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      絶望的な希望の唄を この世の果てで口ずさむ


崩れかかった廃墟に囲まれ 頭の中で鳴るメロディー
今にも消えてしまいそう

虚ろな偽の灰色の瞳は 透明さを無くしたガラス
自分 ....
ねえねえと肩を揺すっても
寝たふりしてたはずの
あいつは
いつの間にか深い眠りに落ちていて

久しぶりに触れ合いたかったのに
わたしのこころは
ちょびっと傷ついてしまった

それでも ....
詩が生まれないこと
満腹な証し
なにもいらない
なにももとめない
言葉は
ことばであればいい
深みもなく
潤いもなく
その場限りの
ものでいい

詩はないほうがいい
幸せなもの ....
固溶体、solid solutionとは
2種類以上の元素が互いに溶け合い
全体が均一の相となっている固体をいう、とか

ああそうですか神様
また何やってんですか神様

宇宙には
宇宙 ....
今日は地元の祭りだ
うちは農家だからそんな時だけ店を出す
梨やさつまいもやごぼうなんかを売る
そこらの市場の真似事みたいなもんだ

浜の方のおばちゃんと
親戚のおばちゃんと
村のまんじゅ ....
今夜も蜜のような月が出た
夜を飛ぶにはふさわしい月夜だ

さあ窓を開けて
翼なんかいらない
飛ぼうと思う気持ちさえあれば
どこへだって飛んで行ける

蒼い闇に溶けて行く
この高揚とし ....
汚れちまったあぶらみに 今日もコショウをふりかける
汚れちまったあぶらみに 今日も肉さえ食べすぎる

汚れちまったあぶらみは たとえば今夜は揚げ衣
汚れちまったあぶらみは コショウのかかって縮 ....
                    080827


未来少年コナンを呼んだ
コナン! コナぁン! コナぁーーン!!
コナンは来ない!
来ない気だ!!
腹が立つが
2008年の夏も ....
硝子に押しつけた
こめかみをたどって
冷たい雨がしたたる
降車ボタンは
どれもかなしく灯りそうで
斜めに落下する、指先

目的地なんて
最初から
あるようでなかった

オクターブ ....
空がショートする
その音を聞く


湿った空気に曝され
紫煙を吐きながら
亡霊のように
立ち尽くす
ベランダで
舗道を歩く影を
見る

傘は歪み
稲妻が空を裂き
一瞬その ....
駐車場にちゃぶ台があって
さも当然のことのように
家族がそれを囲んでいる
夕飯
一家団欒
座布団もない
ただ、ちゃぶ台だけ


楽しそうな会話
夕日が横顔を照らす
ひじきの煮物
 ....
翼をつくる 明日のために
でもつい大きすぎるものにしてしまうから
空は飛べない
仕方ないのでそれをつけて歩いてみるが
人から笑われる

財布を開く 生活のために
ヒラヒラはすぐ羽を伸ばし ....
カラカラの洗濯物
風の匂いを吸い込んで
ロサンゼルスまで放り投げた雲も
そろそろ戻ってくるだろう

最後の夏が終わるけど
また会えるよね

君と君と
かき集めた砂場のすなを
そっと ....
雨が屋根をたたいている
夜は
この街の夜は いつも雨
世界を願う歌や 戦う人の歌を聴いた
胸焼けがするほどに湧いてくる
愛する人を失って家を無くしたら
私が家になればいいの きっと
わか ....
{画像=080722004625.jpg}

飛べ 飛べ
おれよ 飛べ

まっしぐらに 飛べ
何も考えずに 飛べ

踏み切って 滞空する時間に
脳裏をめぐる 想いは
展開の素早さに ....
転がるように、おどけるあなた
まるでピエロみたいだった

はらはら、わたしは
あなたが演じるあなたを
ただ見つめてる

空中ブランコ、ゆれてもその手を
つないだその、手をはなしたくはな ....
胡瓜がある
美しい弧
青々とした肌
適度な間隔を開け
並ぶ突起

私の若い頃には
胡瓜は地を這い
地と接する腹は白かった
緑と白、間に黄色
あの化粧っ気のない胡瓜
最近見なくなっ ....
雨のスクランブル交差点を眺める 
2階のCafeで 
木目のテーブルの上に 
「 アランの幸福論 」を開く 

信号が青に変わり 
湿った白い梯子の上を 
流れ出す 
色とりどりの傘の ....


飲みさしのコーヒーの中に
砕けた夏を発見した
掬い上げようとしたら
逃げるみたいに砕けて沈み
底の方で銀色に光っている
人差指でかき回すと
跡形もなく溶けてしまった

 ....
B列車で行こう
一つ前のA列車は
もうとっくに発ったから

B列車で行こう
ひとつ後ろのまたその後ろの
A列車に何回追い抜かれても

バナナトレインで
バナナシガーくゆらせながら
 ....
 削りカスが飛散すると共に
針に光沢が戻る
ぎざぎざの淵がついた葉に差し込むと
    一瞬抵抗した後屈服する

 雪に墓標を立てる
片栗粉のような景色のなかに虚ろに佇む
  立てられた ....
永遠に交わらぬはずの者同士が
交わろうとする



水と油
そんな感じで



高温にまで熱せられた油は
邪険にも寄せる思いを弾き飛ばして
ふつふつと
行き場の無い怒りに震え ....
僕の名前は皆月零胤 でも名前はまだない



多分それは小学五年の夏休みが折り返した
そんな時期だったと思う
空き地の隅には僕たちの秘密基地があった

それはホームレスのビニールシート ....
大塚
都電の線路沿い
ホープ軒の隣の隣にある世界飯店は知る人ぞ知る世界飯店
一番の人気メニューはぱりっとした鴨焼飯
1000円
B級グルメというジャンルがあるらしい
B級
俺が今 ....
              080820




夜というのは
夜があるのは
地球人には当たり前
でも
太陽人には不思議なことで
夜なんて
何処にも売ってない
もしかし ....
果てしない闇の中
なぐさめの月を抱く
その瞳に映す僕の罪は
笑うたび優しく刺さる抜けぬ棘

欲望は満たされることはなく
偽りのぬくもりは
終わったその瞬間から
この手の中から零れ
漆 ....
私はあなたに買わされた
死人リストと
講義が退屈で死にそうだ
あなたの指揮するその
歴史を俯瞰する傲慢な
ええじゃないかに乗り切れない
平成のご時世に
タイ米を食ったのだ
この俺は
 ....
選んだ道を歩いている



振り返れば

違った道もあった事を思い知らされる

この道がどこへ続くのかは

最後まで行かないとわからない



今日はどこへ続いて ....
今日も地球は回っていて
誰が休もうが
巡り巡るこの世界に私はいて

犬がシャーシャー吠えたと思ったら
郵便物が届けられて
雨が降ったと思ったら
テレビに写る虹が恋しくて

何の許可も ....
あたたかな毛布にくるまりながら
君の名前を小声で叫んでみる
世界のはじっこで
群れにはぐれたトナカイやヒツジも
安心して駆けつけてこられるような
優しい距離で



いつのまにか伸 ....
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