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 冷たい壁に背をまかせて
 愛しくある月日を
 思うがままに流してく

 いつの日か
 ここから去るだろう
 
 そして
 いつの日か
 出会うだろう

 新しい一日 
 まだ ....
スローモーションで放たれる
微細なスプレーのように
思念の粒子を空中に固定して
一粒づつていねいに色を投射してゆく
集中力を切らさないように
点と面のそれぞれに
力を加えるバランスを意識し ....
とってもちいさい○をかいた

くもりガラスにゆびでかいた

やさしい忍者になりたかった

たたかうけれどやさしい忍者


時代は引き継がれ

さよならは

ふたたび巡り会う
 ....
 
やってきたことが
無駄になるかどうかは
自分の気持ち次第
 
無駄だったと思えば
無駄になる
 
無駄ではなかったと思えば
意味有るものになる
 
前足をつかい
口をつかい
つぶさないように
犬はみかんをじょうずにころがします
わたしがきれいにむいて
ひとふさ食べさせてやると
犬はすっぱそうな顔をして吐きだしました
しかし犬は段ボー ....
 
 
 
 
二人の住む街は
汚れた雪しか降らないから
きみはそれしか
知らないでいる
 
街灯の光は
ぼくたちの知らない間に
静かに青白くなっていって
だからこんなにさびし ....
ジャズアンドブルースはムードなんだよ
たばこの煙を吐き出しながら
あのひとは言った

ちょっと吸い過ぎなんですけど

その背景に何があろうとも
あったとしても
そんなものとは切り離され ....

みずいろのさかなを
凍ったうみで
凍ったうみの
その下で泳がせている

気泡の、結晶
つめたい手
掬うことのない
うたがう事もないさ
たとえばわたしたち
ストレスにまかせて
 ....
浸された水は
つめたく
ねがえりもできないほどに
なぜか凍みたまま
あの人ごとをさらって
いって

かなしい
のふちにいるあの人
たしかにいかされ、芽生え
一つの
さむさの中にい ....
 
  

あそこで
庭木の手入れをしているのが父です
もう随分彼は
そこから動かないので
毎日
朝夕の水遣りをするのが
私の日課です

週に一度
伸びすぎた腕や増えすぎた首の ....
一.


青を
反故にした

よりも
事情がある

真昼につき、
雨はふらない




二.


鋏の持ち手が緑だったことから
分け合いたくない
ままの
手 ....
別に、慌ただしい人生を過ごして来た訳じゃないけれど。

今、ゆっくりとした時間がもどかしくも愛おしい。

そして、不安で満ち溢れてる。

いつまでも続くとは思わないが、もどかしいこの曖昧さ ....
その


畳の変色は


きみの作品でしょ。
寒風に手指をかばう
待つとも待たないともいえぬ朝まだき
冷え切った空気が
空高くから透明に降りて
ちいさな公園の
遊具に残る最後のぬくもりを絶やす
ほぅ、と湿った息を吐く

 ....
うすみずいろの空気のなかに
波のように広がる まろやかな階段
動きを止めた時計の針
薄い氷の窓
やがて
透明な光が窓から差し込んで
いつかのざわめきが聞こえてくる
青白く輝き出す壁の陰で ....
あたしみたの
あそこでみたの

ひとが 死んでゆくところ

あたしみたの 
たくさんみたの

ひとが 生まれて 歩いてゆくの


川と土と木があって
虫と人と動物と
植物さえ ....
わたしはトイレ
オフィスのトイレ
和式トイレ
となりは洋式トイレ
女子トイレ

みんなのひみつ
しっているのよ
みんながだれにも見せたことのないものや
見せたくないものを
いつも見 ....
  わたしを囲む円周に 
  今あるべきものはすでに集まり 
  目に映る全てのものは 
  円周の中心にある 
  わたしをわたしあらしめる 

  蓄音機に針は落とされ 
  回り出 ....
暗闇に指と指を絡ませて
ほろ酔い肌のぬくもりに酔いしれる
熱いときめきが過ぎて行く
あなたは真夜中に背を向けて
私を抱いている時も夢の中でも
他の{ルビ女性=ひと}を抱いている

ひとた ....
ねこって可愛い
飼いねこは飼いねこらしく
ノラねこはノラねこらしい顔しているよ
やっぱし育ちなのかな
ひとに媚びるのうまい飼いねこがいて
いじらしいほどノラなねこがいる
そんなねこって
 ....
 たまご

 雨の日に
 雲の、目をみはる
 ながれの速さに
 あかされる
 ミルクの皮膜を
 くすりゆびに
 掛けて
 あたたかいのは
 どうして
 どのように
 熱せられた ....
 
 
おれんぢ が
世界を闇に貶める
透明、
水温の上昇
 
どうにでもなれ と
絶望したふりして
カプセルの中で
小指の甘皮になる
 
 
テトラ、
 
 
薄い呼 ....
とうりゃんせ と唄われた
神社の裏手
一本の老樹が
わずかに肩をいからせながら
両手を広げ
しどけなく枝先を垂らす


関所と謂われたこの地で
何のためらいもなく
敷きつめられた白 ....
季節だけにではなく別れを告げるということ
窓のない部屋では聞こえないということ

   言葉で削った窓のむこうは万華鏡じゃないということ
   中途半端な闇の中
   (匂いのしない風がテレ ....
フィチカ、雨の国。

春には雨の花が咲き
夏にはきらめく雨がふる
秋には雨も紅葉し
冬には白い雨がふる

   (誰か)が「冷たかろう」と言い
   (誰か)が「寂しかろう」と言う
 ....
 一 踊る

螺旋状に回る時間の渦で
ときおり光り輝く瞬間
踊る鼓動が
今日を激しく興奮させる

 あなたと
 アゲハ蝶が絡み合う
 異国に旅したその日付

 落ち葉に乗った ....
紅葉は

いのちを透かしていた

紅葉は

金属の錆びのようにも見えた

いのちは

金属の錆びではないのに

ぼくの心は
地上へと繋がるエレベーターに
パステルカラーの女の子
うふふ
こんにちは
抱いている子ども
腕から飛び出しそうに笑って
照れて
くりんくりんって頭を回す
いししー
あっ 笑ったぁ
 ....
冷たい夢 もわんもわん
目覚めの悪い 午後二時

休みが不定期な君に
あわせてとった有給休暇

綿密にたてたデートプラン
直前になって水の泡

しかたのない理由
優しく受け入れるの ....
りんごを食べたら
なつかしい故郷の味がした

と言ってはみたものの
この街で生まれ
この街で育ったから
故郷らしい故郷なんてどこにも無いんだけど

でも、不思議なんだよね
ひとくちか ....
小原あきさんの自由詩おすすめリスト(2108)
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