スライドする
月が笑う
夜の窓辺

憂鬱を孕んだ
胸が冷える鼻先

わたしはわたしの行方を
ポケットに押し込んだまま

吸い込まれる
終電の渦

たった1mgの錠剤で
繋ぎ ....
灼熱地獄の中
雪を見つけようとした
山にも雪はないこの季節
ゆびさきから溶けてしまいそうで
原形をとどめるのに一苦労

光から遠ざかろうと
太陽から逃げひさしの中へ
細め ....
高く飛べなくてもいい

少しだけ

飛び上がるくらいでもいい

ハネはいらないかな?

大きく息を吸って

まぶた閉じれば

信じられないほど

遠くへ ゆけるんだ。
アメリカ人たちと会議をするといつも
合理性のなかに弱さが同居しているのを感じる
それは金融危機の起こる前からの印象だ
彼らの言葉にはまず結論がある
彼らの言葉を使うとき
僕らは結論から話すのではない
 ....
雨の夜って好きだなぁ
ソルティドッグ片手に呟く夜中の二時
ベランダの手すりには雨粒がいっぱいで
むきだしの足のウラに冷えたコンクリィトが気持ちいい

夜って水の底みたい
キレイに澄んだ水の ....
見に来たわけではないのです
小エビを掬いに来たのです
けれども夜の二級河川に
いくつか光が見え隠れ

常夜灯が水に映るかと
とぎれとぎれは風のせいかと
思えばふうわり飛び立って
すうっ ....
雨が降り続く夜を
遮ってしまおうと
戸袋から雨戸を引き出しかけて
ふと 手を止める

視界の端で
何かが咲いていた

雨戸とガラス戸の隙間
わずか2cmの
薄っぺらな空間の足元 ....
夏祭りですくった金魚は
10年以上経った今でも元気で
水槽の中を気ままに揺らぎ
ときどき思い出したように
視線を合わせてくる

特に感情は見受けられない

小さな家の小さな水中で泳ぐお ....
今生も来世も賭ける我が進化
        忘却の河の水上を歩け


脳髄に深く浸みこみ本能の
       爬虫類の群れ我が右肩に


晴れた日に書物と会話見開きの
        ....
 その頃・・・・










      「 夢 」   作 えんぴつくん



    夜、

    星になって えんぴつ座 って呼ばれたい
 ....
お昼までの酔い
午後に恐竜が現れてもわたしはしらない
みみずのしっぽは空をむく
定家葛はひたすらのびる
墓にしがみついていたわたしの腕は朽ちた
あなたは植物みたいに芽を吹き出して
わたしが ....
僕たちの記憶は海底に眠っている
それを何百万年後
探査船の小窓から覗いている
探査船の光に照らされた音のない世界
僕たちの記憶は僕たちに気付いていない
不倫はまだ化石燃料にもならずに
探査 ....
 
 
君の街の郵便局に
僕は辿り着いた
大きな荷物を背負って

配達したけれど
不在なので
僕はまだここにいる

早く届きたかった
産声をあげて
君に封を
切ってもらって
 ....
電話のあなたの声がしゅるしゅるとしぼんでゆく
タイムリミットは15分

「ウルトラマンのカラータイマーみたいね」

3分の5倍あると思っても
沈んでいくあなたを掬いあげられないまま
電話 ....
胸が つんと 詰まる
まるで涙をこらえているみたいに つんと
こぼれそうなこの思いは なんだろう

真っ白いシーツ 物干し竿でなびいている
舞い上がる 太陽を包みこむように
ひる ....
ひとは
ただ、泣きたくなる時がある


そらも
ただ、泣きたくなる時がある


ひとしきり泣いたあと
ふと見上げると
虹が出ている時がある


そういう時はたいてい
晴れた ....
工場には 
一つの巨きい機械が常に作動し 
ベルトの上に運ばれる 
「商品」は次々に仕上がり 

( 巨きい機械を組織する 
( 無数の小さい歯車達は 
( 涙を流す、暇も無い・・・ 
 ....
書の山と寡黙な唇ペンは吠え


霊の白 頭上に強く輝いて


白い雲ざわめく街は潮騒に似て
雨は降りぬ
ツバメが飛ぶ
赤子が泣き
木にそよぐ風

ふんどし締めて
9時間の講習を受け
電車のドアにはさまれる
駅を乗り越す

ゼナを飲む
松屋の牛丼食べ
布団に入ったら
 ....
 第七の封印
  ――Седьмая печать ――


碧玉や赤めのうを思わせる背後の
かがやく虹の現れた天空に座した、在って在る者
或いは吾が父である、偉大なる神は
ぶっちゃ ....
舞い散る花びら地に堕ちて

黒く消え行く定めなれば


次世もまた闇から闇…

あなたがいなければ



あやまらないでくださいな

わたしに光をくれた人
 ....
ユニゾン、鳴弦




オベリスクに
隠された真実は




薔薇に片足を


捕らわれたオペレッタ





稀にみる
日常言語学派の横顔に


切なさを
放り ....
「世界」という名のパズルから 
はみ出した1ピースの「私」は 
いつまでも 
自らの存在に、飢えている

風に揺られる野の百合や 
空に翼を広げる鳥は 
「世界」という名のパズルに入り  ....
認めなきゃ
じぶんより志しの低いひとに
誹謗中傷されようと
認めなきゃ
ぼくはその毒にやられてしまう
夜も寝れない口惜しい気持ち
そんなものを認めていても
ぼくはその毒にやられてしまうだ ....
平穏な毎日の中で思い出す
都合のいいきみは
なんだかアニメのようにチカチカして
曲がり角で衝突するために 疾走してみるのだが
ぶつかるのは壁ばかり
たかがメインカメラをやられただけだと強がり ....
キーボード叩く心臓が血を流す


昏く地と全天 光 輝く人と


告白の言語は著され歴史パルス


石 砕く快楽憑かれ墓あばき
会社やめてぇーなー が染み付いたコピー機

あなたに会いたくて が染み付いた枕カバー

急げ が染み付いたサドル

知りたい が染み付いたマウスパッド

やりたいことがない が染み付い ....
あのころ
きみが蒔いた
虹のかけらは

かぜにふかれ
悠久をこえ
きょう
ぼくらのちいさな庭に
七色の花を咲かせた

きみは
あのころとおなじ笑顔して
花たちを
いとおしそう ....
風の手紙は紅に

あなたの想い映し出す


見あげる空は黄昏に

安らぎの瞬間(とき)をもたらす



ただ願う


しあわせでいてね




優しい闇よ ....
                     090513



Kaaaaa!と鳴く

烏のような目をしているね
ガラスのような君の目を
ガチャンと割って
叱られた
思い出を
ア ....
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