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ぼくは夕方の景色が好きだ
建物に夕日が当たって輝き出す

 ( と直ぐに )

周辺の空気が藍色に染まり出す

 ( それでもまだ ) ....
雛菓子をつまむ指先の
その感触は
母さまの温もり
 
ひとつまみ
もうひとつまみと
雛の飾りから拝借する君の
{ルビ当=あ}て{ルビ所=ど}ない{ルビ戯=たわむ}れは
長き ....
 あんなところまで
 かけあがってゆく脚力があった
 なんて、知らなかった
 あれが
 かけのぼってゆく波のペニスだったなんて

 美しい波形
 コバルトブルー
 夏の日に ....
また、わたしが見ていると、一羽のわしが中空を飛び、大きな声でこう言うのを聞いた、「ああ、わざわいだ、わざわいだ、地に住む人々は、わざわいだ。なお三人の御使がラッパを吹き鳴らそうとしている」。
第五の ....
昔に植えた
自慢の椰子を倒してくれという
七メートルほどあるトックリヤシモドキが四本
これから台風がくれば
隣の駐車場の人様の車の上にいつ倒れるかも知れないのが心配で
風の日はよく眠れないの ....
押勝の横顔は
琵琶湖に沈もうとする夕日
の照返しを受け
朱く染まっていた

湖畔勝野の鬼江から
船を出し、助かる見込みの無い闘争
せめて家族はという家長の気持ち
そんな気持ちも家族は一 ....
声高に叫べないから
文字の裏にスルリと隠す
ほとばしる感情をメタファーにゆだねて
苦く噛みしめる思いをほどいて昇華していく


そうやって幾つ言葉を散らしてきたのだろうか


押し黙 ....
♂「いいか。一度しか言わないから よく聴けよ。」

♀「ええ。」

♂「おまえのことが... 好きだ。」

♀「えっ? なんて?」


♂「・・・。 いいか。一度しか言わないから よ ....

小料理屋の前で
ミャアミャア鳴くお前は
「リアル招き猫か!」と
心の中で突っ込んでは惚けてみた

あの凍てつく日から
平日の朝は日課のように
小料理屋の前を守っているんだ

夜 ....
さがしています
わかりやすい たいど
わかりやすい ことば

澤にいたのでしょうか
青筋アゲハが よこぎります
そんなはずはないのに
蝶番のように 澤の景色が見えました
 ....
真っ直ぐな視線じゃなくて その少し斜め上
空中にある 円錐形を採用している 銀色の小さな突起物。
扉を開けば シチュエーションにそぐわない着信音が鳴り
詰め込まれていた伝言が 近所迷惑を心配させ ....
蛍光灯のタイムラグ


青白い光の中で


斜めになった椅子の

神経質な輪郭に



目を瞑る
張り裂けそうな胸を抱えたままで
整然とした街を歩いていく
君を失ったからではなく
単に空っぽな未来を想って
痛むこの胸がつらくて
知らないうちに奥歯を噛みしめている

若者たちが集まって ....
AといえばA

されど

BといえばB
最近入店した笑顔の素敵な男のひと
洗い方は丁寧なんだけど
細長い指先からほのかにただようタバコのにおい

最初は気のせいかと思ったんだけど
どうやらそうでもないようで
せっかくのシャンプー ....
今はね
ヒトノチカラを
信じてみようと思うの
これまでは違っていたけれど

そうしたら
変わると思うの
この空気の流れも

何かと一緒に
手を伸ばしても届かないって識っているからさ

ちょっとだけ黙っててくんない?


頭も良くないし、
難しいことから逃げんの得意だけどさ

とりあえず諦め悪いんだよね


手を伸ば ....
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初夏の夜
二人公園で夜空を見上げていた
静かに揺れるブランコに二人
並んで座り
揺らしていた


暗い花壇では朱いコスモスが
強い ....
 だれとも一言もしゃべらない
 この日の
 この状況を客観的に
 死と捉えるのであれば
 きょう一日は
 死んでいたのも同然だったかもしれない

 めざめたら小人の国というのは映 ....
僕の頭の上では
さやさやと木々のささやく声
風はやさしく髪を撫でて行き
時折聞こえる鳥のさえずりに
僕の夢は{ルビ現=うつつ}をさまよう

僕はいつもここで夢を見ている
心地良い木の肌の ....
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                     光りと闇

               陰と陽は対局でもあり

            xyのよう ....
 歩みゆく

春の路
カタバミの群れ咲く
川ぞいの家
みどり葉もにぎにぎし

スイトピーもどき
可憐なる
小さな花つけし
野草、陽の光浴び

温かき日
タンポポは
野に ....
手前の 二段に詰まれた段ボール箱 ぴったり揃ってない。
上の段ボール箱の下部面積中 外側に出てる部分がやや多め 
だから 自分が前方部分に座って 
そん時はそん時で 後ろに倒れるのを回避している ....
にゃーちゃん

その首筋に
そっと
顔をうずめると

とても
安らいだ
気分になるんだ

ほのかな
洗濯の匂いと
慣れ親しんだ


ぐぅぐぅと
寝息をたてて
ぐっす ....
雪国育ちだからと言って
スキーが出来るとは限らない

沖縄に住んでるからと言って
泳ぎが上手いとは限らない

夏が好きだからと言って
スイカが好きとは限らない

容姿端麗だからと言っ ....
 すでに川は
 平坦な静けさの原野にひとを集めて橋をつくり
 横たわる大蛇の骸であったから

 サンタクルス
 ナザレ海岸の大西洋の落日を眼鏡に映して
 修羅のあゆみはヨーロッ ....
〈好き〉ってなんだろうね




わたしってさ
誰かを〈好き〉なったことってあるのかな

〈好き〉ってね
愛しているとは違うし

意外と精神的なものだったりして

Like ....
アナル、いわゆる肛門の奥には
秘密のスイッチがあって
それを押すと
あの町に行ける

真っ赤な部屋を抜けると
あの町、独特のモノクロの世界
娼婦の塔
高架を走る思い出
そして、涙に濡 ....
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(一)


大きな風は流れ


黄色い砂を運び


赤い砂を運び


緑の大地へ至る


(二)


街に砂が ....
仕事帰りに街を歩けば
赤い灯青い灯夕闇を照らす。

裏通り馴染みの
一杯飲み屋に
そこに
今日を捨てに行く。

そこでぼくは
ひたすら喋りながら
呑み続ける。そしたら
なんだか偉 ....
nonyaさんの自由詩おすすめリスト(5112)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夕方、公園のベンチで_/_もう1つの生が始まる- beebee自由詩1411-5-15
桃の花- 鵜飼千代 ...自由詩16*11-5-15
地勢が、波の舌、波の騎馬で…- 石川敬大自由詩18*11-5-14
休止と区切りのモノローグ_☆- atsuchan69自由詩11*11-5-14
椰子- 乾 加津 ...自由詩11*11-5-13
仲麻呂- ……とあ ...自由詩911-5-13
囀り- 渡 ひろ ...自由詩20*11-5-12
ラブストーリー_告白- 北大路京 ...自由詩11*11-5-12
野良猫チャトラン(仮名)- subaru★自由詩7*11-5-12
変態の季節- るるりら自由詩12*11-5-12
返答- 電灯虫自由詩4*11-5-12
欠片- 自由詩10*11-5-11
暴動、そしてヒグマの影- 真山義一 ...自由詩2811-5-10
- 殿上 童自由詩9*11-5-10
かおるひと- 恋月 ぴ ...自由詩27*11-5-9
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RUN!!- 涼深自由詩511-5-8
白いブランコの夜に_/_暗闇に光るコスモス- beebee自由詩12+*11-5-8
非ガリバァー旅行記- 石川敬大自由詩9*11-5-7
緑の夢- 未有花自由詩11*11-5-6
混沌を規定するもの- beebee自由詩1711-5-4
歩みゆく- 生田 稔自由詩211-5-4
アプローチ- 電灯虫自由詩7*11-5-4
にゃーちゃん- 森の猫自由詩14*11-5-3
限らない- subaru★自由詩2*11-5-3
修羅の影ではなくて- 石川敬大自由詩11*11-5-3
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アナルの奥の町- 真山義一 ...自由詩1011-5-2
微熱_/_風に舞う砂- beebee自由詩1111-5-1
酒呑み2- ……とあ ...自由詩16*11-4-30

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