すべてのおすすめ
枝分かれしていく 夜の
長く、しなやかな腕は
わたしを覆いながら それぞれ
しだいにたわんで その先端からやがて
着地し、朝に触れる



不必要なほどに震える あなたの
声と、指先 ....
もしもここに
うつくしい空き箱があったなら
お風呂のように入って
外を眺めよう
風の吹く
外はやさしいように見える
口笛も吹こう
あの懐かしい歌

箱の片隅には
ヒイラギが落ちてい ....
私は私の願望を止める術を知らない

変身願望 それは 夢見る魚

発狂願望 それは 路上に飛び出す猫

破滅願望 それは 膨らみ続ける風船

変態願望 それは ちょっとした隙間

 ....
人波が隙っ歯に駅のホームを行く
あらためて見れば鉄箱に
みんな乗り込んで葡萄の房のような
それくらいの密度で
つぶれて貨物列車だ
果汁に似せた
澱のような

きらめいた
それぞれの
 ....
宵にまかせてヒートアップして散々の
暗い今日の芸術とやらなんとやら
パラシュートが美しいと思ったきみはどうですか
ここんとこ
エスカルゴ、巻いて

ガムラン、さよなら、どうしてかこの心の中 ....
わたしって
よく道をたずねられる
どこかやさしげにみえるのかな
近藤さんの朗読した「夕焼け」って作品大好きで
繰り返し読んだりしたけど
登場する娘さんのように
「やさしい心の持ち主」なんか ....
お気に入りの毛糸のベストが
母が赤いいちごを編み込んだベストが
もう入らなくなってしまったと気付いた十二の春

すこし悲しいと思ったのは
自分が大きくなってしまったからなのか
ベストが小さ ....
最初はマジで嫌だった
スタッフのひと替えてもらいたかったけど
お気に入りのお店だったし
いつものひと不幸があって急に休んだらしいし
どうにでもなれって心境だった

助手のひとがわたしの好み ....
赤い葉っぱ 黄色い葉っぱ
これは茶色
秋はいろんな色の葉っぱがあって
とっても楽しいね

枯葉を踏む音だって
サクサク ガサガサ
いろんな音がしておもしろい
歩くのがおそかったかいちゃ ....
ある日森にお散歩に行きました。
アリ塚がありました。
大きい塚でした。
赤い毒キノコがありました。

木苺を食べました。
種が沢山ありました。
道に迷いました。
しかし方向感覚の良さで ....
ちいさな雲を
いちまい、いちまい、風が縫って
空に真っ白な衣を着せている

あそこへ往くの?
問いかけても
もう動かない唇は冷たく
ひかれた紅の赤さだけが
今のあなたとわたしの今を
 ....
生後三ヶ月を風呂につける

いきていやがる
いきていやがる

生後四十七年が
血の繋がらない孫のようなもんを
ゆにつける

あくびしやがる
いねむりしやがる
はねやがる
うりの ....
都会に住みはじめ一番変わったのは
靴が汚れなくなったこと
母に駅まで長靴持ってきてと頼んだのは
実家に帰った際の笑い話しとなったし
でこぼこ道に足をとられることもなくなった

色とりどりに ....
闇にうまれた水滴

   。

 。
      


   。


  。


音階があるならば

   。

 。
      


   。


 ....
青いのは庭の芝生だけじゃない
投げやりな悲しみも
いつか煙になって空へ昇っていっちゃうよ
焼却炉で燃やしているのは誰かへではなく自分自身

教室に
グランドに
体育館に
 ....
宇宙の闇に

希望のようにあいた

かすかな鍵穴

くり返される旋律

クレッシェンド

哀しみとは

そういうものなのだ


最愛と別れることのない

時代

 ....
踊るクレヨン。

薄っぺらいやみを
のたうち回るクレヨン

頭はばくはつし、炎をもやし
うすよごれた体には
雷のさきっちょが落っこちて、
まっさかさまに
突き刺さっている

その ....
 やっと休むことができたのだ
 静かに寝かせてやろう
 お前がいるから
 私も、私達も尊いと
 泣くことができるのだ
 お休み
 また新たな門出で、お前には世話になろう
 その時
 ....
なあ
おまえがいないと
おれは飯も炊けなくて
酒の相手もいなくて
洗剤の量もまったくわからないし
だいたい
おれはバター派なのに
あの買ったばっかりのマーガリンどうするんだよ


 ....
うずまきうずまきぐるぐる巻いて
いつか解けなくなるといい
いつかひとつになるといい


木枯らしが吹いて淋しさが増すのは何故だろう
乾ききった落ち葉を踏むと靴がカシャカシャと音を鳴らす
 ....
                  071114


月平線に地球が近づいたので
夜なのか
朝なのか
分からなくなって
月の兎に電話をしたら
声が届く前に
地球は見えなくなっていて
 ....
            071114


昼休みにうしろを見ると
日本語に親しみましょうと
大きな文字が現れて
大きな文字が
日本語に
親しみましょうと
決めつけた
誰かの声が聞こ ....
今年こそ
サンタさんの お手伝い
したいと思ってたんだけど
まだまだ力不足
家にいるよ


雪の結晶



三次元の万華鏡

夜空のスクリーンに映し出す装置があるんだよ
 ....
自慢話うまいひとって羨ましいな
自分のこと話したくても
つい口ごもったりして

自信が無いだけなのかな

たとえばカラオケに行っても
わたしの番になると
他のひと達世間話なんかはじめた ....
瑣末な日常が、疾走する。

その調べは、幻想。

切実な言葉が、疾走する。

その影像は、幻視。

それじゃあ、バイ、バイ。

傷するまえに、ね。


透明な。

哀しみ ....
あなたの横顔が懐かしく、
僕は手を伸ばしてみたのです
南風にただよう
幸福のかけらのようなもの、
あなたの日傘をにぎる手に
すこしだけ集まっています


なれない革靴から
愉快なメロ ....
月が銀青色に染まる時
ユニコーンが目を覚ます
冷たく輝く月の光に
象牙色の角が光り
キーンコーン
青白い星は夜を彩る

のっそり起き上がったユニコーンは
青い瞳を輝かせ
暗い森の中を ....
書いておかないといけないのかな
十一月の林檎もぎをする足元に咲く
たんぽぽと

実った林檎をもぎ取る同じ時期に
今年は 林檎の花が咲いている
全部ではないけれど 全部だったら破滅だけど
 ....
ねぇ

ぼくたちは、
もっと、笑っていてもいいと思うんだ

もっと、はにかんでいたっていいと思うんだ



むずかしいこととかじゃなくて
かなしいくらいの澄んだ青空を見上げていて、 ....
空はいつからか
うそをつくことを忘れたようだ






また 冬に近づいた







寄せ集めた言葉で
とりあえず冬を迎える準備をした






 ....
小原あきさんの自由詩おすすめリスト(2108)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
かさなりつづける、朝に- 望月 ゆ ...自由詩40*07-11-28
うつくしい空き箱- ふるる自由詩28*07-11-27
【願望】- つむじま ...自由詩1*07-11-27
grape- 水町綜助自由詩607-11-27
パラシュート/ラヴ・ラヴ- nm6自由詩1007-11-26
手の鳴る方へ- 恋月 ぴ ...自由詩30*07-11-24
赤いいちごのベスト- 佐々宝砂自由詩1007-11-24
わたしたちの空- 恋月 ぴ ...自由詩22*07-11-20
かいちゃんと秋- 未有花自由詩15*07-11-20
月光- ペポパン ...自由詩7*07-11-19
百年樹- LEO自由詩25*07-11-18
三ヶ月- A-29自由詩7*07-11-17
ドアの向う側- 恋月 ぴ ...自由詩27*07-11-16
水滴- 吉岡ペペ ...自由詩707-11-16
「足跡」- 菊尾自由詩3*07-11-15
哀しみ- 吉岡ペペ ...自由詩207-11-15
あの_鶏- 鴎田あき自由詩7*07-11-15
鼓動- doon自由詩107-11-15
帰ろう- なつぎ自由詩7*07-11-14
うずまきうずまき冬の恋- 榊 慧自由詩507-11-14
小春日和- あおば自由詩10*07-11-14
昼休み- あおば自由詩2*07-11-14
クチビルにポインセチア- 北大路京 ...自由詩15*07-11-13
ひより- 恋月 ぴ ...自由詩28*07-11-13
瑣末な日常- 吉岡ペペ ...自由詩207-11-12
サニー- アヅサ自由詩6*07-11-12
月とユニコーン- 未有花自由詩11*07-11-12
ゼロの星- 砂木自由詩11*07-11-10
ねぇ- わら自由詩26*07-11-10
五つ目の季節- なつぎ自由詩27*07-11-10

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