すべてのおすすめ
蒸し暑い夜空の下で
蛍のように光ながら
残った命を、使いきってゆく
嘆くこともせず、微笑みもせず
まるで今日起こる出来事が
朝、目覚めた瞬間からわかっていたかのように
昨日と同じように時を ....
強い子でしょ
君はもっと強い子だったはずだよ

そう言えばあなたの前では私
強い子だったかも知れない

本当は小心者で感情的なだけの女だけど

強い子

なるなら今しかないね
いかにも抽象は馬鹿げているようにみえるが
抽象の後ろを「馬鹿げた」がついて歩くだけのこと
そして「馬鹿げた」の後ろを盲人の「似非」が歩く 
ずっと そのまま 近づくと 灯台は 火葬場の煙突
煙 ....
香気がどこからかぼくの指にしみこんできた
朝日はいつの間にか木陰を
ありありと作るくらいに大きく育って
父は病んだ体を褥に起こして
指先から瑞々しい桃の果汁を滴らせながら
桃の果肉を噛み砕い ....
そう、にんげんはかことみらいのなかにしか
じこいしきを みつけられないんだ。
いきている、をさがして いきていないもののなかにずんずんはいりこむ。
かみさまのいかりにふれたアダムとイヴは りせい ....
身体の自由を奪われることと引き換えに
過去の重荷をどこかへ置き忘れて
少しづつ解き放たれていく

その手を見ればわかる
長い年月を耐えて踏んばって
あなたは生きてきたのだから
ちょっ ....
ふりつづく雨の
ほんのわずかな晴れ間に
少しの希望が見えたなら
それにすがってみようと思う

生きつづけるなら
あきらめも肝心
妥協だってしてやる

けれどまだまだ
何かが ....
道路の真ん中に寝転んでみた。
真っ青ないい空が広がっていた。
こんなことで単純に、自分が特別な生き物になったような気がして、
笑ってしまった。
ふと昨日のことを思い出す。
小さな箱に押し込め ....
   余白は
   空

   何色に
   見えるかは

   ボクが
   決める


   コトバは
   雲

   何の形に
   見えるかは

   ボクが ....
えいえんについてかんがえるたび
きまって
とほうもなくながいでんしゃ
がおもいうかぶ
くらやみをきりさいて
でんしゃはひたすらはしりつづけていて
いくつ
とびらをあけても
つぎのしゃり ....
ひどく目立たない黄色のレンガ道を行くと
夏休みの少し手前に古い送電鉄塔が見える
陽炎虫が大発生した年の真夏のある日
一人の男の子がその鉄塔の下で感電死した
鉄塔からぶら下がっている電線に触れた ....
航海記。鼻息を荒げた 鉄仮面をかぶる男が 
捕まえた猿達に首輪をつけている。

サーカスの夜、団長は無邪気な子供たちだけを
テントに招き入れた。

その中から 笑い声よりも大きな
足を踏 ....
渦巻くのは散々だ。ひとつ通り越せば円形の日々がまたたく前に振り落ちてくる。ゴーイング午後。そしてその先から、定規で引いたような白線が舞い上がり、先走る道をただただたどたどし、く、たどり。ただその、嘘。 .... 無いものねだりは
しないでおくれ


でも可愛い君にだけ
内緒であげよう
僕の飴玉


あっ
ふたつとも
口にふくんじゃいけないよ


もうひとつは
妻のだよ
夏って俺の季節
毎年 どこの浜辺でも
ビーチパラソルと俺の歌
つまり
俺って「夏の顔」

だのに
ちょっと「夜の顔」と一杯やったぐらいで
サシで飲んだ訳じゃなし
シャブのひとつも落と ....
コレ あげる

ソレも あげる

でも アレだけは

ぜったい あげない
なつくさを

くさかりしながら

じぶんのこころも

ちょっとかりこんで

さわさわと整える

刈ったぶぶんは

お日様に干して

お月様の光も吸わせて

冬に着るふと ....
八月
がくる。別れの季節
を知らないままに。
二度と醒めない夢
を夢見ながら、二度と終わらないおはなし
のまんなかにいる。
失われたひと
によってうたわれた歌
を、誰
にも知られない ....
まず、最初に言っておくけどね。
冷凍室から取り出したばかりのアイスキャンディーを
すぐに舐めてはいけないよ ホワイト

表面を白く覆う 霜という物が消えてから
静かに舌で突っついてさ 甘 ....
お母さんミサイル (ミサイルをお母さんでくるんで軽く火を通したもの)



少女 (南から吹いてくる季節風のこと)



街 (顕微鏡に形が似ている)



青空 (比較的重量 ....
駅前のタクシープールに
老いた男と猫が
向かい合わせに座っている

餌の缶詰を猫が喰い
空き缶は物乞いの貯金箱となる

毛刈り前の羊のような
油色の毛を
肢体しならせ
舐める猫
 ....
コンコンとノックして
混沌がやって来た

混沌はソファに腰掛けると
懇々と愚痴をこぼし続け
やがて喋り疲れて
昏々と眠り続けた

窓の外は真っ暗闇で
季節はずれの雪が
コンコン降り ....
「もう落ち着きたいのに」
と君が話す
落ちて着くなんて
そんなにいいもんじゃないよ

君が居るその場所から
どこへ落ちて行きたいの?

まだまだ昇って行けるのに
そこより下で辿り着く ....
早起きに過ぎる。
セミのくせに早起きに過ぎる。
年寄りみたいに早起きだ。
それとも年寄りなんだろか。

夜勤が明けて、
眩しい日射しが鬱陶しくてたまらない朝、
それでも眠らなくちゃならな ....
おばあさん たべねば だめだ

見舞いにきた人が
そう 励ましてから
おばあさんの 体調は悪化した

食べれねぐなったがら もうだめだ
と 急に思いつめたらしい

看護婦さんがみかね ....
もうすぐ
爆撃機のように
八月がやって来る
さあ灯りを消して
ふたりで
ベッドに隠れよう
笹を食べ飽きた
パンダのよう
腹を出して
倦んで少し照れくさいな
毛むくじゃら
涙でしっとり
湿ってても
抱きつきたい
そっちは汗ばんで
温かいんだね
タオルで巻いた氷を
二人の ....
つきつち とぼとぼ
昇りかけた 爪の背

赤い雪 閉じた 街
散り散り 夏夜 宴

噛まずに 飲み込む
にぎやかな 靴の音

切り揃えた髪 だけ
しゃがむ 横断歩道
適当に掘られているようなトレンチ
きちんと測量されて
合理的な設定なのだと
発掘で変な日焼けあとのついた
汚いヘルメットの学芸員

掘り出された破片は
プラスティックのコンテナで研究所に ....
     てふてふが
     海を渡つてゐるのを
     飢ゑた勇魚が、
     ぢつと、見た
     食べてはいけないのだよと
     言ひ聞かせながら
 
 
    ....
かおるさんの自由詩おすすめリスト(3518)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
てんびん座- 黒翼自由詩405-7-23
強い子- スプート ...自由詩4*05-7-23
METAL__FINGER- プテラノ ...自由詩1*05-7-23
初物の桃- 黒田康之自由詩705-7-23
あしたは、てつがく- コトリ自由詩5*05-7-23
解放- 落合朱美自由詩20*05-7-23
晴れ間- 落合朱美自由詩12*05-7-23
- 自由詩905-7-23
円空- 043BLUE自由詩705-7-23
えいえん- アンテ自由詩8*05-7-23
しっぽのある鉄塔- クリ自由詩14*05-7-23
五万とある航海、その一つの—- プテラノ ...自由詩3*05-7-23
金鳥(リプライズ)- nm6自由詩805-7-23
キャンディーズ- 恋月 ぴ ...自由詩6*05-7-22
想い出のサマーシーズン- 恋月 ぴ ...自由詩2*05-7-22
あげる- 大覚アキ ...自由詩305-7-22
くさかり- かぜきり自由詩11*05-7-22
どうしてここには生きてるものしかいないのってこと- ピッピ自由詩1805-7-22
ホワイト&ホワイト&ホワイト- 千月 話 ...自由詩13*05-7-22
お母さんミサイル他、- 捨て彦自由詩1105-7-22
老人と猫- kw自由詩9*05-7-22
こんとん- 大覚アキ ...自由詩405-7-22
酷なのかな- スプート ...自由詩7*05-7-22
クマゼミ(百蟲譜50)- 佐々宝砂自由詩405-7-22
きっと- 砂木自由詩31*05-7-22
空襲警報- 大覚アキ ...自由詩905-7-22
ひやっこい- 太郎冠者自由詩2*05-7-22
記号の_上- 砂木自由詩6*05-7-22
桜・平城宮跡- たりぽん ...自由詩5*05-7-21
_てふてふと勇魚- 紫乃自由詩12*05-7-21

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