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旅人よ
君は何処へゆくのか

その靴がすり切れるほどに
過ぎ去った悲しみの日々は背後に遠のき
名もない無人の映画館のスクリーンに
モノクロームの情景は映し出される



「ひとりの ....
「あけましておめでとう」

世界のあちこちで
それぞれの挨拶が交わされた

近所では、年が明けた途端に真っ赤な消防車が来て
(ボヤがあったらしい)

今年は悲しい事故が起こりませんよう ....
教えてください
正しい愛の捨て方を

燃えないごみの日に
燃え上がったら困ります

生ごみといっしょなら
傷んでくれても困ります

大型ごみでは あるんですけど
影もかたちもないで ....
放射の水から逃れられずに
どこにもいけない固形の光
円を描いてただぐるぐると
水源の真下を回りつづける


蒼い蒼い路地裏を
過去が近づいてきては去り
小さな歩幅の足跡たち ....
冷たい北風に煽られ
凍える霙に打たれても
白樫の木は黙して耐え抜く


容赦ない吹雪の最中
総てを失う事の恐ろしさに
怯えてはならない
大地深く張り巡らした根の先より
明日への滋養を ....
水たまりを揺らす雲
深い底を過ぎる人
時の鳥が舞い降りる日に
透明の 次の 次の 次の

とうめい


震える音が冷たく
高みに白く屹立する城
流れつづける輝き
憧れて ....
おおきな雲とか
もっとおおきな空とか
数え切れない窓の灯りとか
やみそうにない車の流れとか
虫の鳴き声とか
がしゃがしゃいう工場を育ててる人たちとか
そんな夜の中で、うたを歌ってるあたし ....
狭い檻の中に棲む
つがいの獣
明日を語らずに
今日を愚痴る


狭い檻の中で諍う
つがいの獣
嘲る口元には
朝餉の飯粒ふたつみつ


軋み合う魂より
産まれ出でし
いがみ合 ....
ちからはちからへ垂直に落ち
からだはからだへ傾いてゆく
気まぐれな風の格子
雪道に揺れる草の影
重なるようで
重ならぬもの
煌々と冷たく
空を持ち去る


何も書かれて ....
頬杖をついて
空ばかり見ていた 

流れながら
形を変えてゆく雲とか
鳥が黒い点になって
吸い込まれてゆく姿とか


指先でペンを回す仕草を
無意識になんどもしていて
と ....
夕焼けに染まる
うしろ姿が焦れて
奇妙な鳥の羽が
手紙を星へ届けた

万年筆の青いインクでつらつらと
書かれた迷いのない筆跡で
時は重なっていて遠く定着している

斜陽は
雲にすじ ....
梯子が燃えるとき 時間は終わる

線を、引く
初めて泣いた日、
引き摺ったままの羊水で
始まる

一段 歩を進める度に
薄れていく
消しゴムで消せない、
それが条件
引き攣った跡 ....
船をまたぐ
昨日より長くなった分だけ
自分の脚に目盛を入れる

円盤のような声で
おしゃべりをする少女たち
そのフードの中には
いくつもの星が散らばっていて
誰も知らない星 ....
かあさん ぼくのスニーカーは?
今さっき飛んでったわよ
靴 サンダル ハイヒール
空にうようよ浮かんで
絶好のはだし日和


こんな日はミーミームウに会えるかも


あわてて家を出 ....
振り解こうとしたその腕の力に
恐れ戦き
声にならぬ悲鳴を上げ
逃げ出そうにも逃げ出せず


生き抜く事は人の本懐であるとしても
手当たり次第しがみ付く執着心は
どうしてこうも醜いのか
 ....
彼等は天使なのだから自由に降りてくる
ひとは誰も彼等の姿を見ることができない
彼等に思想はない
彼等は天使であり善でも悪でもない

天使は通り過ぎる
ありとあらゆるものを刺し貫き ....
誰かいま喧嘩売ってこないかなと思う

オンラインゲームのなかで

アバターとか



詩集とはエロ本のことだ

構えんで

難しい顔をする必要はなく

ただそこに写真よりも ....
愛しいと綴らぬ代わり
速達で、と告げましょう

思い煩うこころに替えて
所在の分からぬ神様に
祈りましょう


微かに雪の匂いのする声は
幸福の理由に充分すぎて
零れる音色が
深 ....
真ん中が欠けたから
ドーナツ

ビルばかり並んで
空が遠くなった

大通りは渋滞の波
自転車ですべり抜ける


みんな何処へ帰るんだろう


真ん中が欠けたから
ドーナ ....
想いの底辺には 夜がある
底の抜けたコップ
無限の水槽


すべての星に名前をつけることなんてできない 
本当にそう?
挑戦してないのに言うのはなしだよ


目に見える範囲で好き勝 ....
ぼくらはみな、生まれつき、
魔法をかけられているんだ。

その証拠に。

背がのびる。
歩けるようになる。
ことばをおぼえる。

好きな歌ができる。
好きな人ができる。
だれにそ ....
ゆうぐれすぎの
ゆきのなかを
かあさんと
あるいています

いえをでてから
ふりはじめたゆきが
もう
まっしろに
つもっている

どこまであるくのか
いつまであるくのか
ぼく ....
雨や 雪や
青のこども
葉のうら ひたい
金のふるえ


さしのべられた
指のかたち
空の穂になる
うたごえになる


やわらかな
ざわめきの四角
とじこめた色 ....
僕はペンギンのおなかが気になる
あれはかたいの?
それともやわらかい?

ペンギンがやってきて
僕をみて ほほえんだ
おしてもいい?
ペンギンは駄目だという仕草をして
帰っていった
 ....
俺の時代が 腐っていたのは
親父が 自殺した その後
生き恥さらして 生きる幸福感を
十姉妹が 笑ってやがる

男は 飛び降りたよ
ピート・タウンゼントよりも 腕が長い
水死体は 何より ....
ただひとつの意味でだけ
朝であればそれでいい


女は、暗がりから
チチチチチ、が発されるのを待っている
さあ、と
鳥が開かれるのを、鳥が始まるのを
待っている
 ....
冷たい風と一緒に
クマが走ってきた

大きな目をまん丸にして
涙がポロポロ

首からさげた手ぬぐいで
目を拭きながら走ってくる

冷たい風が目にしみるんだね
冬眠するの 間に合わな ....
「はい、どうぞ」

白いコック帽子に{ルビ黒髭=くろひげ}のマスターが
キャンパスに描かれた油絵のような
色彩豊かなメインディッシュを
木目のテーブルの上に置いた

歪んだ陶器の皿の上に ....
糸のほつれた万華鏡が
壊れかけながら空へ昇り
鳥に追われる鳥を隠した


ふるえつづけるふたつのものが
失いながら抱きあいながら
空を光にもどしてゆく


青と金は ....
(今日の日付をつぶやく)
灯台の未来
石段の螺旋をおりていく
水平線はかすかに騒めき湾曲している唇だ

防波堤を渡り
砂浜へと呼吸を滑らせる
ヨットの帆は風に膨らみ
反転した星のように ....
かおるさんの自由詩おすすめリスト(3518)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
黄色い花- 服部 剛自由詩12*06-1-1
願い- ふるる自由詩3*06-1-1
正しい愛の捨て方を- umineko自由詩12*05-12-31
鈴と光- 木立 悟自由詩105-12-31
白樫物語- 恋月 ぴ ...自由詩29*05-12-31
風花- まどろむ ...自由詩405-12-31
あさとよるのあいだで- 八月のさ ...自由詩605-12-30
春待ち歌- 恋月 ぴ ...自由詩16*05-12-30
ちからのかけら- 木立 悟自由詩405-12-29
窓辺で- 落合朱美自由詩15*05-12-29
恋文- こしごえ自由詩12*05-12-29
時間に線を引く- 士狼(銀)自由詩10*05-12-29
冬の円盤- たもつ自由詩1305-12-29
ミーミームウに会いたくて- 馬場 こ ...自由詩4*05-12-29
傷痕- 恋月 ぴ ...自由詩11*05-12-29
蒼白の天使- 佐々宝砂自由詩9*05-12-28
NOTE_BOOK- 馬野ミキ自由詩16*05-12-28
春の旋律- 銀猫自由詩16*05-12-27
地方都市- 落合朱美自由詩11*05-12-26
AQUARIUS- 便乗鴎自由詩10*05-12-26
魔法をかけられている- ZUZU自由詩1605-12-26
ゆきのおと- 北乃ゆき自由詩4*05-12-26
ノート(青のこども)- 木立 悟自由詩805-12-25
ペンギンのおなか- 日朗歩野自由詩1705-12-25
時代- 奥津 強自由詩5*05-12-25
未明の鳥- A道化自由詩1205-12-24
冬クマ- 日朗歩野自由詩905-12-24
Cafe_Le_Poete_♯3_〜クリスマス前夜〜- 服部 剛自由詩6*05-12-23
鳥と鏡- 木立 悟自由詩705-12-23
ゴースト(ghost)- こしごえ自由詩14*05-12-23

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