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しょっぱくて
小さな海みたいな
空からはらりと
やってきた雨みたいな
あの一滴は
海ほど大きくて
空ほど広い
かなしみや
よろこびの物語が
瞳の奥で
やさしい手のひらに
ぎゅっ  ....
道端に咲き乱れる
秋桜の色は チョコレート色

甘い匂いで世界を救う
なんて言ってた可憐な少女
いのちの欠片を 青い鳥を
いつも探し続ける・・・

転んで躓いて手を延ばして ....
すべての仕業を終えた夜、
星のしたたるアスファルト、
すべての所行を終えたなら、
狭く縮めて居るばかり。


ああ と
二音つづきの火に
寄り添うものは全て揺らめいている
短い言 ....
ギリギリでバスに乗りこむと
最後部の片すみに
ちょこん とすわっていた
同じ塾の子たちと離れ
まわりを遮断するように
本を開いている


「よかった 帰りが一緒で」
となりにすわると ....
どうやら僕は
今迄の思い出を 
大事にしすぎたようだ 

部屋の中は 
まだ終えてない宿題みたいな 
山積みの本  

ポケットの中は 
札は無くともささやかな記念日の ....
おもうあまりに咲いてしまいました

曼珠沙華

赤くて綺麗でさぞかし妖艶でしょう

そんな人なのですわたしは

雄しべと雌しべが花びらより長く飛び出すように

わたしの性も飛び出し ....
もうベビーじゃないこびとをのせて
ベビーカーを押している
愛しい生活にまみれた周辺を
いっぱいに抱えながら

秋は日に日に落ちてきて
車輪がとらえる枯れ葉の音が
肌の乾きを知らせてくれる ....
切り
開いた
現れた秘密
立ち眩むきみ
ただこれが信頼を顕せるのだと知っているわたし
ここは胡桃です
安心の窮屈です
近寄れないと知っているので
この膝小僧にキスをねだるのです
目配 ....
広い夜空を見上げる
戦いの拠点になった場所から
眺める秋夕の満月

ゆるやかに弧線をえがく
霞をかけていた雲も
どこかへ消えて
満月が高く高く輝く

月を見上げて
土の上に横た ....
信号の前で車を止める
「スリップ注意」の看板

今朝も家を怒鳴って出てきた
(胸がざわつく)
見慣れた通勤路
消えていく感傷
たたずむ白い看板「スリップ注意」は
いつものお立ち寄り
 ....
{画像=080731005030.jpg}

それは組み合わされ回転して行く主旋律
強い流れ 弱い流れ 
停止する感情
全てを巻き込んで流れ
大きな河となる
山間に蕩々と湧き出る泉から
 ....
               080920



すらりと抜いた
一尺五寸の長脇差しを
ギラギラギラと
光らせて
 めーとるほうだと
 えーと
  えぇぇっと
  ・・・・・.. ....
その日の激しい夕立で
空の埃も洗われて
静まり返る夜の水面に
ゆらゆらと揺れる月

僕らはそのずっと下
仄暗い水底の上
その薄明かりの中
沈んだままで抱き合って
水の中の密室で
唇 ....
(一)

「ぴーちゃん、ぴーちゃん
トイレってどこなのぉ」

河原の石をひっくり返しては
何やら探していた
まーちゃんが突然立ち上がったと思ったら
おいらの元へ駆け寄ってきた

こ ....
思い描いた
この空のむこう
今日から明日に
風を受け
行き着く先は
どこなんだろう
近づく距離だけ
未来が変わり
重なり合っては
波打つ心たち
何度も打ち寄せては
僕を連れ去って ....
水は柔らかく伸びて
青いさかなとなり
耳にふれてとけてゆく

鳥は低く弾けて
白いはねとなり
肌にぬれてしみこむ

きみの産卵する文字たちは
見たこともないのに
なつかしい、ゆらぎ ....
                 080918



テレビを見ている駄作の手前に習作が来て
好き勝手な悪戯をする
幼いのだからガマンしなさいと言われても
駄作は面白くない顔をして
兄 ....
乳母車からはみ出した者へ
薬を与え続ける
金で夢が買えるのだと
無防備な口から漏れる声を
塞ぐ優しさなど知らずに

俺は夢を買ったのだ
たまに二枚以上入ってる
ラーメンばあなら見抜ける ....
市民課の窓口に備え付けられた各種証明の
申請書を眺めていたら「独身証明書」の申
請書が並んでいる。独身であることを証明
しなければならない事態ってどんな状況な
のだろう。結婚詐欺ではないことの ....
海のきぬ擦れが耳を攫う

だれかに名前を呼ばれた気がしたから
水の色が碧から黒に変わるころに
海豚のやさしい瞳を胸に抱えて
こっそりと{ルビ宙=そら}に顔を出してみた
鳥の嘴が白の甲羅を遠 ....
ポケットティッシュに
詩を印刷して配ったらいい
一枚一枚にでも
広告の裏紙部分だけにでも
やる気ないときは
通りすがりの一人一人に
二ついっぺんに無言で突き出したりね

それでそれもら ....
大海原を駆ける

群れからはぐれた1羽の迷鳥の

その瞳に映る光景を見た


哀しげで淋しげな瞳には

大海原も

大空も

映ってはおらず

ただ遠くにいるはずの彼女の ....
ふたりで
ずいぶん夏を歩いてきたね

波打ち際を振り返ってみると
たくさんの足跡が打ち上げられていて
見えないところまで続いている
きっと想い出になる時がきたら
一斉に海に帰ってゆくんだ ....
自分に向けた
自分を壊す 自分を穿つ
攻撃的な感情


首からさげた
危ない正義 追い込まれてく
後ろ向きな感情



勇気が足りなかった
 ....
午前五時
体内時計が鳴り渡る
目覚めの渚に並ぶもの
幾本ものやせた丸太
あちらこちらと転がして
いやな朝を反芻する

 窓の外には
 晴れない空
 窓辺に歩み寄る
 秒針

夜 ....
黄昏色の空の果て
ひとりっきりの帰り道
誰を待っていたのだろう
誰を探していたのだろう
電信柱の長い影
淋しいようと風の吹く

黄昏色の空の果て
家路をいそぐ鳥の群れ
どこへ行くとい ....
「明日また暑くなるんだって」
そう聞いて
軽くため息

あれ
名残惜しかったはずなのに

夏の夜風を懐かしみ
秋の彩を待っている

身勝手で欲張りな私に
渡してく ....
止まらない針→進んで
眠りの世界だけが救いなの
湖に沈むみたく手足が→浮く
深く深く底のない闇は
朝を迎える前に
絶望で眼を隠すから

朝⇔夜彷徨う悲しみの魂
何を望むでもなくて
光 ....
いつものことだ
水色が果てしないどこまでもいくひろがり
それを俺たちは空と呼びます
焦燥感に腹を蹴られ
挫折に身を切られながら両腕をのばし
手のひらをひらく
真実はいつだって指 ....
海の中にいた
ここは地球なのだが
靴を脱いでいるから
地に足が着かず
やわらかい席の
おしりの感触が消えそうで
前の席の 男の子 女の子
野鳥のさえずりに似ている

夏は タンパク質 ....
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