漂流/プテラノドン
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- rabbitfighter 
- 小川 葉 
- 藤丘 香子 
- 士狼(銀) 
- 佐々木妖精 
- 小原あき 
- 未有花 
- 塔野夏子 
- 北大路京介 
- ブライアン 
小学生のころ、
最上川の中腹で、僕は毎年釣りをしていた。
夕方から翌日の朝まで。

川に漂着したもろもろの闇は、
川と闇に包まれて形を失うのだった。
それは、誰かの思い出すらも剥ぎ取ったようだった。

でも、朝には、それらのものが、
光とともに戻ってきた。
結局はごみだったのだが、
闇に戻されたそれらのものは、
結局、意味を剥ぎ取られ、漂着したのだ。

もし、漂着した1ページにそこに意味があるのであれば、
それは闇に解けても、なお、形を保つに違いない。
- 風音 

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