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きれい
すごくきれい

君に言われると泣きたくなります

バス停を忘れさせてね
ステップを上がるとき
見上げる視線がとても悲しい

きれい
すごくきれい

繰り返し信じさせてく ....
夏の幻に消えいりそうな呼吸音
いますこし
いますこし失うものは
命のみほかはぜんぶ
あげる
あげる過去の熱

無重力する
肺をこげつかせる
ゆううつな吐露
だすあてのない
手紙机 ....
数えきれないほど多くの
手首のかたちをした炎が
夜の空をまわりつづける
見える夜 見えない夜を
讃えつづける


原を越える雨
石の絵文字に咲く花
森をまとった遺跡の ....
見たこともないさよならを
毎日つぶやいているうちに
つめたいそれは温度をもって
かわいたそれは潤いを増して
かなしみに包まれたフィルターを
たぷたぷと揺らしながら
ぼくを爆破した

見 ....
ひとつの恋が終わって
もう二度と連絡が来ないように
メールアドレスを変えてみた

もう二度と見苦しい真似をしないようにという
前進の一歩なのか

はたまた

もう二度と向き合いたくな ....
水に砂糖を入れてくれ、と注文する男、
完全に氷を溶かしきってから、ウィスキーを注文する男。
男はパチン、と指を鳴らす。
バーテンダーは振り向いて、にこやかに笑いかける。
男はニヤッ、と不気味に ....
花陰に風はやどり
月星を愛で
いつしか
浅い眠りにおちて

天の川から
舟を漕ぎ出し
月のうさぎに恋をして
手に手をとって
星々をめぐる旅をする

そんな甘い夢をみた
 ....
グラスの縁を滑り落ちる
雫のまるい膨らみの中に
千切りそこねた夏景色
麦藁帽子の少女の幻を閉じ込めて

氷の欠片をもてあそぶ指先の
すこし伸ばした爪は
太陽と同じ色に染められて
行き場 ....
しずんでしまった

ふねのこども

うみはあおくて

そらもあおくて

とてもきれいなひかりに

あこがれながら

しずんでしまった

ふねのこども
肩まで のびた髪を
指で とかすと

しずかな 波 の音が する

黒い
隙間 に

あお しろく

ほどけた 心は
ちいさな蝶

のぼり
はためく
海へ

 ....
とおくから まよなか が くる
いとまき あなた の きら の なか
せんの とおり を こえましょか

とおいひび まよなか が なく
からくり あなた の ゆめ の くち
せん ....
僕の「はじめまして」と「さようなら」は

イコールになっただろうか

なんだか「さようなら」ばかり思い出す


僕は1年前

君に出逢った

君のことが好きになった

心から ....
あなたの日常と
わたしの日常から
たった一日だけ切り取って
夢の世界で重ねましょう

それはもう
現実には存在しない
時間なのだから
何にも縛られることなく
二人のためだけに過ごしま ....
     花のひとひらが
     枯れ葉を追っておちる様に
     それはとても自然なことだよと
     あなたは言った

     白いカーテンが窓の外へとたなびくのに誘われて
 ....
痴的労働って
チョー肉体労働ってワケ〜

額の汗だけ腰が痛い
タイマーがビービー鳴って
長い爪がスイッチオフのボタンを押す
45分間の出会いと触れ合い
お金で買えないものは無い
愛だっ ....
内側から鍵をかけ
それでも
飽き足らず
爪が白くなるまで
ドアを押さえていたね

梅雨目前の
予行練習の小雨にでも
混じってくれと願った
指先の震えが

どうしてか
あなたの仮 ....
闇が降りてくる
大きく静かな
ひとつのまばたきが
ゆっくりと夜を動かしてゆく
音もなく仕方なく触れあうものたちが
手のひらで互いの目をふさぎあう間も
夜の蒼の流れは止まず
ほ ....
花火だとか祭りだとかその類の
絵柄を下にして
団扇を伏せるという其の場凌ぎの隠滅法は
やけた畳の匂いがします
だから
私の脈拍が夏風邪に飛び降ります


溶け果てた氷枕の代 ....
ふりふりふり っと
どれすの すそを
ゆらして
まるい
ぼうるの なか

きのせい かなー
うわめづかい
きのない ふりして
さそってる かなー

そとは
 ....
深くまでつづいている
いつか見失った道の先にある、森で
夏の日
ぼくたちは、生まれた


頭上には空があった
ぼくたちと空の間を通り過ぎてく風があった
ふりそそぐものは、光
光とも見 ....
紅さし指で
この唇をなぞっておくれ

宵をにぎわす祭りの夜に
提灯ゆらり


光はたぶんに
正しいものだけ捕まえる
ほら
燃える可憐な蛾がひとつ

短命ながらも風情をもって ....
皮膚が邪魔だ
熱だけが祭りのようで
街灯までが青白く貫く

ああ、皮膚が邪魔だ
この世界と私を
容赦なく隔てる

この外套を捨て去ってしまえば
多少は見苦しい液体を
ばら蒔くかも知 ....
人を壊すのは簡単だ
壊した後
直さなくていいのなら
何体でも壊せる

心優しい誰かさんが現れた時
その手で直せるように壊すには
少し
注意が必要だけど

人を壊すのは簡単だ
壊れ ....
机でランプが灯り、絵はがきについた赤いインクが滲んでいる。
空を隔てる天井に、逃げ出すような駆け出すような音が響く。
青い血脈の、力強い脈打つ音がうめき。

手を振り回しても、何かに当たること ....
思いがけず
可笑しさがこみあげて
くるが
すぐに冷め
可能性の欠落を夢みる鋭さ

鮮やかな月に照らされて
{ルビ青灰色=せいかいしょく}の肌は
淡く
光合成を告白するが
しおりは空 ....
君がぽかんと口を開けているのは
口の中で風が吹いているからだ
その正体が何であるのか
問う方法も知らないまま
ある日突然に
君は君であることに気づくだろう
そしてそれは
君が君で無いこと ....
わたしは宇宙人を見つけた
自分でそう言っていたから
たぶん宇宙人なんだと思う

宇宙人はロックバーのトイレで煙草を吸っていた
フロアが混みすぎていたからだと思う
ずいぶん痩せているから
 ....
心ゆくまで涼もう
誰も居ない そして
自分も居ない処で
歯車から歯車へ
手わたされる世界に立ち
すべての回転に傷つくほどの
やわらかな胸をひらく
うすく閉じた瞳のままで
微笑みを味わうくちびるの子


普遍の行方
三つの有限
 ....
噛んで、呑みこんでしまえば
たいしたことではなかった
と、いうことなのか。
てのひらに、吐きだしてみる
つぶぞろいの屈託。
かおるさんの自由詩おすすめリスト(3518)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
きれい- スプート ...自由詩7*05-7-25
孤独の。熱- こしごえ自由詩10*05-7-25
天象儀と遊星- 木立 悟自由詩805-7-25
見たこともないさよならが- 八月のさ ...自由詩1205-7-25
メールアドレスを変更しました。君には教えない。- 綿花自由詩805-7-25
トリコロールシャツ、とバーテンダー- チャオ自由詩2*05-7-25
ゆらりゆりかご- 落合朱美自由詩11*05-7-25
夏服の模様- 落合朱美自由詩15*05-7-25
こども- こむ自由詩7*05-7-24
ちいさな_蝶- 砂木自由詩14*05-7-24
せん_の_つなぎめ- 砂木自由詩18*05-7-24
★135_イコール- 貴水 水 ...自由詩8*05-7-24
空白の時間- フォマル ...自由詩8*05-7-24
私たちの因子- 紫乃自由詩11*05-7-24
ギザギザハード- 恋月 ぴ ...自由詩4*05-7-24
この手- −波眠−自由詩505-7-24
ひとみ__かがみ- 木立 悟自由詩305-7-24
夏籠- A道化自由詩1005-7-24
きんぎょ- さち自由詩15*05-7-24
ビオトープ- 望月 ゆ ...自由詩37*05-7-24
薄灯りはまもなく消える- 千波 一 ...自由詩25*05-7-23
この皮膚がなければ- たりぽん ...自由詩14*05-7-23
人を壊すのは簡単だ- スプート ...自由詩4*05-7-23
- チャオ自由詩3*05-7-23
満月のジョーク- こしごえ自由詩10*05-7-23
子供- たもつ自由詩38*05-7-23
わたしの宇宙人- チアーヌ自由詩1905-7-23
夕涼み- 塔野夏子自由詩8*05-7-23
傷と光と- 木立 悟自由詩205-7-23
すいか- エズミ自由詩505-7-23

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