里に寄せる
風向きの奏ず



羽二重と蕾む
鬱金香の艶やかに


絹擦れの音、軽く


君、聴こゆるか
そのひとが指した
暗闇に
また星座ができる
夜空の不確かさに
うなずきながら
長い髪が揺れると
それは五等星ぐらい
小さく笑うと
三等星ぐらい

月影を手に入れるために
なにもか ....
いつだって瞬間を見ることが出来ない
気付いたらつんと澄まして
そ知らぬ顔で頭上を照らす
なめらかな曲線で出来た満月

夜にいるにはあでやか過ぎる
汚れることを恐れていないような
きっぱり ....
通り過ぐ地球進化空想が
       ほら物質化し地より湧き上がる


この銀河「地球なるもの」遍満し
         進化同期の彼らに挨拶


夢常時 覚醒・眠りと異質なる
   ....
 寂しむザリガニが一匹、紅一点鮒達の中で泳ぐ金魚に見蕩れていた。今まで見た事の無かった金魚の美しさに唾を呑みながら、ザリガニは近寄る事のできない自分にもどかしさを感じていた。
 そこに金魚が、鮒達の ....
気付いていなかった

守られていること
包まれていること
てのひらにいること

振動を感じて見上げると
電線で翼を動かす雀
池の鯉は大きく跳ねて
しぶきをきらきらと飛ばす

特別 ....
丘陵にひかる
白い壁とガラスの
その中に彼女はいて
いつもの声色で
「やあ」とほほえむ
黒い髪に白いバラ
ブーケにはビバーナムという
時の花
“ 私に娘が生まれたら
  このドレスを ....
あらゆる権威よ
去れ

私を鎖で繋ぐ
ふくみ笑いの権力よ
この楽園を追放だ

テレビのニュースを見ている
各々に語られた事象
もっともらしい前提を否定する

国とか天皇とか
作 ....
晴れの日は
気持ちが軽くなる。
蜜を求めて
飛びまわる。

喫茶店に入り
{ルビ奢=おご}って貰う。
行っては、来て
せわしない。

お互いを誉めて
変化に気付き
お互いに気遣 ....
               090427



時分の花を
咲かせましょう
咲かせた後で
実を付けて
太らせて
実をもいで
欲しいお方に差し上げましょうと
美しい花が咲く
 ....
風を凌ごうと咄嗟に
破り捨てた五線譜でビバークする
知っているよ
その風の強さを
その風の冷たさを

君の涙が乾いていく

音楽の軽さ ゆるやかに
流れるように声を重ねて
君の痛み ....
人生は旅だ
旅のようなもの、ではない
人生は、間違いなく、旅だ
私たちが生まれるまえ、じぶんで買った旅なのだ


そのイメージはこうだ
私たちは生まれるまえ、お金を貯めに貯めた
そのお ....



ちゃぶ台をひっくり返す
それって池田屋階段落ちのカタストロフィなのか
それとも寺内貫太郎の癇癪玉が破裂したのに似ているだけなのか
亡くなった父親がちゃぶ台をひっくり返したのに一度だ ....
高く透き通る
青に終わりはあるの…

渡る風は白く
雲に筋を描いて

幾千の刻が
風化を促した記憶

離れた指先に残る
遠い微かな傷み

僕らの虹に
静かな微笑みを

幾千の刻さえ消せなかった
あ ....
 

水槽の底を覗くと
ハイビスカスのペディキュアを塗ったあたしの爪先に
鱗がはえてゆくの

水の中なら自由に飛べるでしょう
水の中なら


退化する肺に
後悔などしていな ....
つのる程に薫る
零れるばかりの

想いを


薄紫の言伝と束ねて


静けさの陽光を
通りすぎる風に
誰かの
囁き声を聴いたような



只々、
木漏れ日のベンチより滑り落つのは




枝垂 ....
人は一人では生きていない
細胞や細菌と共に生きている
分裂したり動いたり色んな仕事をする彼ら
ある細胞は数日でさようなら
ある細胞は場合によって外敵と差し違え
ある細胞は場合によって自爆
 ....
   「忍者えんぴつくん」  作 鉛筆くん



 ボクが赤ペンでマルをつけようとすると、
 サッと 
 えんぴつくんが入れ替わっている、驚愕の黒マル!

 葉 ....
DM宇宙からの音 大地射る
          不協和音は邪悪撃つ


輪廻遠く霊樹の森に降り立ち
        地球霊と初めての会話


直立す大地に足跡残すのは
        ....
祈ることしかできないと言った
君の傷ついた指先の白さと潔白が
フリージアの訪れで、彩られればいいと思っていた

真摯な言葉で幾度となく揺さぶられた
僕の孤独も
いっそ清らかなまでに傲慢な
 ....
                   090426



くじ運が悪い
クジを引く度に思う
どうせ当たらないのだ
すべての運は生まれるまでに使い果たしたのだと
思うことにしているが
 ....
鏡は反対にうつるから
鏡の中なら、ほら
私はとってもビューティフル

素直な私
かわいい私


でもね
反対だったら私
あなたがキライってこと?


それは嫌
一番許せない ....
君が僕に嘘をついた
僕は気づかぬふりをして
騙されていてあげよう
それでも僕は君を信じる
君を信じる

君が僕を裏切ったなら
それには
きっと理由があって
君には必要なことなんだ
 ....
時計が再生を告げれば
僕の水色の時刻





アロマに誘われ



青くもなく青い湖の欠片に魚のように浮かんで
見えない傷を癒すのだ




?僕の符号と誰かの記号で ....
一針
また一針
言葉の
日向と日陰を
縫い合わせる

一針
また一針
自分の
頂点と底辺を
縫い合わせる

ときどき痛くて
たびたびくすぐったくて
ちょくちょく嘘で
 ....
年を化かし
人をおどし
天然ボケか?
マイペース?

どうだっていいじゃん
ミャンマー
なんだっていいじゃん
函館

バン・ヘイレンのMD
上げよう
楽しく生きよう
ハイハッ ....
昨夜みた夜空を游ぐ三日月をみた

君は今硝子の壁ごしから何かを伝えたくて

吐息を吐いて窓に何かをかきだした

そのもじは反転していて読めなくて

君は今にも泣きだしそうな顔で

 ....
半世紀も祈り続けて
鳩が太っていく
公園の木は
故郷から引き離された子供のように
ぽつん、ぽつんと育って

生きていこうとする力に
種類なんか無くて
他人の生き様を非難できない
太っ ....
時間があるなら桜の名所にご案内しますよ
待たせていたタクシーで駅ではなく桜の名所、展勝地にゆくことにした
運転手さんの話を聞いているうちに展勝地につく
北上川の土手道2キロに1万本の桜がつらなっている ....
太陽のまばたきのたび
土の上の世界は
うすべにからわかくさいろに
わかくさいろから確かなみどりへ
塗り替えられて
月のためいきのたび
つゆはふくれ
つゆを舐め
くさばなは伸びをして
 ....
夏嶋 真子さんのおすすめリスト(2197)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
綾絹の小路- オリーヴ携帯写真+ ...1209-4-29
なもなきほしと- たりぽん ...自由詩1009-4-29
月の卵- あ。自由詩7*09-4-29
地球進化期- アハウ短歌109-4-29
恐ろしい生き物- 光井 新自由詩8*09-4-29
眩しいため息- あ。自由詩9*09-4-28
星のたね- たちばな ...自由詩11*09-4-28
メタ浪漫派- アハウ自由詩209-4-28
ハミングバード- ペポパン ...自由詩8*09-4-28
眩しいため息- あおば自由詩8*09-4-28
春の音- 瀬崎 虎 ...自由詩809-4-27
人生は旅だ- 吉岡ペペ ...自由詩1309-4-27
めでたし- 恋月 ぴ ...自由詩15*09-4-27
想い…- 柊 恵携帯写真+ ...6*09-4-27
揺らぐ、水面に- フユキヱ ...自由詩209-4-27
木漏れ日の席- オリーヴ携帯写真+ ...1509-4-27
人は一人では生きていない- ふるる自由詩609-4-27
鉛筆くん。。- ヨルノテ ...自由詩409-4-26
ディペッシュ_モード- アハウ短歌109-4-26
ファンタジア- 水島芳野自由詩5*09-4-26
くじ運- あおば自由詩12*09-4-26
- ルナ自由詩609-4-26
- 柊 恵自由詩6*09-4-26
水色の刻- オリーヴ携帯写真+ ...709-4-26
詩作- nonya自由詩14*09-4-26
君は狸か狼か?- ペポパン ...自由詩5*09-4-26
ガラスの壁越しの愛- こめ自由詩809-4-26
駅・紙屋町- たりぽん ...自由詩12*09-4-26
展勝地にて- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...509-4-25
太陽と月と詩- たちばな ...自由詩14*09-4-25

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