すべてのおすすめ
オレらはファミコン世代だが
それでも主流はカン蹴りだった

今じゃガキが三人寄れば
おっ始まるのは株主総会

必要なのは強い酒と
エコノミックアニマル・セラピー

だけど何とも不思議 ....
勤労感謝の日の昼下がり
今年も晴れているから
散歩に行かなくてはならない

木枯らしの吹く前にと
慌ただしく一年分の
犬の散歩する人の群が
通学路の小径を占拠して
昨日の午後
学校帰 ....
月曜日は新聞当番なので
いつもより一時間早く出勤する
業界紙も含めた各紙を切り抜き
部長室分もあわせて十三部コピーする
厳密に言えば著作権違反という議論も
今ではどこかに行ってしまった
そ ....
陽だまりのベンチで
あなたの姿を見つけたよ
何気ない仕草のひとつひとつから
幸せのあり方を掬いだしては
これで良いのだと
ひとり頷くあなたの姿
大きな卵でも抱きかかえるように
胸の前で孤 ....
私が眠っている 界の隙間で
空がどんなあくびをしているか
そんなことが知りたくて
目を覚ますと、忘れてしまう

後頭部に焼き付くような
落日のあの色を
惰眠のみやげにしようと
まぶたに ....
元居た部屋の
顔のない人物に
猫の笑顔をはめて見た
ステンドグラスが煌めいて
ほの暗い部屋にも光がさして
顔のない人物は喜んで
跳ね回り
踊り回って
暫し黙祷
祈りを真似て
十字を ....

瞳の目覚め
限る
あ、あ、
朝は、まず長方形
確定されてゆく窓枠の朝
薄青の東、もっと東の
薄青が
チチチチチッ
微細な鳥を組成してゆく


ああ
次 ....
――悩めないのが悩みなんです。

そしたらあのフロイト派の藪医者野郎

――悩んでるじゃないか解決だあっはっは。

なんてぬかしやがったから
オレの悩みはフリダシに戻った

悩むって ....
洗濯物を取り込む音が
二階のベランダから聞こえてくる
言い争うことも無く
君はもう産まない
とつぶやいた

僕らは同じ悲しみを
分かち合って生きる
多分同じくらいの
分かち合えな ....
君を想っている
君を感じている
君は僕が生まれてきた時
どこかに落としてきてしまった
大切なもう片一方
たとえ遠く離れていても
いつもそばにいる
そのことを
忘れないでほしい
 ....
いちご畑 いたずら
三叉フォークの先の林檎

哀しげなスキタイの羊
うずまき腸の迷路を抜けて

秘密にしてた水車小屋
跳ね橋越えたらきっと北極

シロクマのピーチシャーベット
レシ ....
見ろ
出たぞ
教条主義者だ

犬にお手を教えたら
ぶっ殺される時代が来た

血管詰まったファッキンナノコロイド
不健康なる海洋深層ハイダウェイ
窒息するまで泳げ泳げ

イジメはダ ....
  1.永遠の序章

(総論)
一人の少女が白い股から、鮮血を流してゆく、
夕暮れに、
今日も一つの真珠を、老女は丁寧に外してゆく。
それは来るべき季節への練習として、
周到に用意されて ....
くらくらしている。クラシカ、遠い世界にいます。海。空に海があるよ。落ちてこない、あれ、今気付いた。なんで落ちてこないんだろう、あの海。空が青いです。ふしぎ。白いさかなが、いっぱい浮いてる。あれは死んで .... 幹に巻きつけられた
青白い麦球は
今年も
明滅を繰り返す
流れる光は
高い空に昇って
どこへ

すれ違う流れに
爪先を探す男は
今年も
うずくまる
染みだらけのジャンバーを
 ....
初めて彼の実家にお邪魔したとき感じた
他のひとにとっては些細なこと
それでいて我慢出来ないこと
緊張して過敏になっていた訳じゃない
踏み入れてはならないもの
その家の家族だけが安らげる
ど ....
税込み15750円

うたう
おどる

ひらがなのカッターが
柔らかく微笑んでから
指先を丁寧に切り落としてゆく
シワスノゴゴノヒトトキ
∧師走の午後の一時∨

おせち ....
風呂からあがって
アイスを取り出し
座り込んで一口と
したとき
ふと
思い出した
この
ふと
っていうのは便利な言葉で
きっとどっかにとっかかりはあって
それは
忘れたつもりでい ....
山になった洗濯ものの回りで
君は
春のような
スキップを踏む
  {引用=おうちを買わなければ、よかったね
だって、お金持ちだったんでしょ?
たた、たたん}
ちいさな袖をそろえて
重 ....
きみの首はしろくてほそくて
手折られるのを待ってる野菊の茎
だなんて
心底バカ丸出しな手紙を見つけて
真夜中にひとり
わたしはけらけらわらった
ああそうなのねそうなんだ
だからあのひとは ....
雨の糸の隙間に
夜は満ちて
ストーブの熱が
そこだけ幸福とでも言いたげに
ほんのり春を創っている

きみと並んで傘をたためば
二人の水滴は
余分な約束事のように散らばって
冷えた ....
土日祝日月曜日
そんなシキタリは忘れました

造園家好みの素直な体躯
私の嫌いな南京櫨

秋風にやらしく揺れながら
葉を猛毒色に染める

とうだいぐさ科は大抵
どこかに毒があるもん ....
    ●Crash!


loading jikai system....
TBTOR Jikai System [version 1992 0503]
TOD:1992/05/03  ....
ふれていたいと思った

あなたの熱、ふくれあがる言葉、イメージ
あなたの脳細胞がつむぎだした、あなたのこたえ
こたえになるまえの言葉たち



    氾濫してゆくのが好きなの。
  ....
ギー
バタン

ドアが閉まる陳腐な比喩が威勢良く飛び込んできて
着た切り雀のお兄さんが驚いて二階の窓から飛びだして
倶利迦羅紋紋のお兄いさんが三列乗車の列から押し出され
だらしないなぁ!と ....
{引用=
クラヴィ・ヴィエイヤールは小さかった

どのくらい小さいかというと あなたのまぁ 半分くらいで


俗に 小人と呼ばれる 種類の人間だったのかもしれなかった

けれど

 ....
大抵ひとりが好きな性なんですが
背にハラは代えられん
愛を餌にして飼うプッシーキャット

犯罪とかしてみたい
羨望の眼差し七三リーマン
大好物はアジアンスパイス
そう頑是無きチキンカレー ....
北へ向かえば
沙羅(しゃら)と響く、雪の羽音―――




心地いいほどに
絡まる、しらべ
高みにずれてゆく、音階
いつだって夢から、さめたら
君が立っていた
両の手に
 ....
窓をひとつひとつ
捨てた
魚のうろこを剥ぐ時のような
つうっとした痛みも無く
部屋はほのかな幸せとともに
凪いだまま夕闇へと
進行していた
それから壁に
偽物の窓を描き
美し ....
青くかわいた微笑が枯れている
丸められた角を
階段とする
素数が熱せられながら
現象をのぼっていく

さようならは一度きりであって
すがすがしい光ならば
いつであろうともやわらかく待っ ....
かおるさんの自由詩おすすめリスト(3518)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
アイマイな日本のオレ- 知風自由詩106-12-5
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classical- ピッピ自由詩1006-11-30
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におい- 恋月 ぴ ...自由詩25*06-11-29
しわす∧師走∨- あおば自由詩5*06-11-29
別腹_3_(アイス)- AB(な ...自由詩7*06-11-28
はだかんぼう- 佐野権太自由詩45*06-11-28
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漆黒の髪を愛する- 銀猫自由詩42+*06-11-27
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Hash!_〜_epigramma- The Boys On ...自由詩3*06-11-26
ミトコンドリア系- たたたろ ...自由詩8*06-11-26
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でかい女が必要だ- 知風自由詩606-11-26
雪とバニラと僕らの関係- Rin K自由詩29*06-11-25
戦火- たもつ自由詩1706-11-25
その雪原- こしごえ自由詩17*06-11-25

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