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ジョン、ジョン、やめてくれ
来た、来た、来ないでくれ
ジョンの言い分はこうだ


眠い
眠りは疲れを癒すもので
休息を必要としないとなれば生はない
僕は生きているぞ!やったぁー!
 ....
 上手く折れない
 紙飛行機が
 放り込んだ屑籠の
 縁から顔を覗かせている

 拾い上げて
 半開きの窓に向けて
 今一度、飛ばしてみるが

 盲の鳥のように
 あさっての方向へ ....
なあ、うさぎ
おれが罪を犯したら
おれの愛したものたちも
みんな
燃やされゆくのかな

なあ、うさぎ
あいつの作った歌は
もうショップには並ばない
おれはあいつを知らないし
だが
 ....
じぶんをみれない
ちっぽけなぼく

めにうつる
どこまでも
たかいそらも

せかいのはての
せかいのまるみも

なんおくこうねんを
こえて
とどくひかりも

しょうかし ....
女豹のポーズがトドにしか見えない {画像=140517224248.jpg}


その人の手は
ほっそりとして
冷たい手だった


いや冷やかな手だった


上手く想いが伝わらないが
こちらの熱を冷ましてくれ ....
朝のひかりのなかで想う

どこか彼方の星でも
こんなふうに生命が
朝をむかえているのだろうか

夜の闇のなかにさえも光は在るものだ
宇宙の漆黒のなかにだって朝はあるのだろう

生命が ....
決まった道を 決まったように帰る
いなくてもいい自分
ならば 通らなくてもいい道

同じドアを今日も開ける
帰らなくてもいい家
ならば 置き去りの孤独

明日は何かいいことがあると ....
すべる 若葉の上を
果てしのない空の歴程を越え
円い揺りかごに大地を包む

はねる ピアノのように
ひび割れた思想の冷たい黙示の上を
目覚めの兆しを死者の鼻先で踊る

はじける 終わり ....
今は 遠距離殺人の出来る時代
子供だってボタンひとつで殺せるんだ
ゲームのように    

あなたは国のために命を捨てる覚悟はあるか

あなたは人を殺す
あなたは町を破壊する
あなたは ....
引っ越した日から
時々庭に来ていることに
気づいていた

人になついているのかしら
窓から眺めながら
そんなふうに思った
出ていけば
きっと逃げるのだろうな

ある日、庭で草取りを ....
耳元で囁く日常
猫がじっと目を凝らして
僕の眼をのぞき込む
だらだら歩いていた日常が
突然両手を上げて走りだす。
平穏に不満を述べている日常が走りだす。
大声を上げて

テレビの事件が ....
昨夜の雨で オレンジ色のポピーのドレスがシトンッと落ちていた
残念の刹那 日常に戻されるポピーに泣く人も数えられるほど存在か・・・

人間って 心って 花を見て何を思う
ポピーが裸になっただけ ....
 凪いだ水面のしずかさで
 花のように老いてゆく
 女がいる


 さくら
 と よばれた
 ひとりの女は
 ひとりの男の
 妹で


 おまえのよろこぶような
 ....
父の朝はとても早かった
家族が起き出すころ
山から帰ってきた
そのかごには
濃い緑のクレソンやら
根の赤いほうれんそう
原木栽培のしいたけ
みょうがの先には
くたりと
ほの黄色い花が ....
家に帰るなら右折車線に入ってUターンだけど
ハンドルは切らない
Uターン禁止のオレンジ色の春

今日はユレルカレルをリピートでずっと聴いている
ボリュームはうるさいくらい上げて
アクセルは ....
ノアの方舟に穴あけている 煮た竹輪と梅干
飯には煮汁が染み込んで
みっともない模様を描いていた

蓋で隠しながら
弁当を食った
級友に見られるのが
たまらなく恥ずかしかった

日曜日も休むことなく
ミシンを ....
親愛なるショウコ様

わたしは有りもしない食事を温めます
冷静な面持ちで 本質は野蛮
回りくどくて執拗 ときには結果オーライの力技
事の恥部を明らかにしたならば
したり顔で仮想の敵をフォー ....
リビングの照明カバーの中に黒い小さいものがある
多分小さい虫の死骸
当分蛍光灯を交換しなくていいように
LEDの照明にしたのに
1年も経てばこんな状況

何でお前ら
明かりを求め迷い込む ....
初夏の月から
降りそそぐ
その耀く光だけではなくて
少しずつ零れる
綺麗事のような陰は
どこまでも柔らかくて
穏やかな音色がする

夜空のずっと西にある街には
月の光は差し込まない
 ....
山の桜は満開でした
おとうさん桜だよ
見える?

父は眼を見開いて
悲しげに少し眉を寄せて
(眩しかったからかもしれない)
車いすの上で
桜をじっと見上げた

あー見てる見てる
 ....
 
もしも猫だったら?

あたいは、段ボールの角で凍える子猫さ

何も信じやしないさという目をして、何かを待つ捨て猫さ



 
人魚のことばは あぶくです
なにを しゃべっていても 語尾はいつも 
めるふぇんて わたしたちには きこえます
うろこののこる おみあしは めるふぇん です

人魚のゆびさきは 笹船のよ ....
{画像=140510184346.jpg}


丸い小さな石が転がった。

その時なにかが動いた気がした。


ほんの小さなことが
世界を動かしている。
宇宙を動かしている。

 ....
【九連宝橙】


目を奪われるような荘厳な展開だ
鳳凰の風が 吹いている
いち早く 声をあげるべきか

二度見をするが やはりそうだ
三度三度負けを繰り返してきたが
四方 ....
広い平和な公園の片隅に
行ってはいけない
小山があった
5月になると
咲いたツツジに誘われて
子が行こうとすると
親はきまって
こう言う

行ってはいけません とだけ

ダンボー ....
工場のてっぺんで鳴くセキレイ

緑と潮の朝の風

田んぼに映るセピア色の富士山と雲

遠くにいる昔の仲間たち

限りなく近づきたい

そう想う


季節はこんな近くにいるのに ....
君はクラスの中でただ一人
輝く褐色の肌を纏った男の子

幼児部の時は
「お母さんに会いたい」とよく泣いていた

お母さんはさぞかし優しい人なのだろうか?
遠足の日 君のお弁当は
ポテト ....
猫でした
まちがいなくねこだったと思うのですが
定かではありません

幸せだったかもしれませんし
そうじゃあなかったかもしれません
宿無しだったのはたしかです

いまでもたいして変わり ....
nonyaさんの自由詩おすすめリスト(5112)
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