すべてのおすすめ
 
小指をにぎる
強くて
弱い力で

たしかに
そこにいる

母さんの
子でよかったと
思う日も来るだろう
君にも

けれども今は
ひとまず母さんに
なれたみたい
よか ....


恋にはあなたが必要だ
あなたは僕を和ませる
愛にはあなたがかかせない
あなたのために僕は苦しむ




あなたがいくつ歳を重ねようと
ぼくはあなたの若い歳しか覚えてい ....
二人の時間をはかるために
砂時計がほしい
と、君がいうので

硝子の器に閉じ込める砂を探し
砂丘に鳴き砂を求めてみたけど
どの砂もしょっぱく湿っていて
完成しないのです、砂時計は

 ....
 
お見舞いにいくと
ベッドと見まちがえるほど
平らになっていて
痩せていた
祖母と手をにぎりあって
見つめあっていた

帰り際に
手をふった
なるべく笑顔で
いつものように
 ....
風を辿ってみれば
春はいまだ遠い
待っているのかもしれない
病室にいる母に
思いを巡らす
どんな風景を、この雪
窓から静かに
眺めているのだろう

病を患って永い
爪の先からこぼれ ....
   冬

新緑の匂いなど知らない
今は深く眠るだけだという

獣たちの叫び声を閉じ込め
風の白い息だけが聞こえてくる

妖精のように踊っていた水
山々に見つめられても
厚い衣の下 ....
 
さよならは
しずかに
すぎてゆくから
せなかを
そっとおしてほしい

そんな
さしすせそが言えなくて
ふたりは
せなかを
むけたたまま

あいしてる
いまも
うたうよ ....
たまたま日本人だった
たまたま男だった
たまたま右利で
たまたま魚座だった
たまたまA型で
たまたま佐賀の生まれ
たまたま親が離婚して
たまたま結婚が遅れた

たまたまイスラエル人で ....
 
裏木戸が
閉じたり開いたり
冬の言葉で話してる

積もる
雪の音以外
何も聞こえない
意味の欠片さえ

さくさくと
家に帰る足音が
遠くからやってくる
もっと遠い
何処 ....
 美しい言葉をゴミ箱に捨ててやりました。
綺麗事は重いので、粗大ゴミだと判断して、粗大ゴミの日に出しました、
粗大ゴミを出すには、千五百円必要なので、お小遣いから出しました、
綺麗事の行く末は、 ....
 
 
 大人は道化師のふりをして、子宮を配る。子供たちが記憶の中に、ゴムの匂いを思い出してることが、不思議でたまらないのだけれど、避妊された(あるいは否認された、風船からこぼれてしまった、命のは ....
お正月ぐらいはと帰った実家で
思いがけず伯父さんからぽち袋をいただいた
幾つになっても嬉しいものは嬉しい

おめぇにもやっからよ

おとそ気分全開な赤ら顔は楽しげに
崩したあぐらはすっか ....
老人を愛しましょう
子供を愛しましょう
隣人を愛しましょう
植物を愛しましょう
動物を愛しましょう

いつもいい気持ちで
居たい。
いつも笑顔で
微笑んでいたい

辛い時を耐え忍 ....
オニゴッコより

カクレンボを
してたような気がします

体を隠して
気配をうかがう

覚られないよう
息を殺してドキドキしながら

カクレンボの記憶

探している場面は
 ....
私がまだサンタクロースを信じていた頃
父方の祖母と同居していて
私たち兄弟の面倒をみてくれていた
今にして思えば幼さ故とは言え
彼女には随分と理不尽ことしでかしたものだと悔いる

それなり ....
きみは
{ルビ無重力=マクロ}の落雷にうたれた
{ルビ最前線=フロンティア}に魅せられて
とんでゆく
その脳内に
{ルビ霊長類=わたし}は窒息する

アローン、
アローン、


 ....
夜は
重なり合って
ひそめく


息でくもる
ガラスを隠して
なだらかに波うつ
カーテンの裾で
夜は広がる


冷たい
アルコールが注がれた
二つのグラスが
擦れあった
 ....
とりとめのない
思考と
アスファルトの固さ
ふみしめると
わたし、強くなれるかな
求めすぎていて
この空に
目に見えるだけの、青に
この広い空で
はばたいてみたい
なんて、ね
 ....
日差しの温もり
午後の一時
本を読んで
買い物に行って

穏やかな日和
ヌクヌクして
居眠りこっくり
風がさわやか

音楽サラリ
気持ちはポッカリ
ハートの葉
桂の木
ご飯を食べられないから
せんべいと
ミネラルウォーターだけで
生きてみようと思う
というとあなたは苦笑して
もっとやせるよ
と言うんだった

冗談ではなくて
吐いてしまうのだと話すと ....
人が通れるくらい木がまばらな林では、木の葉が鮮烈な色をしています
目に滲んでくるような赤色や、星のかけらのような黄色のものがあります
二色が混ざりつつあるような葉もあって、死ぬ前の輝きのようなどこ ....
深い森の中に
最初の一滴が降り
雫は静かに瞬きをする
鳥の瞳になるのだ

枝葉を羽根に変えて
もぞもぞ動き始める
紅葉でもするように
深緑から脱色していく

すべての色は
深緑を ....
歩き出すことを知りました
ひた、
ひたり。
らしさをどこかに求めて
あまやどりをしました
ぽたり
いつしか涙も流しました
そうしてぎこちなく
笑ってしまうの、
わたし
ことばに詰ま ....
{画像=080907104708.jpg}

神社の縁の下は雨宿りの場所で
みんなの隠れ場所だ
賽銭箱の階段の脇から入って
宝物を蜘蛛の巣の奥に隠した
捨て犬も捨て猫も一緒に連れ込んだ
 ....
だれかを見ている
だれかに見られている
 
そういう感覚
 
あるいは
だれも見ていない
だれにも見られていない 感覚

実はまわりは存在していなくて 私も存在していない
 
全 ....
 
満月が
おおきくくちを開けて
新月になる
夜空をひとつ
噛み終えるまで

いくつもの時を食べつくし
それでもなお
夜はおとずれる

無数の星は彼らの目だ
今日もどこかで
 ....
手首の傷は癒せたとしても
こころの傷は癒せない

ずきずきと痛むこころの古傷は
まるで親知らずの発する悲鳴のようで

嘆いているわけじゃない

こんな季節の溜め息は
寝付けない台所の ....
血液は旅をする
一生の半分は心臓を目指し
残りの半分は心臓を懐かしむ
何周も何周もするのだから
何度も何度も繰り返すのだろう

プールの前に体温を計る
血液が今、何を思うのか
知るため ....
トライアングルが鳴り
レモンがはじける
太陽が昇り
太陽が沈む

気持ちのよい1日を過ごしたい
いざこざは嫌だ
澄んだ声
澄んだ息

仕事の為の毎日が過ぎる
食って寝る。
ヘト ....
冷え切った肌寒い朝に
わたしは毛布にくるまっては
冷え切った足先を
ぬくめる

例えば死というような
ことばの冷たさは
毛布にくるめても
いつまでも温まらない

エアコンやヒーター ....
小原あきさんの自由詩おすすめリスト(2108)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
母さん- 小川 葉自由詩409-2-3
あなた- 乱太郎自由詩20*09-2-1
はかれない、すなどけいでは- たりぽん ...自由詩18*09-1-31
トンボ- 小川 葉自由詩9*09-1-29
春を待つ- かんな自由詩6*09-1-19
遠い呼び声/冬____月夜見・乱太郎- 乱太郎自由詩10*09-1-19
さしすせそが言えなくて- 小川 葉自由詩4*09-1-16
たまたまイスラエル- A-29自由詩6*09-1-16
裏木戸- 小川 葉自由詩809-1-15
_丸い球体- つぐこ自由詩509-1-12
サーカス- 小川 葉自由詩209-1-4
ぽちなひと- 恋月 ぴ ...自由詩24*09-1-3
Throw_a_kiss- ペポパン ...自由詩3*09-1-1
記憶- よーかん自由詩208-12-28
つくろうひと- 恋月 ぴ ...自由詩23*08-12-25
進歩- 伊月りさ自由詩8*08-12-24
ひそか- かんな自由詩13*08-12-21
ブレス- かんな自由詩5*08-12-9
ある昼下がり- ペポパン ...自由詩5*08-12-6
さびしさを吐く- かんな自由詩31*08-11-25
あたたかいものを、ひとつ- 木屋 亞 ...自由詩2*08-11-16
鳥たちの雨- 木屋 亞 ...自由詩2*08-11-8
伝えます- かんな自由詩11*08-11-8
縁の下_/_夏の記憶- beebee自由詩2308-11-8
懐疑- チェセロ ...自由詩508-11-5
夜を噛む- 小川 葉自由詩8*08-11-4
きしみ- 恋月 ぴ ...自由詩20*08-11-1
平熱- 木屋 亞 ...自由詩6*08-10-30
新しい日が来る- ペポパン ...自由詩6*08-10-30
ぬくめる- かんな自由詩8*08-10-30

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