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未来は光より早く進む

知識の海は今日も荒れていた

僕が死ぬ夢を見た

気が付いて目覚めたら帰りかたを忘れていた

約束の時間には間に合いそうになかった

想像は毎回期待していた ....
おどけたピエロ
みんなに笑われても
おどけたピエロ
踊り続けるだけ

おいらは嫌われ者の道化役
いつも誰かの尻拭い
おもしろおかしく踊って見せて
愚か者の拍手を得るのさ

おどけた ....
騙された方がきっと馬鹿なのだろう

色褪せてゆく写真をいつまでも握り締め
捨てる機会を伺っていた
自発的な行動が出来ないまま
差し伸べられた救いの手にすがり付くも

それは青白く冷たいレ ....
結婚しないわたしへのあてつけなのかなと思った

今更ながらの大ぶりな段ボール箱の底
つややかな赤い実りをいたわるかのようにそれは敷かれていた

一見して母の達筆を思わせる簡潔な手紙には何一つ ....
ほろほろと涙の零れ落ちる瞼に口づけをして、

貴女の苦しみまで、吸い取ってしまいたいのに、


僕はこうして、抱き締めてやることしかできない。



せめてこの温 ....
僕は 今 丘の上に立って
不況のため売れ残りの目立つ
広大な分譲地内の家の屋根を見ている。
ちょうどあの時のように

あの時
僕は屋根の上に昇り
両足を抱えて
君の家の屋根を見ていた。 ....
揮発性の高いエチカ
不文律が陽を遮ると
最後には人柄で勝負
僕がもっとも不得意とすることじゃないか

曇りガラス越しにカラス
硬い羽を打ちつけて
絶望する暇があれば希望せよという
僕の ....
曲がったネクタイを直して
身だしなみをきちんとして
それから 二人で
青空を見に行った

白いけむりが立ったので
裏の丘へと登っていった
あなたの腕のような
楓の木々のあちこちに
朝 ....
十二月の
さみしい水の底から
きみのささやきに
耳を澄ませる

ふるえる感情の
ひとつ ひとしずく
その波紋
その不自由

どうして人は
急ぐのだろうね
日時計の影が
伸び縮 ....
やめてください!

写メ撮るのやめてください!

ネットにアップなんかされたら、家族や友人に見られるかもしれんやろ。
めっちゃ恥ずかしわ。

ブログにアップとか 絶対やめてください って ....
いつもより遠出した散歩の途中
気がつくと僕は
古墳の前にいた
その古墳のことを
僕はそれまでただの自然の丘だと思っていた

『県指定史跡』と書かれた案内板に
黒い鳥が一匹だけ止まっている ....
隠れキャラは見付かるまでずっと隠れていた

錆び付いた針金で檻をつくったよ

けれど錆びていたからすぐに壊れてしまって

それは檻と呼ぶには理解出来ないものになっていた

鋼のハートを ....
年末の気忙しさに閉経後の人生を考えてみたりする
それはあまりにも取りとめなくて
生理用品の買い置きはどうしようかとか
明日から生理用ショーツ穿かなくて済むのねとか
不幸中の幸いにして生理痛とは ....
駄菓子屋の側に置かれた自動販売機は
存在を知ったときからもうおんぼろで
お金を入れてボタンを押しても
蹴っても叩いても何も出てこなかった


お店を切り盛りしていた女主人は
存在を知った ....
足もとのカラスは飛び去らなかった

朝のホテル街をふたりで歩いた

いいのに、でも、ありがとう、

女を駅まで送っていた

ぼくらはたとえ話のなかを生きている


これは、なにか ....
濡れた足で汚してしまうとしても
恐れることはないはず
そう信じたくて
貴方に話しかけようとする

はじけてしまう言葉を
ただ見送る
見送り続ける

君の後ろ姿など目に焼き付けるものか ....
頭のネジ一本

理想や空想にたよりっきりで

何も行動を起こすことはない

体が重く元気がないのは

もともとこんな感じだったから

耳鳴りがいつもして体は雨で濡れたように重い
 ....
平坦な道をとぼとぼ歩いていくことが
いつしか当たり前になっていて
地図にない道を通ろうとすることを
鼻で笑うことが多くなった

冗談を言うつもりはさらさらない
仮にそうであったとしても
 ....
サーモンピンク、ちぎって投げた
楓はみるみる酸化する
しゅうしゅう冷たい風の中
沈む蜜柑は{ルビ輝石=いし}になる


海に潜ってゆくように
藍はずんずん深くなる
ひゅうひゅう荒む風の ....
小学校四年生くらいの頃だっただろうか
クラスで紙飛行機が大ブームになった
授業が終わると男の子は一斉に折り紙を取り出し
思い思いの折り方で様々な形の飛行機を作り
外に飛ばすと先生に叱られるので ....
すべてを失ったはずだった

あれから家に辿りつくまで幾度と無く転んでしまい
死装束にと亡き父に誂えてもらったリクルートスーツ着てきたのに
あちこちに鍵裂きを作ってしまった

死への船出がこ ....
雲が割れた
眩しい

手をかざした

光が
真っ白い
希望は与えられている

悲しみは与えられている

ショパンを練習している

テンポの変わるところが

音がほどけてしまってながれない

おなじところで音もわれる

灰色の街で
 ....
結晶する 耳元を過ぎる速い風
二人から 切り離されていく運命
共有した 時間が遠ざかっていくと
無理して 笑っていたのかと疑心暗鬼

光のさす場所を突き止めて
香りの漂う源を追い求めて
 ....
僕とは繋がっていない
世界中を止めどなく
流れる/溢れる情報なんて
信じられない

新しいセオリーなんて
存在したこと
あったのだろうか

すべては既視感に
満ちていて
それは瑞 ....
犬や猿などを連れて、鬼ヶ島へ向かう桃太郎御一行。
舟を漕いで海へ出る。その直前のシーン。

1匹の亀が桃太郎に近寄ってきました。

亀:「桃太郎さん、ももたろさん。いまなら、きびだんご ....
言葉を家へ持って帰る
言われてしまったことを
言わずにおいたことを
持って帰っても
家の人には言わない
代わりに別のことを言う
家の人が安らぐことを
自分の気散じになることを
そうする ....
もしもうひとつのパラレルワールドがあるのならば

その世界の僕はどういう人生を歩んでいるのだろうか

もし幸せな人生を送っているのかな

僕の人生と取っ替えっこしないかい

君が死ぬと ....
好きなものを嫌いになろうとしながら
他に脱出法がないのかと考えてみる
しかしあくまでそれに固執することで
鎖が外れるのではという可能性も信じている
損得勘定に身を委ねてみたいのに
犯人が残し ....
マッチ売りの少女にでもなった気分で
その鍵穴を覗くのがわたしの日課となってしまった

この街へ引っ越してきた当時はタバコ屋さんだったトタン屋根の並び
ちょっとしたお屋敷風の黒塀に
その鍵穴は ....
nonyaさんの自由詩おすすめリスト(5112)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
僕が死ぬ夢を見た- こめ自由詩1309-12-17
ピエロ- 未有花自由詩12*09-12-17
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バス停- ……とあ ...自由詩11*09-12-13
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白いけむりが立ったので- オイタル自由詩4*09-12-12
ピアニシモ- 佐野権太自由詩28*09-12-12
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スポットライト- こめ自由詩1109-12-10
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駄菓子屋のソネット- あ。自由詩14*09-12-8
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濡れた足で汚してしまうとしても- kauz ...自由詩9*09-12-5
頭のネジ一本- こめ自由詩1109-12-5
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初冬- 橙午自由詩2*09-12-3
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抽出される世界- kauz ...自由詩8*09-11-28
昔ばなし_桃太郎_ばっさりカットされた部分- 北大路京 ...自由詩6*09-11-28
創書日和【謝】謝辞- 大村 浩 ...自由詩7*09-11-28
パラレルワールド- こめ自由詩1209-11-27
価値観と舞台- 中原 那 ...自由詩8*09-11-25
鍵穴のひと- 恋月 ぴ ...自由詩21+*09-11-24

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