詩14*09-3-26
- 小川 葉自由詩809-3-25
イチローに嫉妬する- 吉岡ペペ ...自由詩509-3-25
宵の挨拶- 北街かな自由詩10*09-3-25
空中の制止音響の破壊感情の爆発光の独奏そして己の発生- こめ自由詩409-3-25
for_divers_1(Etude_of_techno)- satyri自由詩209-3-25
絵本- たもつ自由詩3009-3-25
スターチャイルド- アハウ俳句209-3-25
春の日- 石瀬琳々短歌5*09-3-25
What's_the_Wednesday- BOOKEND散文(批評 ...6*09-3-25
白木蓮- 花の静寂自由詩4*09-3-25
三月の砂浜で- 瀬崎 虎 ...自由詩309-3-25
フルカラー- ゆうと自由詩4*09-3-25
蝶のように、刺す- 光井 新自由詩3*09-3-25
ホーム- ことこ自由詩7*09-3-24
豆まき- ペポパン ...自由詩8*09-3-24

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