すべてのおすすめ
昔遊んだ近所の公園からは
いつの間にか遊具が撤去されていた
鉄のスイングや回転式のジャングルジム
あの頃は怪我しながら沢山のことを学んだ

最近の子どもは公園に集まって
別々のゲームして遊 ....
なぜかラッキョが無性に食べたくなって
ラッキョ探しの旅にでた

町を捨てよ、うちに隠ろう
そんな兆しに敢えて逆らってみようと
チャリで走る四谷四丁目交差点
ふと見上げれば鷲ならぬ天使の舞い ....
いつもどおり
あたりまえ に
きれいに片付いており
業務 は滞りなく
流れる

あたり一面散らかって
業務 が行き詰るとき
ようやく わかる
だれかの 不在 を

いともたやすく ....
吸いかけのタバコを灰皿に残したまま
別のタバコに火を点けてしまう
もう何杯目かは
忘れた
三半規管がサボりだして
その加速が止められないまま
もう上手く歩けるような気がしない

別に酔 ....
陽の強さが
キラリと
冷気を突き通す頃


爽やかな緑が
恥じらいながら
黄緑色に頬を染め
やがてそれは喜びの色へと
変わるであろう
確かな思いを抱かせながら
ヒヌマは
密やか ....
      
             081007



オリノコ川に
月が出て
野猿の群れも
眠りについた
静かな雨が降る前は
猫の子一匹騒がない

幻想と否定するだけの
 ....
悲しい歌を忘れられない
あなたがいつか手をのばす
その先に何があるのか
指先は語る事を知らず ただ
まばたきもせずに一心に見つめる
あなたのあの眼差しが欲しいと思う
風さえも忘れる束の間の ....
夜半に君はやって来て「最後の列車に乗れ」と言う。
あまりに突然なものだから頷くことしか出来なかった。
最後に会ったのはいつだっけ。なんだか遠い昔みたいだ。
あの時君は何て言ったかな。ダメだ何にも ....
尖る月が橙で

月の香で色づいて

冬の匂いで想う

近付いてくる
僕が生まれた季節が

雪の結晶になった君が
降ってくる

手の平で溶けて
僕の血になって

青白い月に ....
 キリンの頭の上から飛び降りて
 勇気をもっておやつの時間にした
 ねむってるあの娘をむりに起こさない 
 時計の針はからまって
 かわいいビスケットの形をしている

 ....
斜面を切り分けて
父の家が建つ
小さな

直方体を
重ねただけの
たぶん
遠い質量の

かたちのないたましいを
とどめおくために

ほっとした表情で
母は告げる
これで
 ....
丹田呼吸法breathing exerciseを数分行ない
額の中央(第三の眼)へ朝日の破片が
熱い速度で注ぎこまれた
わたしはジェダイの騎士、ヨーダだ、
そして宮本武蔵だ、と十回ほど唱えると ....
死んだおじいちゃんが
君が気づかないように
枕元にチケットを置いた

太陽の管弦楽
冥王星が吹き飛ぶ 重厚な音の味

 ご招待 官能のGORGEOUS TIME

トトロには影が ....
はねを生やして飛び立とうとするのは
なにも言葉だけじゃない
重すぎる心臓を
あかく吐き出しながら
お前のことを絵にするのは
いいかげんにしなくちゃね
お前はそう、
ひっそりとやさしいに近 ....
(一)

「ここも戦場になるのね」

キキはちょっと悲しそうに呟いて
刈り込まれた芝生の向う側に
迷彩服の男たちを認める
忙しく移動式対空レーダーを組み立てていた
目的のためなら一番大 ....
    (わたしは秋
     枯れゆく落ち葉のしたで
     春の夢を待ち焦がれている)



北国の夏はぬるい
日焼けした肌
汗臭いTシャツ
サングラス
海と空がひと ....
静かな木漏れ日の向こうに
やさしい香りに包まれた人がたたずむ
朽ちた古城を背景にその人はいた
それは昔々の神話のような
何と感傷的な横顔
アポロンかエンディミオンを思わせる
木漏れ日は宝石 ....
ほどなく
空は なだめるように
いくどかのまばたきをした
何度目かの夏
もうすぐ花柄の猫たちが
砂丘のほしに
帰ってゆく

波の音
水平にひろがる
君のこきゅうと 両腕
ほど ....
伸びきった髪を
バリカンで刈るような作業
稲刈り後の田んぼは
すっきりとしていて
その清々しさが
秋の空気を絹のようにする


***


新米は少し水を少なくして炊く
十代の ....
西日が射す
階段の踊り場から
子供の声がする
懐かしい声が
あれは
ボクの声だ

 ボクがそこに座り
 マンガの本を読んでいると
 台所のほうから
 タンタンタンとリズムよく
  ....
胸の想いは、
薔薇色の珊瑚だよ

だから貧乏だなんて
口が裂けても
絶対に、
言ってはいけないよ

こんなふうに、
今は。
志のある人なら誰でも
・・・・とても
苦しい、時代だ ....
静けさを呼吸して
ふくらんだ悲しみをはく
そんな自分を少し可哀想だと思う

今日も一日、雨だったから
なんて、理由にもならない

何となく電源を入れた
パソコンがウィーンっていいながら ....
毎日不安だった

誰も私を必要としてないんじゃないかと

誰かの一番になれないんじゃないかと

だから毎日寝れなかった

暗闇の中で一人

泣くことも出来ず

ただ、ただ

 ....
 スコープのさきに
 わたしは詩をとらえた。
 詩は、スコープのなかで揺らぎつづける。
 狙いはさだまらず、
 わたしは引き金を引けない。

 わたしが躊躇うあいだに
 詩の精は、スコー ....
実態がない
1ミリもない

あの子の必要としているのは俺じゃあ無くて
俺が必要としているのはなぜあの子なのか
そしてこのタイミングなのか

三本足の野良犬のびっこの足跡をたどる ....
憂鬱な金融機関に預金してあげる
木曜の昼休みに窓口でスマイル
ATMの顔色うかがってもしゃーない
ランチ後の視線で女子行員を読む

眠いのは きっと僕だけじゃない
寝溜めた時間に利子が ....
ゆっくりと立ち昇っていく煙草の煙を
いち、に、さん、し、と雨が打ち消して
季節外れの、風鈴の音が聞こえる
りん、りん、猫が顔を洗っている

頭の中で
ろいやるみるくてぃーが
湯気をたてて ....
冬の継ぎ目を
誰にも気づかれないように
走りさったあの日

あの日は毎年やってくる

それは 玄関の扉を開くと同時に

背中に 過去を想い出す懐かしい匂いと
肩に もどか ....
 
雑音が聞こえる
鞄の中から
聞こえる声を聞きながら
母は呆けた

雑音が聞こえなければ
昔のような
声で母は話した

鞄の中から
雑音が聞こえると
途端に母は
声を濁らせ ....
二重奏が聴こえる
ベースとピアノが語らい合っている
たった今、老年のピアノ教師は華やいだカードを引いてしまったらしい
指先からときめいていく旋律が、ベースのコード転回に絡んでいく
熟年のベーシ ....
nonyaさんの自由詩おすすめリスト(5121)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
こんにゃくゼリー- 1486 106自由詩6*08-10-8
Billion_Dollar_Babies_1st_Step- 恋月 ぴ ...自由詩8*08-10-8
まほうのうた- 《81》 ...自由詩7*08-10-8
泥酔する三半規管- 皆月 零 ...自由詩9*08-10-8
稲穂の実る頃- 青い風自由詩5*08-10-8
蟻の子一匹- あおば自由詩12*08-10-7
ダナエ- 石瀬琳々自由詩24*08-10-7
『Rapid_Train』- 東雲 李 ...自由詩3*08-10-7
花の色、月の色、冬の匂い- 水口わす ...自由詩108-10-6
ねむってるあの娘をむりに起こさない- カンチェ ...自由詩708-10-6
帰路- umineko自由詩28*08-10-6
プラネタリウムの楽譜- 《81》 ...自由詩8*08-10-5
トトロには影がない- 北大路京 ...自由詩10*08-10-5
光速の美夏- 石田 圭 ...自由詩2308-10-5
混濁のひと- 恋月 ぴ ...自由詩17+*08-10-3
わたしは秋- 乱太郎自由詩29*08-10-3
- 未有花自由詩11*08-10-2
くじら- はな 自由詩3208-10-1
新米という季節- 小原あき自由詩14*08-10-1
踊り場/台所- 皆月 零 ...自由詩11*08-10-1
ちゃんと御飯だった- atsuchan69自由詩30*08-10-1
静けさを呼吸する- タマムシ自由詩11*08-10-1
ありがとう_〜友達に送る言葉〜- 結華自由詩3*08-9-30
詩の精- 寅午自由詩108-9-30
ミリ- モリマサ ...自由詩1608-9-30
BANK!_BANG!_ビガロ!- 北大路京 ...自由詩18*08-9-30
さよ- かのこ自由詩608-9-30
ふゆの日- さくら自由詩14*08-9-30
- 小川 葉自由詩17+*08-9-29
Everybody_Loves_Somebody- 渡 ひろ ...自由詩18*08-9-29

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171