すべてのおすすめ
分からないままに歩き続ける
たどり着く場所なんて知らない

まして此処が何処かなんて
想い描く余裕もないから
ただ流されるがままに
諦めて誤魔化して色褪せていく

その世界を壊せばよい ....
聞こえるの

まだ悲しくないあの頃

振り向けば

そんな気持ち片づけて笑ってる


遠い

記憶のまだまんなかで

夜道を

祭りのあとみたいに歩く

月明かり
 ....
俳優は事件をひとりで引っ被っている

現場にいた元総理の息子と

死亡した女とのあいだには

国家レベルで容認できない何かがあった

この事件を掻き消そうとして

あの女優夫婦にも ....
十個風船を持ったら空を飛べるかな?
百個風船を持ったらどうだろう?
もっともっといっぱい持ったら?

そんなことを考えていた子供時代
中々身体が宙に浮かずに悔しかった

お母さんからご近 ....
四次元ハーモニクスは

夜の公園に不気味に響く

欠片を拾うことを

罪へのお返しだと思い

喜んで組み立てていた

見えない所では

僕が思う人は今日も

ネオン街へ知ら ....
冬の夜空ったら輝く星ひたすらまぶしくて

手編みのマフラーとか恥ずかしい思い出の数々

泣きながら破り捨てた一枚の写真
私の肩を抱いていた男の顔
なんて
忘れたような
未だ忘れられない ....
君の夢を見た

もう見ないであろうと思っていたから

何とも言えない朝だった

疲れがたまるといつもこうだ

君はなんだか小さくなってて

記憶も曖昧になってきたのだなと思うと同時 ....
宇宙の中心に

じぶんを置いてしまうから

厄介がうまれてしまうのだ

宇宙の中心に

じぶんを置かなくたって

どうせ置いてしまっているのが

じぶんというものだ


 ....
ふと君と出会ったので
なにを思ったのか
結婚する気になってしまい
程なくして言葉に出してしまい

ふと言葉に出してしまったため
なにを思ったのか
結婚することが現実的に思え
程なくして ....
暖かい灯火を抱いて
真っ白な肌は
羽が積もるのを待っている

ルビーは血の色
瞳の色
真実を咀嚼して
淡い炎で
赦すのです

隙間に光を集めて
閉じ込めた心を
透かしたら
温 ....
四日の夜には息子と散歩をした
息子は自慢話を聞かせてくれた
子供ってたぶんみんなそうだ

ふしぎな月の夜だった
月のまわりにおおきな円弧がかかっている
それを息子に教えた

お父さん、 ....
きみから放たれた愛しい種子は
酸素に混じり肺に吸い込まれ
潤んだ空間にじわじわと溶ける


熱いため息が吐き出されたとき
そのあまりの重さに
飽和状態であったことを知る


きみの ....
ニュートラルな空気
僕の頬に触れているけれど

そこにあることすら忘れていた

ペダルを踏み込む
ふらつきながら動き出す自転車

そこにあった空気を押しのける

次々と 次々と
 ....
シャンプーハットを被って

カッパと言い張った

100%天然素材そんな物体は

本当に人間に害をなさないのか

いつか全人類が僕だけを残し

死んでしまったら

それは愉快で ....
筆を持つ腕の無い僕は
口で絵筆をくわえ
カンバスに向かって
朱色を引いた

引いた朱色は次第に濃くなり
カンバスの中央で丸くなった
カンバスの下には申し訳無さそうな
地平線があり
空 ....
手離したはずの選択肢
見渡すことの優越感と
逆戻りする緊張に枝分かれして
毛細血管に絡み付きながら
そっと微笑みに呼び掛けている


遠くなった残り香は
脱け殻を捨てることを拒んだ
 ....
うっすらと

冷えた微風にほんのりと

さやかな湿度とキンモクセイ

夜道をスーツは落ちてゆく

まよこを電車が落ちてゆく

ほんのりと

さやかな湿度と焚火のなごり

胸 ....
男よあなたは
力強いその腕を彼女に見せるべきではなかった
女よあなたは
唇にのぼる歌を彼に聞かせるべきではなかった

人々の行き交う雑踏で
緑香る木立の中で
小雨に光る橋の上で
あなた ....
未熟な叫び声が

空高くとびあがった

水溜まりから見る景色を

覗いて見たら

小学生の兄弟が仲良さそうに

お揃いの長靴を足並みそろえて

スキップしながら川沿いの道をある ....
星よりはやく西へ東へ

飛行機たちの遠い明滅

夜の坂道に外灯がたつ

いくつかの影をまとい

僕は長い坂道をくだる

僕は夜の無生物になる


さびしい、とつぶやいた

 ....
新宿駅連絡通路できれいなひとに呼び止められた
朗らか過ぎる白い歯並びと
しなやか過ぎる姿勢の妖しさと

「あなたがあなたらしく生きているとき人は美しい」

白い歯並びからのぞく跳ねるような ....
風が吹いている

青く灰色のピンクの影のなか

夕暮れの香りが運ばれている


いちにちは

誰にかやさしい終わりを告げる

よるに棲息する

わたしは無生物になるでしょう
 ....
あかねしたたる夕焼けこやけ
一尺五寸の袖ひるがえし
もみじのみちの落ち葉ふむ

振りからこぼれる緋色の襦袢
肩にながるるその髪の
さんごの櫛のその細工

川辺でうつむきあらう血の
い ....
雨上がりの濡れた空気に
しっとり染み込む芳香は
垣根の向こうの金木犀


乾き始めたアスファルトに
規則正しくむちを打つのは
子どもが回す赤いなわとび


吸い込みすぎて重たくなっ ....
{引用=眠れよい子よ
月がほしいと泣く君よ
闇夜の空に手を伸ばし
きつくきつく握っても
月はその手をすり抜けて
君の心を絞めつける。
ほしいほしいと泣けば泣くほど
月は君を支配して
 ....
その摩訶不思議な調べは、
けして妖魔を封じる術の音などではない
草木も眠る丑三の刻にひびく――
あえて眠らぬ者たちへと告げる、
慈・悲・喜・捨の警笛だ

幽かに香水の匂う背広を纏って
俺 ....
君と同じように
あたため合ってるひとがいます
そのひとのことも君のことも大好きです
これからもずっと一緒にいようね

という恋文をもらって

しあわせになれるひとがいるなら
私は弟子に ....
粉々に砕けた星屑の海で、

一人ぼっちで船を漕ぐ。


宙をゆく旅は、

叶わなかった夢たちの残骸が放つ光で溢れ、

ひどく温かい。


波間から時折のぞく、

きらきら輝 ....
欲しいモノがあったわけでもなく
ただ切り取られた景色の中を歩いていた
森の夜は
蜜のように甘い月の光が滴り落ちるかと思うほどに澄んでいた
少し疲れていた
と言うよりも靜かな場所を探していた
 ....
生きていくのに精いっぱい
世の中にはおなかいっぱい

「それはくちにしてはいけないよ」

少々食傷ぎみ
胃もたれと吐き気

「それはくちにすべきものだよ」


おなかいっぱいの肥 ....
nonyaさんの自由詩おすすめリスト(5117)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
分からないままに歩き続ける- kauz ...自由詩12*09-10-28
聞こえるのは- 吉岡ペペ ...自由詩609-10-27
詩を信じる- 吉岡ペペ ...自由詩509-10-27
- 異邦人自由詩309-10-27
四次元ハーモニクス- こめ自由詩1009-10-27
冬の夜空ったら- 恋月 ぴ ...自由詩21*09-10-26
目覚め- 伽茶自由詩309-10-26
宇宙の中心- 吉岡ペペ ...自由詩709-10-25
情歌(ジョーカー)ー中二階の六畳間ー- ……とあ ...自由詩26*09-10-25
灯火の天使- ミツバチ自由詩5*09-10-23
四日の夜- 吉岡ペペ ...自由詩909-10-23
きみの球体- あ。自由詩21*09-10-23
さいくりんぐはい- kauz ...自由詩8*09-10-22
シャンプーハットでカッパになれた- こめ自由詩1209-10-22
絵描き- ……とあ ...自由詩14*09-10-22
50:50- 中原 那 ...自由詩809-10-21
子を想う- 吉岡ペペ ...自由詩1709-10-21
子守唄- テシノ自由詩309-10-20
関係進路- こめ自由詩1209-10-20
夜の無生物- 吉岡ペペ ...自由詩809-10-19
ニベアなひと- 恋月 ぴ ...自由詩20*09-10-19
夕暮れのあしあと- 吉岡ペペ ...自由詩1809-10-18
いろあそび/ぁカ- 笠原 ち ...自由詩11*09-10-18
芳香- あ。自由詩22*09-10-17
月の子守唄- 夏嶋 真 ...自由詩22*09-10-17
チャルメラ_☆- atsuchan69自由詩15*09-10-16
マザー教- サトミカ自由詩309-10-16
星の屑。- aokage自由詩6*09-10-15
月の光は甘い蜜のように滴っていた- HTNYSHR自由詩309-10-14
満腹- 三上あず自由詩3*09-10-14

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171