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【ほら、見てごらん】



そういわれ


僕はそっと小さな箱の中を覗いてみた。



箱の中には螢が数匹…



螢の光はとても


綺麗で優しくて、 ....
めを とじる
やみの なかに

さらに ふかい やみの なかに
おりる とびらが みえる

あの やみには
ふれては いけない

こわばった ぼくを
ほぐすのは
たいおん ....
ふゆの匂いがする

ほわり、
冬のお喋りをしよう

たくさんのきらきらするものが
眠たそうに待っているのは、きみの春
あの頃の小さな息吹が
ほわり、と手さぐりしながら
追いかけてくる ....
殺風景なガラス張りの待合室に覚える
独特な曖昧さを避けてみるのも一興と敢えて
乾いた風の吹き抜けるホームに佇んでみた

乗ろうとして乗らなかった準特急の走り去った先には
見覚えのある古い建物 ....
踏み止まろうか踏み出そうか迷う毎日白い線。
快速電車の吸引力を肌で感じ始めている。
存在はある日 突然 消えるものでなくて、
それ自体が無くなっても受け入れる側が認めない。
誰でもいい。誰かい ....
北行列車は、かれこれ数年間は立ち往生している
車掌はいつも困り顔で客室に説明をしに来る
私はそれを聞かずに窓の外を見ている
雪が窓に張り付くとふわりとした光を持つ
「蛍の光、窓の雪」と歌ってみ ....
こころ秘かにそう呼んでいた

――温泉宿ではなく海辺の一軒家を

灰褐色をした雑木林と
露出した山肌が囲み、
いつからか戻らなくなった主の代わりに
月に一度か二度、ぶらり現れては泊まって ....
光を失う

こころで感じる

宇宙では皆さん

ひとりぼっちになって

つながっている


しあわせって

それを感じる

アンテナの数


光を失う

こころ ....
風呂あがりの
ほてった身体を
常夜灯だけがともる
洋室で冷ます

妻も娘も寝静まった
夜更けに
フローリングの床に
じかに座る

柔らかな闇に身を浸すと
穏やかな気持ちになる
 ....
 

野菜スープを
朝食と同じように,出す
雨は止み、妻帰り来る
夕食時

木曜日は絵を描く日
薔薇を四輪
妻にはまだ見せぬ
二人で外へ、傘をさす

雨の木曜日
木曜島という ....
あしたから

わたくしは祈るのです

今夜から

わたくしは祈るのです

帰宅してすぐ

わたくしは祈るのです

帰宅してすぐ

今夜から

あしたから

わたくし ....
たくさんのものを捨ててしまいました
あなたを追いかけるためにたくさん捨ててしまいました
でも、惜しくはありません
私の一番はあなたなのですから

胸にあるのはたった一つあなたへの恋の炎だけで ....
               090118



語感が好いからと言って
のんびりしすぎた
背伸びをしないで居たら
背中が堅くなってしまった

三重塔が美しい姿態を日に曝す
光り輝 ....
沙漠。人たる飛沫の色と喘ぐ口
そして些少の水、忽ち陽も声なき砂に埋もれ
凛として立ちつづけた女の淡い影
匂い燻る、榴弾の転がる塹壕を後に

夜の静寂が痩せた躯(むくろ)を晒して
番いの命、 ....
Nice to…

ああ、キン肉マンのおでこに書いてあるやつね
違ったっけ?

あなたは苦笑いしながらも頷いてみせる

完璧主義者を気取るあなただって
お母さんのお腹から出てき ....
一九九五年
一月十七日五時四六分五二秒
兵庫県南部地震
後の阪神・淡路大震災発生
死者六千四三七名
負傷者四万三千七九二名
行方不明者三名
避難人数三〇万人以上
未曾有 ....
薄氷が張った空の
水色の向こうに何があるのか
私にはわからないけれど
朝、目的地の自転車置き場で
ふと、立ち止まり見上げていた
空には、肉眼で確認できないほど
かすかな穴が開いていた
誰 ....
次女を塾に送って行った帰り道
エタノールの臭いを感じた妻が娘に訊く

 消毒液の臭いがしない?

それを聞いた娘は心配そうな顔で

 おかあさん、ダイエットしすぎ

妻がキョトンとし ....
花しょうぶ
さびしく並ぶ
ホームの柵で
白いパンをちぎる
包むもののない肩は
冷たく硬く
黒い雨の滴は
長く久しく
朝はこんなにも
騒がしい

ビルを巡る溝渠の水が
空をつかん ....
夕方から

タイ古式マッサージにゆくことを考えている

残業している社員たちに

オフィスグリコを奮発してあげる

いちにちを祈ろうと

なんどか試みたけれど

タイ古式マッサ ....
かの女は脳天気
ときどき夜遅く、酔っ払って帰宅し
ねむけ眼の娘のまえで歌を歌い、そして
だれよりも早くねむる
ときどき大いびきをかきながら

かの女はおこりっぽい
かの女は平気で娘のまえ ....
こどものしごとはなあ

勉強と

うちのお手伝いと

友達にやさしくすることやで

自転車のうしろの僕に

よくそう言っていた叔父は

定職につかず

まわりをいつも心配さ ....
 立原道造記念館に行った日 
 「立原道造と堀辰雄」という図録を 
 細い両腕で包むように 
 君はぎゅっと抱き締めた 

 後日僕は独りで 
 同じ場所に佇み 

 在りし日の詩人の ....
兎の部分

なぜか水色

西の空に

祭りのあとの

白い月

粗雑なだけの

情事には

熱はなくて

確かめる事しかなくて


虚しい

いっぱい汁を出し ....
午後も行き過ぎて
3:00時を回る

街 街は歩かれるべきもの
二足歩行は地を這う者らの
究極の進化

重力を無視できる
二本の腕を十本の指を自由を得た 勝利

我ら工作人 羽根さ ....
悲しんでいるの?笑っているの?
遠い目をした夢追い人よ
あなたは時計を止めたまま
何を思っているのかしら

愛に疲れ果てて心凍らせて
もう誰もその瞳には映らない

私の冷たい腕に抱かれ ....
頭の中の
箱の中に

小さい女が
住んでいて

髪を方々
振り乱し

知らない言葉で
なにやらわめく

箱は女の気分一つで
如何様にも変化して

きちんと
合わさる
 ....
はじまりの中に
あなたは最初から
潜んでいたか
いたり、
いなかったり

選択できる
あいまいな自由に
わたしは
頬を赤くする
けれど

地べたに座りこむ
ことばの断片
引 ....
したたる、したたり、

侵食しはじめた月夜に
手足はどこまでも深く伸びている

やさしく影を包み込むようにして
月は、静かにあたたかい

当たり前のようにそこにいて
闇が照らすはずも ....
ひろいひろい畑にて
老いた木、一本ありました

ひろいひろい畑には
淋しく淋しく木が一本

ひろいひろい畑に生える
老いた淋しいその木には

ここぞとばかり、この秋は
たくさん ....
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