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aciddrop

霧雨が降ってきて、網戸の外はキイロのクレヨンの油の匂いがした

カラスアゲハの交尾細工の秒針がカッチカッチ音を立てていた

「私の弱みに 付け込んで、犯してください」
 ....
Starfor divers 1(Etude of techno)

電子と羊水と青と紺の海に僕は潜った

すぐ細い指が両手で200本ぐらいオペレーターに

僕の肉体は分解された

そ ....
僕の精神は、いつもより高い、より深い世界に、ゆっくりと挿入されていっている

寒さが心地よくて

人がいないレンタカーの駐車場で

背中にはホテルが立っていて

みずたまりに反射してい ....
(線香花火をしている少女、僕が登場)

今年も浅墨黒く少年じみて発火していた夏は僕が期待していたより早く病んで、

秋と冬が見えない所まで薄うねり始め それは裏返り苦しむ百足の腹みたいな蠢きで ....
モンスーンでぶちまけた紫のペンキを着たいと彼女が言うから

僕はアトモスフィアを切り出した、すぐに発酵物の腐った匂いと腐った脂がしみだした

すべて見えていた少年の僕は

隠すことも知って ....
また薬を多めに飲んで寝た。 起きた頃に家のチャイムがなった

昔の彼女がやってきた、リミ着ていてかわいかったから家に入れた、

コーヒーを入れさせて、僕はまた本を読みながら、

半分夢の世 ....
月に着いて4日目に信じられないものを見た

そらを覆う、巨大な 黄色いクジラ

音もなく 空を泳ぐ

僕と目が合い

一粒の涙を流し

また泳いで 月の地平線に消えていった、
紅い錆の匂いの工場でお昼から夕方にかけて

カビた野球帽子の骸骨がやさしい手つきで万華鏡をのぞいて

開いた目の骨に虹彩がきらめく

小さなきらきらしたセイギのプラスチックとか好きだった僕 ....
夏嶋 真子さんのsatyriさんおすすめリスト(8)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
aciddrop- satyri自由詩309-4-4
for_divers_1(Etude_of_techno)- satyri自由詩209-3-25
僕の精神は、いつもより高い、より深い世界に、ゆっくりと挿入さ ...- satyri自由詩109-3-22
線香花火- satyri自由詩209-3-19
モンスーンでぶちまけた紫のペンキを着たいと彼女が言うから/d ...- satyri自由詩209-3-18
彼女_人形_口紅_/_dd22- satyri自由詩109-3-16
黄色いクジラ- satyri自由詩409-3-15
終わり_/_ハクイ40- satyri自由詩109-3-7

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