すべてのおすすめ
生き血が流れる岸辺では
人はそれで煮炊きをし
それを口にする
それを涙に溶かして
町のすべての色と叫びにする
ただ一つ新鮮なものとして
あるべきものの代わりに

僕はその味を知ることな ....
 
不謹慎という言葉が嫌いだ
 
泣くだけが悲しみ方ではないだろうに
 
皆それぞれ
想い 苦しみながら
 
それでも僕らは僕らに与えられたトキを生きていかなければならない
 
自 ....
世界中の偉い大人が言う
ロックは死んだ!
その度にわたしは思う
ほんとに死んだ?
あまりにみんなが言うもんだから
ついつい信じそうになっちまう
みんな何も知らずに訳知り顔で
ロックは ....
古ぼけた桐箪笥の奥に潜んでいたウール地のハンチングを被っていて厳しく叱られた
銀ねず色に自転車で風を切り格好好いと友達にも煽てられ
些か得意になっていたので意表を突かれた思いでいたら
ハンチン ....
ソプラノ音で歌う
夜を終えた 星屑たち

まつげの上で弾ける ガラス細工の雫

今日は休日
有意義に 駆け上る

憂鬱の思想の休日
テレビを見て笑える スイッチが押される

 そ ....
この川を もすこし下ったところにあるのが 静物園
果物や骸骨が 額に収まっている花のように静かな生き物の館
ガラス張りの館の角は どこも ゆるやかに丸く
おたまじゃくしの卵のように静謐
 ....
いくつもの
さみしい
たましいが
夜のツバメさながらに
ひらひら
とびまわる

生きている
人間は
なぜに
あんなにも
桜、桜と騒ぐのだろうと思い
やってきて
白いはなびらの ....
冷たい雨が降ってきた
おれは黒々と木のようで
 心臓だけがガス灯
何を照らすでもなく ぼんやりと立っていた


小さな春は震えていた
おれの心臓に寄り添い 冷え切ったからだを温めた
 ....
百円で買った文庫本

アメリカのとある古い短編小説

マウンテンパーカーの前ポケに

ちょうどだからと出かけるときに文庫本

雨がぱらぱら

結局ざぁざぁ

一日降って傘をさし ....
新しい暦が生成している
遠い国で洗い上がったシャツの匂い
ためらいと高揚
背中に触れる唇の温度
インディゴに溶け込むマゼンタ


梢たちを過ぎて
吹き下ろす視点から
 ....
{画像=120412064801.jpg}

多くの季節を生きて
わたしは幾度も春を迎えてきた
そして 毎年 
いろんな桜と出会っている

真新しい制服に身を包み
新たな出会いに心躍ら ....
コトバは音声と意味を結びつけるしくみの総体である
コトバの本質は意味を伝達する道具

それはぼくの頭の中の愛という概念を体の生理的機能にしたがい
aiという2音素の物理的波動に変換してきみの鼓 ....
青い雪原をトラックで走った

金網越しに恋人の

他人のような指が叫んでいる

そんな虚ろでおまえら見るなよ


愛してのるさ愛

してるさ

愛してるのさ愛


北か ....
花ぐもり

花ちらしの雨のあと

わっと散らせよ

さくら花

灰いろの

空にかそけき花の色

わっと散らせよ

さくら花

水ふくむ

そぞろ吹く風花時雨

 ....

あなたは樹木
草原に立ち
両手を広げ


あなたはグラス
降り注ぐ声を
すべて 
受け止め


あなたは交差点
別々の人生が
いつしか
ひとつに


ひら ....
乾燥注意報だらけ
途方に暮れる街角
掌がからっぽ、というわけじゃない
     
するべき宛はある
ありすぎる
したい宛はある
ありすぎて
踏み出せない

なにもできない
白々と ....
満開の桜並木は異空間の美しさ
何故、永遠にこの時が続かないのだろう

散るから美しい
誰もが言う言葉
この桜色の空間の中では
無意味に聞こえる


墓参りをする人の横では
花見を楽 ....
女の値段は、4000エキュだった
それが高いのか 安いのか 分からなかった
でもそれは、今では 問題にもならないのかもしれない

女の背には、遠くに橋があった
黒い森を つないでいた

 ....
時折 背負った荷物をすべて下ろしたくなる
 そしてまぼろしの中の風のように
 異邦人たちの衣を揺らしながら
  何も持たずに消滅したい

時折 鳥となって旅路の終わりへと飛び去りたくなる
 ....
私のDNAの塩基配列に
「ケ・セラ・セラ」という
遺伝子情報が組み込まれている
膨大な螺旋構造の宇宙には
母から降ってきた星屑が潜んでいる


突然の父の入院で
しばらくぶりに会った母 ....
おさんぽカーには幼い顔が幾つも並び
桜の木の下をゆっくりと進む

時おり吹き抜ける風の冷たさに

ぐずる子がいて
あやす保母さんの肩には桜の花びら舞う





手を繋ぎあう ....
空が俄かに かき曇り
夥しい白波の下で
大口を開けている 黒い うねりに
咀嚼されていた 北への道程で
私が見たものは
岩礁というより 貴女でした

幼い日 貴女の名を 保護 ....
 
ものに名をつけるのは ひとの営み

ときに名をつけるのは ひとの奢り

ことに名をつけるのは ひとの悲しみ



  
知らないふりをするあの娘
本当のことなど 知らない いらない
感情なんかのさざ波が
ポツンと当たって弾けて広がる
くるくる回って落ちてく音階
あの娘がくるくる くるくる落ちてく
サンダルの ....
ニュース画面に映る満開の桜
その下で 賑わう人々
東京は お花見なのに

防寒着を着て かわかした軍手を持つ
白い雪が降り続けるので 消しに行く
桜より 広く白い

積み上げられた雪の ....
病院のベッドに三日間泊まった
聖なる牢獄に三日間も居たんだぜ
すごいことさ

可愛い看護師さんは小首を傾げて言った
何処に居たってあなたの生きる不安は同じでしょ
そう彼女はとても魅力的でセ ....
{画像=120407235731.jpg}


その一本の桜の木は
古い民家の門扉の横にあって
左右に大きな枝を広げていた

ごつごつとして人を寄せ付けず
大地の力を漲らせ
雨風にそ ....
     四月  灰色の午後
    
     湿った雪が舞っている


    人生で何度目のことだろう
   
     心は鉛の錨となり

    失望の海に深く下ろされてい ....
仲間たちの家族の声がこだました

このこだまを体を張って守ろう

強い集中と前進する覚悟だけだった

なにかに重ねるように想うことで

なにかに包まれているような感覚があった


 ....
鎖に繋いでくださいと
言わされている紺色の群れ

縛ってください
何も考えられないくらい
と言わされている
紺色の群れ

殴ってください
おしっこ飲ませてくださいと
言わされて
 ....
nonyaさんの自由詩おすすめリスト(5121)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
衛生- あをがね自由詩612-4-14
遺された僕らは- 次元☆★自由詩9*12-4-14
アコーディングトゥーわたし- mm自由詩312-4-13
キャスケット病- あおば自由詩7*12-4-13
休日- 朝焼彩茜 ...自由詩6*12-4-13
静物園- るるりら自由詩1512-4-13
夜間飛行- そらの珊 ...自由詩11*12-4-13
つぐない- ただのみ ...自由詩22*12-4-13
雨に濡れた文庫本- 灰泥軽茶自由詩20*12-4-12
春のリート- 橘あまね自由詩2012-4-12
【_桜アルバム_】- 泡沫恋歌自由詩20*12-4-12
aiという音素- 梅昆布茶自由詩1812-4-11
虚ろの国の黙示録- 吉岡ペペ ...自由詩212-4-11
散らせよ散らせ- 吉岡ペペ ...自由詩312-4-11
- umineko自由詩23*12-4-11
またも街角で- 木原東子自由詩18+*12-4-10
- 無限上昇 ...自由詩912-4-10
女のあたい- 月乃助自由詩8*12-4-10
乖離したものが_いま_月のように弧を描き- ただのみ ...自由詩26*12-4-9
ケ・セラ・セラ- 渡 ひろ ...自由詩38*12-4-9
陽春のひと- 恋月 ぴ ...自由詩26*12-4-9
Mへの_手紙- るるりら自由詩20*12-4-9
名をつけるのは- 殿上 童自由詩28*12-4-8
模範回答(1)- こうだた ...自由詩3*12-4-8
雪守り- 砂木自由詩18*12-4-8
自由或いは生きる意味- 梅昆布茶自由詩2212-4-8
桜木_/_その大きな木は生かされている- beebee自由詩28*12-4-7
__尽きぬ恵み- ただのみ ...自由詩20*12-4-7
感覚だけの春- 吉岡ペペ ...自由詩5*12-4-6
紺色の群れ- 三原千尋自由詩7*12-4-6

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