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からっぽな心 / 電車の影を追って


電車の窓から外を見ると冬日の光の影が
併走す ....
たらりたらりと
バリウムみたいな空気が
どんより、
且つほんのり。
汚れた肺で、
ニコチンと添い寝。

灰つぶれる虹彩
はい、つぶれる交際
頑張る頑張らないが、あたまに混 ....
  猛々しい
  雲の峰々をぬってながれるその川に見覚えがあった
  なぜか
  その子に見覚えがあった
  林の奥の僻地の村へは行ったことないのに
  そのおさない者の笑顔に
 ....
  チャイ屋の少年ラムクマールは指先で
  その裸の指先で
  皿やカップの料理を食べる
  コツをかれに教えてくれた
  ふるくからの言い伝えだと話してくれた


     ....
ふたりで見た海を通る

消したい記憶を消せるほど

ぼくは澄んではいない


吹き消されない光の源

その物真似をしている


ふたりで見た海を通る

消したい記憶を消せる ....
幾とせ過ぎたか
このひと世

移ろう空気に
まかせる身



真夜中闇に
包まれて

白昼は日の
光浴び



宙の広がり
定まることなく

時の流れ
留ま ....
発情スイッチ
午前二時

インもアウトも
無造作に

妄想奇しくも
花開き

癇癪玉が
割れました


誰か食らってくだしゃんせ
骨までしゃぶってくだしゃんせ
こんな女で ....
目を瞑っても嫌な事はそこに在る
目を瞑っても轟音からは逃れられぬように
耳を塞いでも恐ろしい事は起こっている
耳を塞いでも嗅覚は異臭をとらえるように
鼻をつまんでも根本事由はごまかせない
鼻 ....
母の愛
懐かしい恋人
僕自身

僕の血がかよっていたはずの手袋が無くなって
とてもココロと懐が寒くなってでもね

怜ちゃんとドライブに行くの
羨ましいでしょう
あのうれない詩人の土屋 ....
じゅうじか?
ううん
かざぐるま?
ううん
なにかのかざり?
ううん
なに?
しゅりけん


チラシを細く丸めた棒を二つ
十字形に組み合わせて
セロテープでぐるぐる巻いてあ ....
青い空を白い雲が流れて行く
さらさらと水の流れる音がする

地上から隔絶された空の楽園
ここには僕以外誰もいない
静寂と孤独だけが僕の友達

ささやかに続く平穏な日々に満足していた
あ ....
吹き荒ぶ二月の夕刻
山裾の疎らな住宅を
訪問営業でまわるのは
 実に 切ない
長靴ギリギリの雪をこぎ
通りから玄関までの細道を通りぬけ
もはや顔面がかじかみ
鼻水が垂れている感覚すらない ....
飼っていた黒猫が突然行方不明
家の玄関の鍵は掛けていた
どこか窓が開いていたのか
窓から見える風景は
空っ風舞う冬景色
街路樹の葉はあらかた落ちてしまい
魚の骨の並木道

ふと見る ....
強く高みを掴んだ
脚に力を射して
秒速の息づかいを届けた
筋肉の震え
ハチドリの余韻
ふたごの虹

高音域を続けたのち
からだをつらぬく絹糸
歌はすべて感情から生まれ
歌はすべてあ ....
世界は様々な色と形に溢れている
雑誌や広告にも様々な世界が散りばめられている
//透明な硝子板の上//
配置を考えながら切り分けてみた
淡い色と鮮やかな原色のポーズ
長 ....
――薄氷の空
  貴女を攫う雪の華が綺麗で
  ただ見つめることしかできない
  世界を彩った、鮮やかな白



凍える大気
震える太陽
足下の街並みは雪に沈む


何一つ変わ ....
前略、先生へ

突然ですが

『全てを背負う決意』と

『全を捨てる決意』では

どちらを選んだら、幸せになれるでしょう?

私は前者だと思って今までやって来たつもりだけれど

 ....
Love me loudly,love me hot,
Love me madly,love me dry.

飢えた獣のキスをして
潤すためのキスをして
貪り尽くすキスをして
欲に滾った ....
今朝も
様々な具材を乗せて
すし詰め電車が
発車していきます

季節は冬ゆえ
暗い彩りになることは
ご容赦いただきます

味は
休日明けゆえ保証します
たらふくご馳走を腹に溜め込 ....
つまらない試合だったと反省する俺を

そのまま励ますようなことはしないでくれ

悲しみに素直でいられなくなるから

考えに酔うように俺に喋りつづけないでくれ

頭でっかちには素直でいら ....
感覚は、何かがあることを教えてくれる。
それはその物が何であるのかは伝えないし、
その物にまつわる他のことを伝えてもくれない。
ただ何かがあることのみを知らせるのである。

(C.G.ユング ....
車椅子に座らされて 
ポツンと窓辺の席に居た
病院の中は明るく 
居心地良さそうに思えた
眼を閉じて朦朧としている 
あなたは……
見舞いに来た
娘たちの顔も分からない
どんよりと眼を ....
今ごろ何しているのかな

きっと趣味のデジイチを首から提げて
お気に入りの被写体を求め
谷根千あたりを自転車で走り回っているのかも

そんな感じに好きなひとを想ってみる

なんか幸せな ....
食べる 食べる 私は食べる
鬼か 悪魔か
私は今日もヒト狩りに向かい
心を いくつもの心を
捕らえてくる

汚れたテーブルの皿に
煮込まれた心が
盛られている
様々な心は
東から上 ....
そう時間はかってにながれてゆくね

僕たちをのせて

時々思うのだけれどこの時間がとまればってね


愛を紡ぐ時間は短すぎてしりきれトンボ

なにもドラマはないままドラマはすすむのだ ....
二十歳の誕生日も近づき
お祝いに赤飯を炊いたというから
おすそ分けを貰いに寄った
買物のついでにお菓子類など買って
ちょっとお祝い気分
日曜日で車庫に車がない
ああ 遊びに行ったのね

 ....
水溜りに映った 贋物の太陽
掌を伸ばせば 掴めると思った空色の毛布
わたしのHPはどんどん下がってく
生温い脱力感で 目を瞑る

極楽鳥の歌 極彩色の夢 
オルゴールのネジを巻いたら 
 ....
 
音だけが交差する 黒い海

波間にキラキラ 海蛍

お願いだから消えるなんていわないで 海蛍



 
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それは
青空を巻いて
大きく旅立って行ったのだった

遥か眼下に
広がる世界は
大きく変わろうとしている

幼い頃
見 ....
聞こえるのは
屋根から滑り落ちる小さななだれの音だけ

加湿器からもくもく白い蒸気が上がって
湿った空気がじゅうまんする

だるいからだとひどい頭痛
おでこだけがひやりとして
細胞がた ....
nonyaさんの自由詩おすすめリスト(5070)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
からっぽな心_/_電車の影を追って- beebee自由詩28*12-2-5
快活のうみ- 小脳自由詩212-2-5
K氏の戦場にて- 石川敬大自由詩1712-2-5
バリにて、カメラマンK氏は- 石川敬大自由詩11*12-2-5
ふたりで見た海- 吉岡ペペ ...自由詩2012-2-4
遠い日- シホ.N自由詩312-2-4
_- faik自由詩13*12-2-4
- salco自由詩19*12-2-4
忘れ物- 梅昆布茶自由詩7*12-2-3
しゅりけん- 壮佑自由詩23*12-2-3
空中庭園- 未有花自由詩17*12-2-3
かまぼこ型_どんぶり型- ただのみ ...自由詩19*12-2-2
鏡の中の猫- ……とあ ...自由詩24*12-2-2
ひかりと歌とふたごの虹- たちばな ...自由詩23*12-2-2
アフロにヒキ/ヒキコモる- アラガイ ...自由詩9*12-2-2
薄氷の空- 涼深自由詩412-2-1
先生へ- 永乃ゆち自由詩2*12-1-31
XOぢゃん- faik自由詩8*12-1-31
人間巻き- そらの珊 ...自由詩13*12-1-31
のらり歩こうよ- 吉岡ペペ ...自由詩912-1-30
夢のつづき_(夢喰植物)- 乾 加津 ...自由詩19*12-1-30
【_つれてかえって……_】- 泡沫恋歌自由詩11*12-1-30
優しいひと- 恋月 ぴ ...自由詩30*12-1-30
Image(冬)連- within自由詩7*12-1-30
j時という船- 梅昆布茶自由詩512-1-30
誕生する- 砂木自由詩17*12-1-29
【_デジャ・ヴ_】- 泡沫恋歌自由詩8*12-1-29
海蛍- 殿上 童自由詩25*12-1-28
孤影_/_遠く飛び立って行った白い鳥- beebee自由詩28*12-1-28
たいおん- 森未自由詩17*12-1-28

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