すべてのおすすめ
駆け抜けろ!今の奇跡を
唸る肉体に熱いボディを載せて
光るうねりの中
喝采はまだまだ早い
スタートダッシュが決まれば
後は走り抜けるだけ

煌めきを乗せて突き進む
嬌声をあげて突き進む ....
平坦な場所
何も いない

みていた空
置いてきぼり

かかわる 擦り傷
ぺろりと なめ

居場所は 
歩いたっきり

ひきさく 日常の中
道なりの 花 乞い

 ....
街は、宣伝する車の謳い文句と、気にも止めない通行人を生贄にして
せり上がる暑さよりも、乾いた空虚さを従えていたので
僕等は、長い橋の上からきらめく水面を眺めている。
そこにありもしない目印を探し ....
ねえおとうさん、
おとなになるってどういうこと?
つらいかなしいことを知るということ?
ねえおかあさん、
生きていくっていうのは、
つらいこと?

おかあさん、
おやすみを言うたびに
 ....
世の中には、ウソとホントウがあるっていうこと
あたしはいつごろ知ったんだろう
嘘を吐くっていうことを
あたしはいつごろ覚えたんだろ

世の中のすべてが真実だったころが
あたしにもきっと、あ ....
貝殻を気取る私は
捕獲されるのを警戒する

辺りが静かになった頃
深い深い、おそらく他人には不快と思われる
夜の底にて
ようやく貝は口を開く


ポロポロと子守歌
誰にも与えら ....
薄闇の映画館の中
鴨川のことを思っていた
土手にしがみつこうとする亀
にぶいオオサンショウウオ
蚊のような蛍
ヒトは思い入れる
かくいう私も
彼らを出汁に
女を口説いたり
狩猟の真似 ....
ビーズをつないでたテグスが
ぷちん、と切れた

こう、だから好き
こう、だから嫌い
そんな風によのなかを
ふたつに分けることが出来なくて

ひとつぶひとつぶ拾い集めては
かなしくて
 ....
あけらかんと

ゆみをいだいて

まひるのつきを

ねらいうつ

とどくどくろは

笑みをたやさず

かすれたくもに

キスしてる

リネンきろくの

ひるまのゆめ ....
空に穴が空いて
向こう側と こちら側が
つながってしまった

上っ面だけ良い青空の
向こう側から流れ出す
途方もない負のエネルギーは
夜に咲く花のように
渦を巻いて 開く 開く

 ....
真夜中に笛を吹くと蛇が来るよ
死んだお婆ちゃんは
いつもそう言っていたけど

んじゃ
真夜中にディジュリドゥ吹いたら
一体何がくるんだろう

試しに吹いてみたら
隣の家のダンナさんが ....
失われた約束が
気づかぬうちにふたたびつらなり
忘れられたはじまりを
さざめくように呼び覚ます


降り積もるなか見えてくるもの
わたしを明るくかきむしるもの
願いを終えた ....
明日の朝まだ日が昇る前に
わたしのアパートまで
迎えに来てください
最新型のスポーツカーで
あの角をゆっくりと曲がって
わたしのアパートの前で
静かにエンジンを切ったら
わたしは小さなバ ....
全国から観光客がえっさほいさとやってくる
そんな地元の夏祭り
北の短い夏だからこそエネルギー爆発!
なんていうキャッチフレーズ
どうなのかなあ
どうだっていいけど最近ずいぶん積雪量も減りまし ....
2.4インチの覗き窓から

フォーラムの様子を覗くと

姿かたちは一切弾き飛ばされて

創ろうとする心模様が

際立って見えてくる



格好なんか気にしない

生まれたて ....
オレンジ色の光が長い影を作って
ひび割れたアスファルトに 残る

赤いランドセルが自慢
こんなに綺麗に使っていたのは私だけだったから
なのに もうこんなに汚れてしまったのね

引っ掻 ....
夥しい夥しい直射日光で
アスファルトの明度が振り切れ
真昼は真っ白い暴力だ
私は激しい夢うつつに陥り
液化してゆくアイスキャンディを見下ろしても
何を思えばいいのか何も何もわ ....
ずっと
胸のエンブレムを隠して生きてきた
正義のヒーローが
ひとりいた
今どき分りやすい悪なんて
そこらそんじょに転がってるもんじゃないし
ギターが弾けたらよかったのに
古 ....
 


海に近い砂の丘から
無数の骨が突き出している
かつてここで倒れた巨大な生き物の上に
浪に運ばれたものが積み重なり
石でできた枯れ木のような
蒼白い骨の森を造った
海からの風に ....
「ママ、ママ、ママ」
と呼ばれて
振り向く
ホームセンターの中
カゴの中に
ふくろうの仔
ああ、
お前かあ
覗き込むと
何度も何度も
「ママ、ママ、ママ」
ふと気がつくと
周り ....
私の葬式がささやかに執り行われ
友人らが久しぶりに集まった
青空には透明な道が果てしなく続き
新緑に人々の喪服が映えて美しかった
一滴の涙も流されず むしろ
想い出を懐かしむ声で
小さな式 ....
太陽は ハルシオンになり
満月の 夜 墓標は
デパスとなる

太陽を つかめ
「酩酊感、王冠を 被れるよ ピカピカの 脳 睡眠障害の 王者
逃れられなくなる 昔は 一杯いたのにね 

 ....
十六歳の感傷に腰掛けて
ぼくは詩を書き始めた
ぼくの孤独といえば
せいぜいコップ一杯分の涙ほどしかなかったけれど
二十億光年の彼方の星からの引力で
コップの水が波立つことを幻想するのだっ ....
スイッチを「パチン」と入れて、

と思ったら
スイッチがない。

あるはずのところに
スイッチがない。

昨日、
夜寝るときにはあったのに。

今朝、
顔を洗ったときにはあった ....
あたしのママは不幸せ
あたしのパパはろくでなし
娘のあたしはその間
いったりきたり 綱渡り

雲をも掴むいい話
さすらうアパート4畳半
ママはぼさぼさ頭を束ね
欠けた湯飲みでお茶をする ....
それを少女は 
みなに内緒にして
草むらのなかを
さがしていたんだ

川につらなる
あたらしい蜘蛛たちは
糸に針とえさをつけて
釣りをしていたり

雲のなかでは 
ニンジンをぶら ....
ムイテモ
ムイテモ
薄皮の内に私が笑う

ステテモ
ステテモ
捨てているのはやはり私だ

美しく
咲くやもしれぬ蕾を千切り
残酷な子供がするように
一枚 一枚
私を剥いて捨てた ....
気がつけばいつも
君はそこに立っている
君は待つ
遠くに地鳴りを聞きながら
まだ秋には早い日
目の前をつうっと
赤とんぼが通り過ぎていく
同じ高さにある地平線を目指し
旅立っていっ ....
 しあわせは
 すりぬける風
 ひとときのやすらぎ
 明日のことは
 わからない
 
 しあわせは
 すくいあげた水
 たやすくこぼれるけれど
 歩けるぶんだけ
 あればいい
  ....
 


星のように
はじまりと終わりが溶けあいながら
夜の水は空を巡る
岩と岩の間から
枯野と土を錆つかせながら
夜の水は流れ出る


ゆるやかな傾斜に囲まれた道が
少しずつ雨 ....
かおるさんの自由詩おすすめリスト(3518)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
フィッシュオン- 恋月 ぴ ...自由詩7*05-7-20
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嘘というがいねん- 八月のさ ...自由詩205-7-20
答をくれる人- 千波 一 ...自由詩13*05-7-20
奉る- 太郎冠者自由詩3*05-7-20
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妄想歌謡曲- 大覚アキ ...自由詩405-7-19
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逢魔ヶ刻- ばら自由詩10*05-7-19
激しい白昼夢- A道化自由詩13*05-7-19
ハロー、Mr._チャボ(Mr._チャボのテーマ)- 角田寿星自由詩1305-7-19
調音- 木立 悟自由詩1105-7-19
母を呼ぶ声- チアーヌ自由詩1005-7-18
昇天日和_(2005.7.18)- 和泉 輪自由詩3105-7-18
太陽と月の中毒者- 奥津強自由詩305-7-18
夜中に台所でぼくは谷川さんに話しかけたかった- 藤原 実自由詩13*05-7-18
失われたスイッチを求めて- 大覚アキ ...自由詩505-7-18
はんぶん子- ヒビノナ ...自由詩6*05-7-18
「トレードマーク」- プテラノ ...自由詩9*05-7-18
ツバキ- スプート ...自由詩4*05-7-18
ゴールキーパー- たもつ自由詩1705-7-18
しあわせ- yaka自由詩17*05-7-18
遺棄地- 木立 悟自由詩305-7-18

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