すべてのおすすめ
{画像=080710024320.jpg}

私は自分が泣くとは思わなかった


同僚と酒を飲み
語り合い
別れた時
涙が出た


酒を飲んで居ても友に言えなかった
卑しい自分 ....
「あえいうえおあお」

明日はきっと雨が降るから
どこかに出かけようと思うんだ
そう遠くじゃなくて
どこか電車ですぐいけるような街へ
いつもは持たない傘を持って行くよ
君はいつも持ってる ....
焼きはらわれた、夕暮れ

わたしたち
それぞれは
ただひとりの者として、
心を
あつめている、
ひときわ明るい光に
焼き
はらわれて、誰でも
いいような
ただひとりの
者 ....
三日後にわたしは 
三十三年間着ていたわたしを脱いで 
風の衣を着るだろう 

その時世界の何処かに響く 
あの産声が 
聞こえて来る 

その時空から降る 
透けた掌と差しのべるこ ....
犬歯が疼く夜は
あなたのことを考えてしまう


黒猫が一方通行道路を逆走していて
わたしはみゃぁおぅと鳴いて忠告をした
哀しみに月はなく
瑠璃色の眼は立ち止まり
この影をきちんと認めて ....
(?)

久しぶりのドライブは仲直りのしるし
お正月に学生さんの駆け登る急坂をアクセル吹かしながら
ふたりを乗せたクルマは芦ノ湖畔を目指す

車内にチェックを入れてみても
知らないおんな ....
あのころは
     あすもまた
「時」が安産をかさねる
    とつねにおもっていました

それが
   このごろでは
         きょうもまた
「空」が流産をくりかえす
  ....
{画像=080523225735.jpg}

大丈夫?
そう言って母はいつも
額に手をやった
そう言えば額の熱は
手で繋がっている


39度の熱を出した
娘の額は汗ばんで
手を ....
燃えるごみを
ごみ捨て場へ持って行こうと
外へ出たら雨であった

透明のビニール傘を差して
そのままぼんやり空を見上げる
水滴の降ってくるさまが見えるのが
大変おもしろい

周囲でく ....
アイスランドのポストマンは
白い氷の地平を越えてやってきます
彼女のところには
世界中からラブレターが届くんだそうです
毎日カバンいっぱいの愛の言葉を
ポストマンは顔を真っ赤にして運びつづけ ....
掴む

あなたをしることは
太陽をつかむよう

刻んだ空の破片を
脇に抱えて
あなたを見つめると
丘の上の鐘の音が七色に飛び散っている

あなたはいつもそこで
わたしはいつもここ ....
 
 
 
こたつとみかんは
飽きたのです
 
 
 
 
ストーブとおもちは
憧れなのです
 
 
 
 
君と僕は
幸せなのです
 
 
 
 
一番安上 ....
(1)

あなたにはじめて出逢ったのは
この廃屋が未だ駅舎として機能していた頃のこと
夏草の浸食に怯える赤錆びた鉄路と
剥がれかけた青森ねぶた祭りのポスターが一枚

この駅を訪れるひとと ....
あのお月様に向かって

大きな声で
何回も
ありがとうって叫んだら

全ての人に
この気持ちが伝わらないだろうか
{画像=071202005950.jpg}


それはsora色のシャツ

soraのくうきの燦めきがプリントされている

soraにかざすと青空が拡がるの!

白いくせにsoraが ....
だれかがしんだとき
おわるなにかがある
こころのなかにぽっかりとあく
あなたのスペースは
なににもかえられない
たいせつな、たいせつなものです

いなくなったのに
いなくなったきが ....
「モクテキは何か」
「今 何をユウセンすべきか」
「シテンをどこに置くかが重要だ」


(なんて
 ゴシドウくださるおかげで)


くちゃくちゃの紙クズみたいな
オツムの中は
ひ ....
彼女の誕生日は七月七日
七夕の日です
そのせいかどうか
彼女は星がとても好きなのです
星のブローチとか
星の携帯ストラップとか
もしかしたら
三つ星のレストランとかも
でも彼氏は
せ ....
毎日をさかのぼる

一瞬があらわれない
そう出て来ない

さかのぼるから
には、そこにみなもとがある

けれど
ららら
ちょっと歌っていたら
買い物を忘れた
買い物も買われるも ....
{引用=ただいま}
毎年の
「ただいま」
が年々ぎこちなくなってゆくのを
自分で感じているのに


{引用=おかえりなさい}
あなたの
「おかえりなさい」
は年々なじんで
小川の ....
りんごを
はだかにすると
あまずっぱい
においが
する


あなたを
はだかにすると
あまずっぱい
きもちに
なる


あなたを
むさぼるように
りんごを
ひとかけら ....
{画像=080619012728.jpg}
私のテレビは
真空管から宇宙へと通じている。
だから赤と青と黄色の虹が
画面から青空へ架かっている。

そこでは
虚像こそが実体を有し、
存 ....
一面の草むらから、湧きあがる青い空。
向き合うわたしの窓は、青い空をもたない。
手にした一枚の写真を見て、
水を得た魚のように泳いだ海は、
黄ばんだ家族の笑 ....
あじさいは雨に
色をもらう
少しずつ少しずつ
となりの子とは違うように
淡く。パープル

ぬれてるからって
傘は差しださないで
雨がすきなのわたしたち
雨でわたしたちは
きせつを彩 ....
このへんな匂いは何ですか
ああ
満開の栗の花

朧月夜に
ああ
満開の栗の花

血液にアルコールが混ざって
ああ
満開の栗の花

天狗の鼻をかじった
ああ
満開の栗の花
 ....
抱きしめてやると

思ったよりも簡単に

くずれるときの声を出した

髪の毛から

あまい胡瓜の香りがする

たがいの爪で

たがいの肉にわだちを描いた


俺は十八だっ ....
街道の植物と

雑居ビルとのあいだを

雨上がりの

ひんやりとした橙のなかを

昔の

小学生のころの

社会人四五年めの

きみを追った

なにもかも成功した

 ....
失われたものが
失われる
方向にむかって、ひきのばされていった

絶たれるために
地球からながめると
原子核よりも
    ちっちゃな
          ちっちゃな
自分のからだの
   どきどきしている
       どっきどっきな
むねの奥で

ときどき ....
ふとく

みじかく

かがやいた


夕暮れ

海に

太陽の道が


ふとく

みじかく

かがやいた
小原あきさんの自由詩おすすめリスト(2108)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
帰りの電車で_/_これもまた過去の記憶- beebee自由詩1708-7-10
創書日和「音」- 虹村 凌自由詩3*08-7-10
_- こもん自由詩708-7-9
風の衣_- 服部 剛自由詩2008-7-8
だから犬歯が疼く夜はあなたに噛みつきたくなる- 士狼(銀)自由詩13*08-7-7
お隣りのひと- 恋月 ぴ ...自由詩13*08-7-6
時空の篩- 信天翁自由詩108-7-5
額に手は繋がっている- beebee自由詩2508-7-5
早送りの挙句のたまごかけご飯- 吉田ぐん ...自由詩2508-7-4
アイスランド- yo-yo自由詩5*08-7-3
掴む- 乱太郎自由詩26*08-7-2
定番- キルケ自由詩3+08-7-1
無人駅のひと- 恋月 ぴ ...自由詩26*08-6-29
歓喜- とよっこ自由詩5*08-6-29
sora色のシャツ- beebee自由詩7*08-6-25
Cui_Cui- ゆうと自由詩1*08-6-24
カゴの鳥- 渡 ひろ ...自由詩22*08-6-23
七夕- yo-yo自由詩5*08-6-23
ねがい- 石川和広自由詩14*08-6-22
ムラサキサギゴケ- AB(な ...自由詩23*08-6-20
りんご- 相良ゆう自由詩508-6-20
雲南の踊り子- beebee自由詩7*08-6-19
青いひかり_______- 前田ふむ ...自由詩28*08-6-19
あじさい- 唐草フウ自由詩8*08-6-18
まんくわいの栗の花- 蒼木りん自由詩308-6-17
いまも何処かで- 吉岡ペペ ...自由詩1708-6-16
五反田をあるく- 吉岡ペペ ...自由詩208-6-16
_- こもん自由詩308-6-13
ゆらゆら- 乱太郎自由詩21*08-6-13
海に太陽の道- 吉岡ペペ ...自由詩208-6-11

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71