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どんな歎きでも持っておいで
どんな挫折でも持っておいで
私は今、魔法の杖を手にしたの
私は今、魔性の悪癖を備えたの
どんな悲劇でも構わないから
どんな叫びでも構わない ....
食べるためでも、
死なないためでもない。
私が虫を殺すのは、
ただ、嫌いだからなの。
きっと世界一凶悪かしら、
私というイキモノは。
「ここに、500円の道具があります。
これを使うとあなたは幸せになれます」
とあったときに、
「ただし、少しの代償を伴います」
として、
「ここに、1000円の道具もあります ....
一つと同じ数字の無い
IDが張り巡らされた部屋で
ネクタイにポロシヤツと
不揃いのフアツシヨンで溢れ
「昼白」や「電球」等の細長く
不揃い色の蛍光灯が敷き詰められる中
冷え過ぎる空調に
....
尽きない悩み まだそこまで
力尽きるまではいかないね
ほら、太陽求める向日葵も
蜜を求める蝶も綺麗だから
わがまま言えるのか?
愛を独り占めしたい 欲張り放題
愛溢れるキミを愛した ....
その道を行くなら
襟足を伸ばせる
そこを避けるならば
安定と美の喪失
合図 送っては
悩ます間逆の壁
だけれど、
その顔、
裏切る、
予感
内心は瞼(まぶた)も
そちらに ....
四半世紀ぶりに巡り逢えた
子宮の次に居心地のいい水
かえす波も照らす光も
ありのままを許す不思議な水
歩みを停めて足を浸ければ
すぐ渦創り吸い込んだ水
溺れてもいいと思えたときは
そ ....
行き場ならあるんだ 少し高いけど
眉間の理由はそうじゃない
キラキラ輝く その磨き方が
ここじゃ出来ぬ方法で
ずっと、瞳、閉じて
バカげてる想いかな
誰よりもキミだけを
幸せ ....
ようこそ、御二人様
憂き世からの逃げ場
紙幣と紙券(チケツト)換えて
その重い鞄は置いて
此処から先は御法度
プライバシー護る箱
狭さこそがサービス
どうぞ、で身乗り出す
交差 ....
叫び出そうよ 暗い暗い午前4時
眠れぬ夜は まだ続く見込み
お似合い黒の花広げ
懐かしく新しい傷を背負う
谷から這い上がった後に
さらに深みにこける
雪でできた砂時計は
落ち切る ....
声は聞ける
顔も見られる
だけど
声を発する
顔が見えない
条件付きの日々を
与えられた二人は
偶然の叶う夜に
同じ月を見上げることとか
....
空見上げ 追いかけた
地に降りて 離れ見た
よく似てる 烏だね
黒の羽根、黒の陰
ただ、あまたで補えぬ
笑みで白くなれぬのなら
少しだけの祈り
剥されて、轢き千切られるよ
....
屋上から、
冷蔵庫を、
落とす。
「実はさ、」から始まる声は、
ドアノブを委ねている心
「それでね…」から始まる文は、
見せずにつないだ第三の手
宇宙よりも遥かに広い
引きだし続けて尽きることない
道が生み出す声を聞か ....
僕が若返る運命ならば
見える景色が他とは変わり
僕が若返る運命ならば
過ごす時間と場所が変わった
僕が若返る運命ならば
視線と言葉の色は違って
僕が若返る運命ならば
最期には ....
形に出来ない物事を
言葉に込めると、いつからか
言葉が事実を乗っ取って
表せぬ物を振り落とす
いつしか独り歩き始めるは
足場得た後の葉の方で
例えば素直という言葉
総てを受け ....
セックスは関係ない
ピリオドも必要ない
足元はいつも広く
「本当は腰元から
巻き付けていたいんだ」
隠してる 秘密暴く
求め過ぎないでね、理由は。
自分にすら掴めないのに
....
気付かず歩いて来た道のりに
たくさんの感情を織り交ぜながら
定期的にやってくるこの日は
僕に感謝を思い出させる
生まれる前からの巡り合わせと
生まれるために育まれた愛と
生まれるまでの ....
今、東京の夜にいます。
赤羽橋に着きました。
ふと、顔を上げてみたならば、
東京タワーが見えました。
何、となく引き寄せられはじめ、
そちらに向かって行きました。
なかなか近付 ....