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幸せになる決意をしなさい

幸せになりたかったら
決意しなさい

心の底のその奥で
幸せになる決意をしなさい


他人と比べて良い環境が
幸せなのだとしても

自分が満足してい ....
その坂の上は外人墓地になっていて
少しだけ風がそよぐ。
港町を見下ろすその場所で、
土の上に居場所をなくした人々が 眠っている。

その風を、汗に濡れた指先でなでるのが好きだ。

 ....
私は読む
本の向こうから
呼ぶ声が聞こえる

空に栞がさしこまれ
訪れる夜も
失うことなく

示された意味を
自らの言葉として
世界に生きる

やがてそれは
鮮やかさを増して ....
わたしのあげた小さな声を
今か今かと待ちかねていたかのように
彼はわたしの身体からそそくさと出て行った

愛し合う余韻に浸ることもなく
そして満ちはじめようとした潮の流れが
素っ気なく沖合 ....
 ぽっつりと。
 水面に輪ができた。

 ゆれる、空をまたいでいった。

  空は青かったか?
  地上は寒かったか?

 それよりも、
 揺れた空が端っこで、
 境界線を描いてい ....
庭には花が咲き
時はゆっくりと流れ
キッチンには妻が
トントントン

バイオリンの音が
ラジオから聞こえ
1週間の疲れを
水に溶かす

昔の思い出
今日会った友達
命の分だけ
 ....
{ルビ箸立=はしたて}に
ひっそりと立っている お箸
いのちの橋渡しを行うもの

せつなさをとおりこして
うれしさがあふれそうな
いのちの輝きの
道のりを
真っすぐに
みおくって ....
ちいさいころ
しあわせになることが夢だった、
とおもっていた

けれど
しあわせとは
なかなかやっかいなものだと

やさしくもなく
むずかしいともいえない

けれど、
なかなか ....
 小さな詩を書こうと思う
 微生物のように
 ゾウリムシのように
 ミジンコのように
 誰にも目につかないような小さな詩は
 きっと誰の胸にも届かないだろう
 この大きな世界に
 小さな ....
 
 踏み切りを待つおれはばつの悪い思いをしている
 おれは焼酎の入ったスーパーの袋を提げている
 おれの後ろには車の列が何台か続いて
 犯罪者を追跡して喜ぶ公僕のように
 執拗 ....
黄昏時
電信柱の影に蹲る夜を見つけた
勇気や希望 妬みや嫉み 不安や絶望
そんな物達
を飲み過ぎて気分が悪いらしい
大丈夫?
そう言いながら
背中を擦ってやると
出るわ出るわ 夜が ....
晴レタ天気

    青空

          私ハ

君ヲ………


       待ッテマシタ…


 君ハ

         走ッテ来クレタ。


   私 ....
使いきったボールペンを

ごみ箱に捨てる、別れ、

ありがとうが自然とでる


人生は収集の場ではない


使いきったボールペンを

ごみ箱に捨てる、別れ、

ありがとうが ....
東京の空に
こんくりぃとのビルが張り付いているのが見えて
はいいろに見えた

ネズミがかじった こんくりぃと

そこには何にもないのに
怯えた顔して 歩いてるひとがいて
マックの100 ....
タイヨウが
くるくるっと回って ぱーーん

口をすぼめて
ぴゅーっと吹いたら ぴーーひょろろーー

歌が聞こえて
ふふふーーんの へーんの ぽっかぽかーー

ひらがなで
○ っ ....
宇宙へいくよ

地球じゃあ無人島でさえ
足の裏からニョキニョキ根っ子が生えてきて
渋い実をたくさんつけてしまうんだ

ミーは携帯を握りしめてる
けど すぐに震えだして
汗でこぼれ落ちる ....
昔、
浜辺に白紙が漂着した。
それは昨日、
ぼくが君に貸した
本の一ページだった。
文字はおろかシミさえ無くなっていて、
大海で起こりうる時間の消失を
実証するのに充分だった。もしくは、 ....
お日様サンサン
犬の散歩
へいのへい
楽しい日曜日

誰もが優しいと
笑顔で挨拶
皆一声掛ける。
尾をフル犬

雨が降ってきた
誰とも会わない日
ちょっと寂しいな
ジョンと二 ....
そこは 小さな駅で
ときどき SLも通る駅で
小さな改札口の前には
電車を待つ人のために
素朴な木のベンチがあります

ベンチと改札口の間は
すぐ近くにある大きな駅に行く人の
通り道に ....
真夜中
帰宅して灯りを点けると
妻の気配が待ってる
まだあたたかいから
一緒に夕食を食べて
少しだけ話す


妻が僕を見送る
隣には
昨夜の妻もいる
その先で
いつかの ....
 
 
出逢ったら食べてしまう
だから僕は孤独を叫ぶ
 
 
まばたきをしても夜
何時だってそう
針葉樹森の道の上
 
光のなかで見た君を
ずっと忘れない
きらきら生きていた
 ....
波は寄せたり引いたり
ゆっくり変化し続ける。
月の力は大きい
右から欠け、右から現れる。

人間のいる前の太古から
存在していた。
月を自分のもののように
考え、兎が居るんだって

 ....
時空は
踊っていました

ぼくは、といえば
女心などというものはない、
女の人に心があるだけなのだ、と
わかったようなことを思いつきまして

抽象が
めくれていくので
ぼんやりとし ....
朝も夜も
頭に思い浮かぶのは
ただひとつ

あのこの
おっぱい

何よりも柔らかく
何よりも近寄りがたい
そのふくらみが

すべての悩みをぶっとばす
すべての望みもぶっとばす
 ....
朝がくるまでに
悪いことしましょ

朝がくる前に
悪いことしましょ

 願いごと叶えてあげるわ

 悪魔のKissしてあげるわ



朝がくるまでに
悪いことしましょ

 ....
華やかなのは

時代ではなくて

なあ、おまえ

今どうしている

青い影を歩くのか


友よ

夏の日の葉裏よ

秋の日のコンビニよ

冬よ

春の夜のセックス ....
しなやかな早足で
若い犬が旅をする

自分を妨げるものが
けっして後ろから追いつけない速さで

険しい瓦礫のスラムは
犬の柔らかな足先で
まるで草原を走るように乗り越えられる

強 ....
陸地がだんだんと溶けていってしまったので
今はもう 小学校の運動場ほどの大地
そして水平線
終わりに着いたんだね、と君は言う



 ....
羊たちが目覚めて草原をさまよう、朝の陽は山々にさして、青みがかったきみの虹彩に映るのは昨日落としたまま忘れてしまったきみの幼年時代だ、きみは蜂のように騒ぎながら羊たちと踊る、朝の食事の合図が聞こえてく .... 多摩川に架かる鉄橋を渡りきる頃
メールの着信を知らせる携帯の光が走る
両親も恋人と認める彼からのメール
簡潔な朝の挨拶に優しさ溢れる短いことば

先輩は幸せ過ぎるから

傍から見ると憂鬱 ....
小原あきさんの自由詩おすすめリスト(2108)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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終わりに着いたねと君は言った- Utakata自由詩808-1-13
羊の朝- 佐々宝砂自由詩1808-1-13
確められないひと- 恋月 ぴ ...自由詩31+*08-1-12

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