すべてのおすすめ
目をつむると火花が散る
切なさで肺がつぶれる
わたしは、ただの人間で
恋をするとレモンのような理想を夢見る
あの人の、浮遊感が堪らない
彼の影に針をさして標本にしたい
アコースティック ....
君は ポーズをとる
傷ついた純真
夢の紡ぎ手
{ルビ女王=クイーン}
その他 もろもろ
その全てに 飽きたとき
君は 煙草をくわえる
春先のプラットホームで
紫煙の中に霞む 擦 ....
世の中に
いくら偽物が溢れているからと言って
悲嘆に暮れる必要はない
イミテーションや贋作があるってことは
ちゃんと本物が存在しているってことだ
「 わたしは必死に探し続け
祈 ....
男が嘘をついた
嘘だと分かっていて
わたしは騙されたふりをする
嘘だと言ったら
瞬間に
嘘が本当の嘘になってしまうから
すべてを失いそうで
怖くて
わたしはそれを言えない
男 ....
僕が勝手にホームだと思ってる店がある
マスターはブルースバンドのギタリスト
髭がかわいい熊ちゃん
カウンターで日本酒呑みながらブルースやロックのDVD観ながら
ぼんやりとい ....
夜更け
寒空
ふいに切り立つ飛行機の音は
機械音ではなく
上空に沸く数百の命で成り立つ音なのだと
うず巻くきもち重くなり
短く髪を切りました
あなたに背を向け隠しても
うなじがおもい語ります
....
あなたを乗せた船は故郷に近づき
ふたりの思い出は遠ざかる
幸せになりなよと、そんな一言のメールも打てぬ間に
言葉巧みに語れなければ
分かったことにはなりませんか。
上手に形にできなければ
想ったことにはなりませんか。
確かに知識は大切です。
豊富に越したことはありません。
伝えたい想いに ....
わたしは愛したい
あなたの優しさ
わたしは愛したい
あなたの眼差し
わたしは愛したい
あなたの存在
猫である
愛である
※
ファミレスの窓側席で神事を語る
日 ....
ありがとうも
ごめんなさいも
また今度も
いらない
生きている
私たちに
また夜が
祝福する
エレベータ
昇って
降りて
繰り返す
夜の波だ
打ち寄せる
....
こどもの頃からだ
ひとに相談なんてしたことがなかった
可愛いげもなかった
しても仕方がないと分かっていた
こころに届いてくるものなどなかった
見当違いのスコップで
....
?. ヘンリー?
{引用=His Royal Harness Prince of Wells United King-damn In Gland}
ヘンリーって変なやつ
変なやつ 変なやつ
....
踏み入れてはいけないよ
知れば 落ち着く日々に落ち着けず
手は空を掻き切って
いらぬ不穏を
楽園のように愛してしまうから
それは雲ひとつない空でした
たかくたかく透きとおり
どこまでも見わたせるよう ....
「北極星のあたりを中心に飛んでいるのは
アルビノの不死鳥だよ
青白く燃えながら飛んでいるね」
もし 隣の人が突然白昼堂々北の空を指差し
そう言ったら すこし驚くかもしれない
けれど ....
神奈川に棲むハグレル鰯が
北海道に雪解けと合わせて
移り棲むらしい
今、札幌に来てるけど
何処かお勧めの店を
紹介して欲しいんだけど…
そんな電話がくる
店長はみやさんって云 ....
小さな世界の中で
自己満足という
落とし穴に嵌り込んでいた
仄暗い穴の中では
自分の声しか聴こえてこないから
これが世界のすべてだと
信じてきっていた
たぶん
わたしは小さな蛙 ....
好き という気持ちは
天使ではなく
悪魔が運んでくるのかもしれない
この胸の痛みは
鎌状の針で
突かれているからだ
思いもつかない
衝動も
悪魔とは
悪さと書くが
....
あなたという詩集を読む
ページをめくるごとに
あなたは姿を変える
それは紛れもなくあなただ
湖面に張った氷の下で
微かにあなたの体温を感じている
あなたはぼくをぎりぎりまで追い詰める
....
繰り返し繰り返し繰り返し
映し出される自然の悪意
抗らうことも無くそのまま流されて行く
多くの生命 一体地球何個分の生命が流されて行くのか
繰り返し繰り返し繰り返し
流されて行く ....
去ってゆく
風は肺に染み渡り
)おちていた
いまは隠れて
みなし児を見つめた満月がね
冷たいから
(すやすや)と、思い詰めれば眠れないだろう
)静かな夜
ぬくもりを知らずに ....
自分が世界でもっとも惨めな
女のひとりに思われる
日
理由はって?
捨てた子に捨てられて
犠牲を払って拾った男は
h,,,,,でs,,,,,,でD,,,,,でf,,,,,
こいつ ....
ねえ君と僕はつながっているよね
愛し合っているよね
ずっと抱き合ってたんだもん
ちょっとやすんで( ^^) _U~~お茶する?それとも。
僕が意味を与えられるのならいい ....
うすっぺらな
アスファルトを剥したら
今も蘇る
ブリキの街
白く錆びた娼婦の肌が
うすい庇の影に
やさしく溶けて
ぼくを呼ぶ
はだか電球ひとつ
布巻き電線が這う天井
タイル ....
受話器を上げる瞬間と置いた後の数分間。
切なくなるのは
なぜだろう。
切手まで貼った手紙を捨ててしまったのは
なぜだろう。
あんなに楽しそうに笑ってる ....
誰かだった人々が集まり
仲間入りを果たす
誰かが口にしている
今日はめでたい日だと
この町で一番偉い男が
毎年同じBGMを話す
何かを祝っている
群集もそれにならう
....
幾度か巡ってくる夜に
海になりたいと願う
十六夜の月など見たことがないのに
叶わぬ永遠を願っている
いつかはあなたの海になって ....
ふゆ
ただひとりの
さまざまないろ
さまざまなひかり
ついばむひと おもいはらはら ゆびおり消えて
積もり
かさなり
かけひき
そしらぬ目をし
つまさき立ち からころり つち ....
一羽の鳩が飛んでいた
わたしの乗る列車を追いかけるように
無機質な四角い窓枠のなか
黒いコートの肩越しに
羽ばたき続ける
白い鳩の
翼
※
線路を渡る架線を巧みに避けて ....
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