すべてのおすすめ
特に日報に書く事も無く
一日
喫茶店の椅子に座って
空を眺めていただけなので
空の事を書こうと
思っても
書けないでいる
雨の夕暮れ

スーツの裾の泥はねを
気にしながら雨の中を
 ....
この 二足歩行を支える
骨と筋を 賛美せよ

足裏を遠い岬の土に
摺り合わす 意志があるなら

この風は
風力発電機のために 吹くだろう

ひと時の 陽だまりの幻想

岬の土音を ....
ふいに 
{ルビ痒=かゆ}くなった腕をかいたら 
思いのほか 
しろい爪は伸びていた 

( 窓の外には風が吹き 
( 緑の木々が  
( 夢を{ルビ囁=ささや}く声がする 

はた ....
「アナタは半人前」と言われるのが当たり前なこの頃に違和感若干沸き立つんです。
青二才だからって僕の偉才無視しないでよ年功序列がお望みなんていつ時代の人ですか?
アレレ、「ピレレ」無機質携帯着信音。 ....
殺さないでくれ

理だとかどうでもいい

ただ

殺さないでくれ

願ったっていいだろう

殺さないでくれ

これ以上は見たくない

殺さないでくれ


 ....
夕暮れの始まりには
電車も家に帰り着いているよ
そう、ぜんぶ

雨戸がひとつ閉まるたびに
天国ではピアノがひとつ鳴る
そう、どれも

だれも、おたがいのこと
なん ....
泡入りのカプチーノ
友達の陶芸展へ行く
私も昔陶芸をした。
ロクロを使った。

難しかった。
黒茶碗を作った。
ほとんど先生にやってもらった
お客さん黒子を取ったと言う

恩師に電 ....
打ち上げられた
貝の中に
真珠ではなく
小宇宙が
波の形を
ひびかせて
おもしろげに
反芻している


波打ち際に
アメフラシが
空の青を受けても
ちっとも色を変えずに
お ....
髪の毛を染めた
別に気分転換するほど
落ち込んでいた訳じゃないけど

泣いてたあの子に
好きだと言ったから
何となく

公園は思っていたよりも広い
誰が 何処で 何をしていようが
 ....
灯りをともすように 生まれ
それぞれに 与えられた

喜びと 悲しみを
走るように歩くように縫うように

僕らは 生きてゆく それ

だった
おまえさんょ おまえさんの中身から
  削げるものに なにがあるんだい
   なにも ありはしないんだろぅ
     ささやきかける「時間」に
   うわめを使っているぢゃないか
   その ....
一。



どんな関係なのと、
訊かれたことがある。
からだの関係です。
そう答えると、
相手は押し黙ったっきり、
何も言わず、
泣いてしまった。
 ....
裁くことは可能だ
だが公平ではない

愛することは可能だ
だが公平ではない

博愛主義とは何だ
ひたすらに
わけあうことか

私の精神は
無限ではない
私は
命のベクトルを
 ....
リズムに乗って
街のすぐ上をすべるように流れたい

どんな希望や失望の鉤爪にもひっかからず
どんな思いや願いにも留まらず

リズムに乗って
体に始めから満ちているリズムを人に伝えたい
 ....
角を曲がる
過度に曲がる
曲がりすぎて
大破する
大破した木造船の
欠片を集めて
人の形にしていく
そうしているうちに
祭りは終わる
消灯時間になる
何が耳かわからなくなる
誰か ....
風は吹くだけではなく
時には歌い
時には光る
風は夢を見させてくれる

水も流れるだけではなく
時には跳ね
時には踊る
水も夢を描かせてくれる

雲も浮いているだけではなく
時に ....
浜辺に裸身の女

杭に囲まれ

露な姿

エロスはサディスティック

うつろな目を

柔肌を

猫みたいに

泣き声あげて
肩に食い込むカバンを引きずり 
やっとの思いで 夕暮れの喫茶店にたどり着く
でも 
いつものコーヒーが いつもの香を運んでこない
この場所は 私を受け入れてくれない

その時 
私の大好 ....
岩清水



清く冷たくあふるるも


幾千幾万流れれば


その色止める事難し



せめて大きく温かく


海へ還らん
みちも ひろばも どこもかも

コンクリートできれいにぬって

あめがふっても どろでよごれたりしないし

くるまもガタガタはしらずにすむ


でもちきゅうは

から ....
遮光カーテンの四隅に朝が零れている
うつ伏せで眠る君をベッドに残し、
素肌にすばやくドレスシャツを着て、
夜の逞しい身体は、そっと部屋を出てゆく

落ちてゆくエレベーターのなかで――
右手 ....
何を拾っているの
幼いほうの少年が訊ねると
人の骨を拾ってる
と半ズボンの少年は答えた

初夏の海辺を二人は歩いていた
緑色の半ズボンを履いた少年は
白い砕片だけを選んで拾っていた
― ....
夏は結局いつも
気づけば私を置き去りにしてしまうから
今年はちゃんと捕まえて
かごの中に閉じ込めてやろう

だらだら溶けるアイスキャンディーは
外れの文字をさらけ出すだけだけど  ....
遠くで何かが吠えて、僕の耳に届く

それは時間共に細くなり
消えてしまった

僕の手は冷えて、風が過ぎていった

君にも聴こえているでしょう?
この声は幻聴ではないでしょ?  ....
あなたのいのちにきょうめいして

あたしのからだのいちばんおくの

ちいさな鈴がふるえてる

あたしのものとはおもえない

きれいな音で鳴っている
 明日へと続く道
 ひび割れた心に雨が凍みる
 
 昨日の欠片舞い散る
 忘却の甘い罠

 スローモーションで流れて行く日々
 くだらないことで笑える幸せ

 胸が痛む
 連日の悲 ....
久しぶりに口笛を吹いてみたら口が笛になっていた
何度言葉を発してもフィーフィーとしか音が出なかった
周りの皆は大層大袈裟に哀しんでくれていたが
涙が出ている者は一人も居ないようだった
哀しんで ....
後ろすがた かわらないね
しゃんとせんねって
相変わらず 美人だね
中洲の女王やもんね
ひさしぶり
俺は元気
左の奥歯がひとつ欠けちゃって
すこしは老けたって言われるよ
おばあちゃ ....
ゴミはゴミ箱に捨ててくださいと彼は言う
イメージと詳細にしか興味がない彼は
ある日からゴミ箱の中に住むようになった
今日もゴミ箱の中はイメージと詳細でいっぱい
そのことに彼はとても満足している ....
たまたま会った美しくない女と

素敵なカフェで夕飯を食べる

私はお酒を一杯、彼女はお酒も飲まない

話さないとつまらないので

楽しそうに話す私

誰でもを愛せそうに見えるだろう ....
小原あきさんの自由詩おすすめリスト(2108)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
雨が上るが- ねなぎ自由詩207-5-26
風は風力発電機のために吹く- アハウ自由詩507-5-26
爪切り_- 服部 剛自由詩9*07-5-26
オコチャマVS糞ジジイ- 影山影司自由詩107-5-26
- 東風自由詩207-5-26
ホーム- ふたば自由詩507-5-26
つながり- ペポパン ...自由詩6*07-5-26
寄り道せかい- まきび自由詩407-5-26
過去に泣かれる現在の僕と未来- 酸素の枷自由詩4*07-5-26
いのちは- ひより自由詩5*07-5-26
Existence(5)- 信天翁自由詩307-5-26
「_人魚の涙。_」- PULL.自由詩13+*07-5-26
紫陽花- umineko自由詩17*07-5-26
私たちの軽さは- いねむり ...自由詩307-5-26
祭り- たもつ自由詩1107-5-26
風の声が聞こえる- ぽえむ君自由詩10*07-5-26
女体裸身- yoyo自由詩4*07-5-26
コーヒーの香の中に溶ける- いねむり ...自由詩507-5-26
岩清水- 森川仁自由詩307-5-26
ちきゅうのこきゅう- むむ自由詩207-5-26
詩人のプロフィール☆- atsuchan69自由詩16*07-5-26
砂汀- hon自由詩307-5-26
夏の誘拐- なかがわ ...自由詩2*07-5-26
- 海月自由詩1*07-5-26
恋の音- a/t自由詩507-5-26
明日はきっと- 山崎 風 ...自由詩607-5-26
ドナドナ。- もののあ ...自由詩17*07-5-25
ヤマグチさん- soft_machine自由詩13*07-5-25
不可視- 小川 葉自由詩607-5-25
ソーダ水の夜- 猫のひた ...自由詩207-5-25

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71