大切にしてきた心
ホラーは見ない
汚い言葉は使わない
嫌な人とは話さない
美しいものを見て
正しい食事
正しい考え
正しい人間関係
愛は出しおしみをせず
いつも笑顔で
今日 ....
風の中のミィ
押し潰されそうな
小さな体を
必死に支える
可憐な笑顔
憶えているかな
丸く小さな影
ただ泣いていた
小学校の下駄箱を
風の中のミィ
一瞬でアイド ....
じぶんの書いたものを、信じてあげる。
泉からきれいな水を掬いとるように、
これはじぶんにとってかけがえない詩なんだ
と心にきめて、じぶんの書いたものを信じる。
それが、じぶ ....
「 せんせい へ 」 作 消しゴムさん
アタシの隣の席のえんぴつくんは
テストの時、裏にキン肉マンの絵ばっかり書いてます
ウチ ....
090504
なつはきぬ
木綿では叱られます
正確には
木綿では嫌われます
そんなこと言って笑わせる人が居て
昔芸者だったとか
おめかけさん ....
仕事から帰ると
三ヶ月前に世を去った祖母の
妹のI叔母さんが
ソファーに腰掛け
親父とお茶を飲んでいた
母ちゃんが
「お茶をもう一杯・・・」
と言うと
I叔母さ ....
私の小鳥が死んだ
何度か獣医さんに診てもらったりしたけど
これが胸騒ぎなのだろうか
部屋の錠を開けるのももどかしく逆光に沈む鳥かごへ駆け寄れば
初夏の陽射しのなかで彼は小さな亡骸と化していた
....
みんな輪になって
みんな心を合わせ
みんな一つになる
みんな愉快になる
花に水を上げましょう
花壇に花を咲かせましょう
ラッパズイセン、ペンペングサ
楽器もつければなお楽しい
....
何も考えずに歩けば
いつだってこの場所へ着く
誰もいない海岸
太陽に煌めいて静かに凪ぐ
灰色の水面
崩れかけた
防波堤によじ登って
波にせり出した端の端に立って
そっと両腕を広 ....
空と海がキスしてる
水平線が
もどかしいんでしょ
雲が
おそろしい白さで
襲い掛かろうとしてきて
波が
はげしく追いかけ合って
ざぶん ざぶん
あたしはたちすくむ
あた ....
{引用=空を描いてクイックターン、
ビルとビルの狭間で
きみはとてもしなやかに
うつくしく、
透明だけど色がある
ゴーグルはすきじゃない、
ただよっているさかなは
酸素がなく ....
金色をつかもうとして
手足をばたつかせていたら
きみはぽつり
ゆきがふってるよ、
と言った
確かに頬には雫があって
ほてった身体を冷やしていく
雪が降っているのは恐らく
ずっと奥の ....
シャボン玉
悲しい歌とお母さんが教えてくれた
風々吹くな壊れるな
虹色に揺れながら
くるりと回って
弾けて消えた
洗濯のりを入れると壊れないよと
お父さんが教えてくれた
だからね
....
人界に白蛇の姫の現れて
相模原白蛇の波動いと高き
うつつには白蛇ワープの名残りか
手、に
繋がれるようにして
あの丘、の存在する、現象の側面に
咲く一面の菜の花の、群衆
触れてはいけない、母の言い付けは破られて
指先は、きりりと痛む
それら、の一面の
膨れ上がる群 ....
ぼくの部屋にきみはいらない
きみの部屋にぼくはいらない
そう いくら距離を保とうとしとても
君はまだ飛び道具を使うし
君は僕の煙を避ける
週末が億劫で 眠くて眠くて仕方ないんだ
どうせ ....
喫茶店の窓で
貴方が来るのを待って
知り合いの店で
デザートをサービスしてくれた
大人になって
それぞれの好きな道で
ちまちまと稼ぎ
ストレスに弱い二人だった。
君は痩せ
僕 ....
朝から
しゃっくりする
左の指
秒針を無視して
血管の縮れる音
何かに似ている
携帯の着信ランプ
あおい点滅の吐息
あなたの奥へ
踏み出せない ....
電車はもう乗り終えた
飴の袋もからっぽ
歩き出す
足元の道はごつごつしている
日の光は花や木にばかり当たっている
ような気がする
水が飲みたい
と思った矢先に
湧き水の立て札
山深く ....
La Roue de Fortune
[正]
運命の車輪は巡る
『見つけた』
仮想空間文字だけの世界
ビジュアルな媒体より
白と僅かの黒の世界で
葛藤や喪失が文章だけで伝 ....
ふせた長い睫毛が
まっすぐにこっちを向いて
貫かれるんじゃないかと
どきどきした
ばかみたいだけど
向き合ってね
一定の距離を
大切にしていると
もうこんなに
こんなにせつない
....
ウゥーいくぜー!
怪我なんて何のその!
オーライト、カモ〜ン!
腹にサラシ巻く
歯を食い縛って
その時間を耐え抜く
笑顔ができない。
挫けそうになる。
そうしていつも
乗り越 ....
人魚生る水中花揺れしなしなと
卵実の白き透明の胎
昼昏し女体白濁の海中に
回転上昇ラメ散りばめて
大波に巻き込まれるは絶頂の
海 ....
眠りかけた猫の横
雨も生もゆうるり過ぎる
階段にだけ残る水滴
たたずむものを映しつづける
明るさのなか
明るさを知らず
光をこぼす光を見つめ
からだの半分が泣 ....
「お詫び」 作 えんぴつくん
いつも「鉛筆くん」をご愛読下さり
誠にありがとうございます ただ今、
作者テガ―ム・ヨルノ氏はえんぴつくんと共 ....
「永遠じゃないものを好きになったらどうするのだろう」と
まばたきが言った
まばたきとは
とてつもなく長い時間で
いつか
乾いてしまう
泣いたりする
結局は
わらったりする
い ....
落ちた数を数えるよりも
水滴の生まれた場所が知りたかった
ささやき声も空気を振動させるような
ぎりぎり均衡を保っているこの小さな空間で
破裂する寸前の風船みたいな緊張感の中
今、きみが生 ....
画布よりウィンクをマルガリータに。ヴェラスケス、ラスメニーナス。
教えてよ。あなたの愛した人は誰?女官よんめいだれにもないしょ。
ちちははは鏡の中なるひとにてや。ほの明るさに朧なる ....
幾千の花束を
胸にして
川の銀河に
旅立つ
足を止めた時は
死ぬ時
それまで歩み続ける
休めない
一本足で立ち
かかしの様に
石を投げられ
烏が肩にフンをする。
重いドスの効いたベース
重たいパンチの効いたバスドラ
ギターの超早弾き
元気の出るリズム
どんなに困難でも
突き進んでいく原動力
歯を食い縛って
腹に力を入れ踏んばる
サイドシ ....
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