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{引用=夜の階段を下りて
一階はとっくに海に沈んでいったので
その、密やかな貝を避けながら
水の中につま先をいれる
どこまでも透明な
水晶を重ねて束ねて作った
深海は 魚を飲み込む
....
その坂の上は外人墓地になっていて
少しだけ風がそよぐ。
港町を見下ろすその場所で、
土の上に居場所をなくした人々が 眠っている。
その風を、汗に濡れた指先でなでるのが好きだ。
....
大地が 少し 揺れた
ここはパリなので
それは夢だと分かった
モノクロのカーテンの幕が
ゆっくりあがるように
日を目覚めさせる そういう揺れだ
意識の向こうに
黒く流れる ....
{引用=「序」
万華鏡に
甘い想い出だけを そっと詰めて
くるくるまわして のぞきこむ
金平糖のじゃれあうような
さらさらした音がはじけて
あまりの甘さに 歯を痛めて ....
彼の乗った船が エーゲ海で消えた
滅多にあることでも ない
彼の乗った船が エーゲ海で消えた
遠州浜の海岸線は 遠い砂浜
波に運ばれる 白い砂と 生き物 ....
春の雨になりたい
あたし 春の雨になりたい
あなたはすぐに 春の砂にまとわれて
その嵐の中に {ルビ荒=すさ}ぼうと揺する
小さなオルゴールの中に
こころ を 忘れてきた ....
あめのなかに
ゆきのまじる
ぶーげんびりあの
かねのねの
音のあまつぶ
しらゆきまじる
むすめはやらない
むすめはやらない
{引用=三つで病に
五つで迷子 ....
{引用=
クラヴィ・ヴィエイヤールは小さかった
どのくらい小さいかというと あなたのまぁ 半分くらいで
俗に 小人と呼ばれる 種類の人間だったのかもしれなかった
けれど
....
小原あきさんのもも うさぎさんおすすめリスト
(8)
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日付
水槽
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もも う ...
自由詩
42*
09-11-6
ありし天文所の休暇
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もも う ...
自由詩
28*
08-1-20
朝
-
もも う ...
未詩・独白
17*
07-6-22
ある雨の日より
-
もも う ...
自由詩
48*
07-6-17
彼の乗った船が_エーゲ海で消えた
-
もも う ...
自由詩
32*
07-4-6
春の雨
-
もも う ...
自由詩
27*
07-4-4
手折り唄
-
もも う ...
自由詩
25*
07-1-25
クラヴィ_ヴィエイヤール
-
もも う ...
自由詩
59*
06-11-26
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