すべてのおすすめ
夜は僕の肌をなめまわし
僕の知らない僕のこころと密会する


君は君の手垢をつけ
僕は僕の手垢を付けていく
君と僕の手垢が重なることはない
見つめあうことのないふたり


洗剤は合 ....
へのへのもへじみたいだねと問いかけたら
「へへののもへじ」が正しいんだと
あのひとは言った

―へのへの

叱られて家に帰れなかった
夕焼け空に
ロウセキで描いた
へのへのもへじ
 ....
かみさま、
ぼくの手はどうしてこんなにも
醜いのですか
骨を辿る指先も
愛するための掌も
確認する手首すらも
きもちわるい
のに

桜が散ってしまって
ごめんね、ビーグル

 ....
おおきな鯨がうかんでいる
ぽかんと
こいのぼりの口になる
とおくの鯨ならたべられそうだ

なまぬるい風が
めんどくさそうに胸をざわつかせていく

幸せらしきものが水たまりにうかんでいる ....
話をしよう
歌を歌おう
飴を舐めて
桜を見よう

城ヶ島散歩
雨が降って
誰もいない
船が行交う

休みを取り
リラックス
桃の芳香剤
奇麗な部屋
また、この季節がきたよ
ながかったねぇ
ぼくたち
 
華やいで
きみ 
咲いているよ 

あの花は 
すべてを忘れろっていうように 
咲いて、風に流れているんだ 

 ....
先週末に桜が散ったばかりなのに
あなたは
物置から引っ張り出したビーチパラソル
具合を見たいからと
これ見よがしに拡げてみせる

どうやら使えそうだな

アルミパイプの椅子まで組み立て ....
穏やかな日々というものがある

一日一日に
棘があり沼地があるのは
ほんとうは知っている
ひとびとは
うまく避けながら果実を探して
今日の美食を味わう

それでも僕は
虹の掛か ....
夜風がゆるく吹いていた

さくらが銀河のようだった

カップルが一組

川向こうのベンチに座っていた

僕たちはすこし道に迷ったようだ

たまに肘があたる

あてどない人生が
 ....
お腹が空いて動けないよぉ

「どないしてん?」

あっ アソパンマン

「まいど アソパンマンでっせ」

お腹が減って動けないんだ

「ほな 救急車呼んだるわ」

えっ あの  ....
ひとひら
  ふたひら


黒い水辺の
むこう岸


藍色の闇に
ふわりと浮かぶ


燈籠のような
花明かり


ひとひら
  ふたひら


うろこのような
 ....
木蓮はほどけて

黄いろい死斑を散らせていた

桜の木々は赤く汚れて

ところどころに

灰いろのピンクを零していた


季節はひとつを終わらせ

ひとつを始めてゆくというの ....
人んちの猫を
眺めるのはいいな

溜息で吹き飛ぶ薄給だというのに
ある日袋がずっしり重くて
慌ただしくぶちまけて
猫がキョトンと転がったら
がっかりしてもいいな

孤独という状態を
 ....
ぼっかり空いたこころの隙間に
あなたの優しさが忍び込む

そのひとに騙されているのではと
友達は忠告してくれた
仮にそうであったとしても
構わないと思ってしまうわたしがいる

ひとの弱 ....
海のおもてはエメラルドグリーンで

絶えまなく変化する指紋のように見えた

そこには

際限のない虚無や希望の陰があった

際限のない快楽や絶望の放光があった


届くことのない ....
子供のころに
見ていた
夕焼け空は

まるで
体ごと
つつんでくれる
母親の手の
ぬくもりみたい

今日も
きれいな
夕焼け
あのころに見た
夕焼けのように
きれいだった ....
春の光を浴び
菜の花が咲き
正しい言葉を語り
正しい努力をする

メロディーは心を癒す。
楽観主義は夢を叶える
攻撃の人生
笑顔の人生

世の中が楽しい
世の中は美しい
助け合 ....
入っているはずの仕送りが
入っていない
不器用な父親が
たまには電話をかけてこいと
言ってるんじゃないかと
ふとそう思った
終わりでも
始まりでもなく
ただ

膨らんだシャボン玉が
ストローから
離れるか
離れないか

そんな感じ


だから私は
ちょっとした揺れを
感じながら

静かに
 ....
猫が
大丈夫ですと
鳴いている
本当は
大丈夫じゃないから
泣くのに

犬が
わからないと
吠えている
本当は
わからないことは
何もないのに

みんないつか
子供 ....
やけどしな



春あわだつ



白いひかり



営めば営み



腐るものも



育むものも



営めば営み



白いひかり

 ....
 
燃やして、捨て去ってゆく
そういう風に、生きる塊がある
 
凄くつまらないエピソードを
凄くつまらないままで終らせても
どなた様にもご迷惑を
おかけしません、と
 
草木も揺るや ....
今夜もまた、ワインよ

いちにちの疲れ、オレにさしだせよ

おまえに

オレにしかできないこと、してやるから


めがね、はずせよ

それで、おまえは

ほんと、のはだか
 ....
とんだり はねたり するのも

えんぴつのお尻を、噛んだりしたり

頭をかきむしったり

携帯電話を ぱかぱかしたり

赤い目をこすったりするのも

ひみつ
もつ煮込み屋で
黒ホッピーと
さんまを食べる

このはらわたをねえ
日本酒で食べたらおいしいんだよね
それだったら、日本酒、たのめばいいじゃないですか
そうだねえ
そうなんだけどねえ
 ....
 
父は毎日仕事で帰りが遅く
平日は構ってもらえなかった
父は日曜日になるとキャッチボールをしたがり
僕はよく公園に連れて行かれた
普段からあまり活発な方ではなかったので
あまり楽しくはな ....
過ぎ去った日が
空に帰る
桃色の囁きが枝にゆれる
泳ぐ手が雲の向こうに消えて
祈るように風が舞う
誰かの嗚咽がピアノソロのように聞こえる
確かな足取りで
その塀の向こうを通り過ぎていった ....
木漏れ日は まるい

お月様も まるい

太陽も まるい

地球も まるい

あなたの

みんなの

心も まあるい。
きょうは、いい天気だったんかあ、


おまえ、うかんどった、

空にずっと、

おまえ、うかんどった、


あたし、空なんかに登場してへん、
泣いた日
左手が動かなくなった日
ボケットに突っ込んだ手を
先生に注意され
からかわれた手と
庇われたことが恥ずかしくて
泣かされた日

泣かされた日
いつも庇ってくれてた友達が触っ ....
小原あきさんの自由詩おすすめリスト(2108)
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