すべてのおすすめ
君がいるから僕は存在する
誰もが羨望する
誰もが欲しがる君の姿
ショーウインドの特等席で
いつも輝いている
値札なんて不要だよね
君の価値はお金にはかえられないから
要はハートだってこと ....
身のまわりのひとところが
なんだか前よりも
がらんとあかるくなった気がするのは
そこに虚無がひとつ
生まれていたためだった
私はいまだその大きさも輪郭もつかめず
いつかつかめる日がくるかど ....
まあるい卵にうさぎの眠り
たゆたう袖から
虎のまなざし

いつかは還る最果ての灯へ
のぼる姿を
手から
手に


浮かべた舟は遠ざけて
くれない川面に
こもりうた

幾 ....
世界が希薄になっていく
高い高い、高い場所で
不純な核にとらわれて連れ戻された
綺麗なだけの名前で呼ばれるもの

   海は無限のやさしさでとかして
   吹き抜ける音や打ち寄せる色だけが ....
{引用=**  みすてられしつるばらの軌跡より
    はるかとおき地にさくもうひとつの
    業の花についてのおはなし。}



幼い日の楽しみといえば
暖炉脇で聞く祖母の話だった ....
どこから こぼれてきたのですか

雨の かがみ込んだ内で
抜けられない 靴ずれに
しみる痛み

知らないうちに 紛れ込んだ
砂の汚した 靴下

脱いで 素足になりたいけど ....
左手しかポッケットに入れられないのは
右手で傘を持っているためで
少し泣きそうな顔をしているのは
暗くなると君を思い出すからである

急ぎ足なのにけして駆け出さないのは
帰り道の途中に墓場 ....
風水母が空に舞う頃、村は秋神様を迎える。
畑は黄金に、山は紅に輝き、
人々は肌を黒くする。
農夫たちは大地の聖人に実りを祈り、
子らは山繭でじゅずだまを綴る。
風よ、どうか恵みを。

風 ....
―― 科学など無意味だ!

と叫ぶハイテクマシン越し

―― 定義など無意味だ!

とがなって全てを知ったような顔

笑えないぜ このビックリ人間コンテスト
掃いて捨てたい ブットビ ....
{引用=


一、漆黒


かりそめをながく着て
寝所のすみに
けがれを
灯して

目をつぶるから
ほこりがつもる
目だけを頼れば
いしにつまずく


なぞるだけでは ....
  H
             「十万投稿記念企画参加作品」

いつの間にか暗くなり
手暗がりでは捗らない
行灯の火をともし
目をこらして
仕上げを急ぐ仕立屋が
ふと窓の外に目をやる ....
オレの茶色のイカしたチャリの

後輪駆動の前輪直前に

飛び出しやがったあの獣


そりゃオレも知ってるさ

街のど真ん中のしなやかビースト

たいていネコ科の奴らだって

 ....
輪の裏で
小人の群れを掴み
握り潰す
手の端から
零れる体液を頬に塗ると
始まりと終わりの境界を見ることのない
私たちが
夕日を捕らえ
夜に
引きずり込んでいく
えりくすま、え ....
{引用=


一、そそり上手


謎めいた言葉の
ひとつや
ふたつ

もどかしい仕草の
みっつや
よっつ


わたしは恋に不慣れなもので
五万の毒を盛るかも
知れませ ....
信号機が故障したので
シマウマがやってきて
代わりの信号になった
白と黒しかない縞模様で
シマウマは精一杯頑張った
多少の混乱はあったものの
車も歩行者もそれに従った
強いものは ....
夜がほの蒼いのは
雪が舞っているから

すこし窓を開けて
吐息が白く夜気に放たれ
雪と交わるのをながめる

手を延ばせば舞いおりて
けれどその冷たさは
触れるまもなく掌に溶け ....
一月ついたち

凛として
鈴の音が
聞こえてきそうな
夜でした

まっすぐのびるこの道も
ざわとも動かぬ杉の木立も
風の止んだ雪の原も
すべてに
群青いろの絵の具を
とかして撒 ....
波はもう台所まで押し寄せている
娘はバシャバシャ水を蹴りながら
学校の仕度に忙しい
妻は膝まで海水につかりながら
朝の牛乳を温めている
もしもの時のために集合場所を決めておこうか
と言 ....
優しさの
定義の途中で
悲しい君を抱き締めた

何度も何度も
抱き締めた


 放熱温度は数千
 おそらく加護には不向きな温度

 僕は何もかもの途中だった


汗をに ....
みちは
みちゆく
いろみちる


 こみち
 ちかみち
 ぬかるみち

 よみち
 あぜみち
 けものみち


さざなみちかきは
かみちぎる
そら

もゆるみち ....
このごろは配給が有っても
お砂糖はいつでもありません
サッカリンは身体に毒です
甘いものといえば
こどもたちには水飴がよいのです
川向こうの小母さんのうちにあるかもしれません
 ....
いのちの大切さって何だろう
きれいごとでは済まされないこと
野生の獣が弱い生き物を捕らえ
生きる糧とするように
人間だって経済動物と言う名のもとに
生き物のいのちを断っている
(ひとのいの ....
はるをいたみながら
ひとつ、指を折り

なつのまよいに
迷えないまま
指折りは、
ふたつ

みっつ、を数える指には
こころならずも
あきがなついて

ちからずく、のよう ....
人生には三つの弦があるという
理想と現実と失望と
それらをかき鳴らした音色が
夢と呼ばれるものであると
ある人は言う

理想を天とし
現実を地とし
失望を人とするならば
この世界に諦 ....
友人からの年賀状には離婚したことが添えられていた
数年前、結婚の挨拶に来た二人
こんな美人お前にはもったいねえな、なんて
憎まれ口にもニコニコしていた二人

昨年もいろいろな人がこの世を ....
ドアをあけたら
新年はじめての
ひんやりした外気が
メントールのリップをぬった
くちびるに染みて
まだ夜も明けきらない街灯りへ
飛び出していく


銀河鉄道のように
走っていって
 ....
一、
欲するのは桃色の乳房であり
熟れた林檎の頬ぺたでもあり

二、
卵殻のなか足の指で貪る夢という名の水菓子

三、
拒むために無知を選んだ
意識した愛情も無意識の悪意も

 ....
アスファルトの道路になりたい
たくさんの人の足や手に踏まれ
動物の糞尿に汚され
言葉を読むことも書くこともせず
さよならも言わない
それで何が許されるわけでもないけれど
なだらかにカーブし ....
照る岩に
砕かれてゆく波のうつくしさ
それはもはや
言葉には乗ってゆかない
冷たい、
というわけではなくて


いつからか
鋭いものが岬だとおもっていた
まるくても
まるくな ....
男は病気にかかっていた。

しかし、とっても幸せだ。
なによりも心が満たされている。

だって、家に帰ると大好きな人が待っていた。

だから仕事も辛いと思わないし、体も苦しいと思わ ....
かおるさんの自由詩おすすめリスト(3518)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
Face_2_Fake- 恋月 ぴ ...自由詩36*07-1-7
虚無をめぐる予測- 塔野夏子自由詩9*07-1-7
雪月花- 千波 一 ...自由詩13*07-1-7
結晶核、とらわれて- たりぽん ...自由詩15*07-1-7
*ミリィの風車小屋**- 知風自由詩407-1-7
コルクと瓶の海と流砂- 砂木自由詩13*07-1-6
種々の理由- 吉田ぐん ...自由詩2107-1-6
*風水母の季節**- 知風自由詩207-1-6
オレとおまえのソコんトコよろしく- 知風自由詩207-1-6
小詩集【レトロな猛毒】side.B- 千波 一 ...自由詩10*07-1-6
- あおば自由詩9*07-1-6
そしてオレはクリスマスを越えて- 知風自由詩1*07-1-6
美しいミサイル- いとう自由詩3107-1-5
小詩集【レトロな猛毒】side.A- 千波 一 ...自由詩11*07-1-5
優しい日- たもつ自由詩18*07-1-5
雪あかり- 落合朱美自由詩29*07-1-4
月夜- LEO自由詩29*07-1-4
水没- たもつ自由詩1307-1-4
ゆきおんな- 千波 一 ...自由詩14*07-1-4
ひかりみち- 千波 一 ...自由詩12*07-1-3
思いっきり甘くしてください- あおば自由詩10*07-1-3
大切なこと- 恋月 ぴ ...自由詩35*07-1-2
六番目の季節- 千波 一 ...自由詩22*07-1-2
三つの弦の物語- アマル・ ...自由詩14*07-1-2
新年- たもつ自由詩29*07-1-2
あの丘へ- まほし自由詩17*07-1-2
眠り姫- かや自由詩8*07-1-1
アスファルト- たもつ自由詩507-1-1
あおの馬- 千波 一 ...自由詩14*07-1-1
『_思_い_』- しらいし ...自由詩607-1-1

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