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若草を踏みながら山に入ると唐草が伸びて手足に絡まりそれが目玉を突くので金の目をした子鬼は泣いています。

{引用=
竹林がきいきいと
竹林がきいきいと
竹林がきいきいと}
愛してるなんて
言わないよ
嘘を
演じて
終わりが見える

変わらぬ愛なんてどこにあるの
綺麗事は、いらない
苦しいなんて、はじめから解ってた

穢れなき想いを
心を君に
捧げ ....
おもむくままに、旅に出ようか

規則正しいかたかたとした音は
恐らく鞄に忍ばせた貯金箱
目を閉じればそれは
大きな機関車のタイヤに変わる

太陽はなだらかに線路を作り
どこまで続いてい ....
昨日もらったキャンディを
茶色の小瓶に入れたって
甘い薬にはならないと

喉を鳴らせてむくれてる
僕のかわいい女の子

このあいだの満月に
こじ開けられた地下室の
鍵は窓から放り ....
あなたとセックスしている間、頭の中で聞えていた電子音の長さを数えてみました
それはぴったり4秒で
あなたが私にしてくれたどのキスよりも長かったから
私は、いつもより大きな声で、喘ぐ

4秒の ....
毎日あたたかい日が続いているので
公園や神社の上には
若葉色の天井ができている

風が吹くと
こずえはぴらぴら音がする
若葉は白くもあるので
きらきらもする
春が眩しいのは気のせいじゃ ....
ボディの色が気に入ったので
エレキギターが欲しくなった
メーカーの最上位機種
カラー名はアバロンとある

「AVALON」は
イギリスの何処かにある伝説の島
アーサー王の遺体の眠ると ....
彩りと彩りがひしめきあい
ぼくはお茶をすする

うすくれないに緑が混じり
きれいなまだらの葉桜は
そよそよそよと風に任せ
勝手気ままに踊り舞う

ちょっと目線を背けてみれば
だらりの ....
青空から真っ白い
雪が落ちてくる
所在なきものたちが
幸福を連れて
地上にやってきた

見えないところで定着
成長する細胞のはじまり
子宮でお遊戯会が催される
喘ぎ声 ....
庭に日の差す縁側で
かげろうにゆらりと手をかざす
つかめないな
銀のコップが透き通って
細く光る指先の丸み

着られなかった
紺の制服をまとって
うっすらとたなびくおまえ

好きだ ....
足下の花びらが
しきりにバトンを渡そうとする
あなたも咲いたらいい
そう言っているのかもしれなくて
ただただ季節はめぐるから


がんばれない
そううつむくあなたの額にも
舞って ....
わぁ泳いでる

宴会場に入ったとたんに
女性陣から声が上がる

浅い椀に入った白魚が
勢いよく泳いでいる
透明な体に赤い心臓
鰓が細かく震えている

勢いあまって椀から
飛び出す ....
手の中で息絶えていく
鮮やかな言葉や夢が
何の意味もなく
何の意味もなかったもののように
僕の中で沈黙する

その、瞬間が。
雨音のように僕を黙らせる

だから、かなしくて。

 ....
 一

退屈と虚無が蓄積された日々
人生という大それた響きが
重くのしかかるから
あたしはかしいでいく

日々が圧縮されて
密度を濃くして体積を狭めていく
その重みは保っ ....
腕に
注射器の後

レニー・ブルースは
裸で死んだ

多弁で
雄弁で
皮肉なスタンダップ・コメディアンの口を―

死だけが塞いだ

かれは
言ったものさ

―こうあるべき ....
このところちょっと体調悪くて
なんにしても
弱気がちな自分に気付いてみたりする

元気なときなら
生になんて執着しなくて
潔い
そんなことばの良く似合う心模様だったはずなのに

具合 ....
花に嫌われても
空に嫌われても
ひとつ、こころに光を与え

雲に見放されても
虹に見放されても
ひたすらに、愛を捧げたい

瓶底眼鏡をかけなおしたら
世界はぐにゃりと曲がって見えた
 ....
やわらかに色紙の花園で
子猫が蝶々を追って駆けて行く
{ルビ淡紅色=ときいろ}の薫りを放つ花たちは
自慢の花びらを踊らせることにいそがしく
まるでそれは雨のように降りしきり
この花園を埋め尽 ....
ポツリ ポツン
ポツリ ポツン


真新しい黄色の長靴
真新しい空色の合羽
先を急ぎながら慎重に
ヨタヨタと…


次々と
落ちてくる妖精
不思議そうに
空を見つめ
手を ....
真昼に背伸びする
僕達の忘れ物が
緑のてのひらを
ひらひらと泳がせて

人の歩く畦の
少しぬかるんだ日陰で
ころりころりと耳そばだてて
笑っているよ 楽しそうに

もうすぐ旅立つ時 ....
花びらひとつに夢ひとつ
風に吹かれて流されて
花びらひとつに愛ひとつ
あなたに届けと願います


すらりと伸びたスイセンの
葉っぱが風になびいてタクトを振れば
ラッパが奏でる愛の歌
 ....
「やる気がない!」と朝の会
突然に怒鳴り散らす担任の春を
冷めた目で眺める日直の朝。
理不尽なされ方に敏感な、理屈っぽい女子高生が
キメ台詞を復唱しながら、日直の用聞きで職員室に乗り込む。
 ....
彼女は無防備に笑う
笑っているように見える

僕はそれが羨ましくて
弟が居ることを少しだけ恨む

一人っ子の彼女と彼女の両親の
三人の生活を僕は想像できない

考えてみれば僕は
四 ....
あなたが残して行ったもの

俳句を連ねた小さなノート
表紙がぼろぼろになった聖書
漱石の「虞美人草」と
若山牧水の歌集
壇の上の 薄い写真の中の
やわらかな微笑み

かつてあなた ....
滲んだ太陽に
土手までのびた茜色
わたしたちは 何に染められたんだろう


もしも、の空を眺めていた
鏡みたいに、
あるいは透明な


空は、夕暮れ
おしげもなく跳ねる、金魚にま ....
その横顔は
花びらのようでした

春風が、ふわり
いちまい
また、いちまいと
面影を其処此処に
舞い散らせます

花吹雪が、ゆるり
上になり
下になりながら
音階を柔らかく
 ....
朽ちた木屑のかさなりを
踏みふみ
つづら登る春の里山

行く先々を導くように
萌える山吹
ふとした足元に
大人しくうつむく
鈴蘭の白、きみどり
ひとつひとつの
光りの具合を確かめる ....
爪を立てないようお気に入りのレギンスを下ろしながら
一瞬の冷たさに身震いなんかして

いまどき珍しいよね
ウォシュレット付いていないなんてさ

ちろちろと可愛い音させるのも粋よねとは思いつ ....
この絵に
足りないものがあるとしたら

瞳の奥に色を使うのを忘れ
きっとぼくは
二次元のような顔をしていたと思う

もしもこの中から
たったひとつ選べるのなら
今のぼくならきっと迷わ ....
冷んやりした部屋の
窓際に椅子を置いて座る

裸電球に照らされた
オレンジ色の壁に
魚の形の滲みが付いている

じっと見つめていると
風が梢を揺らす音に混じって
足音が聴こえてき ....
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