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胸騒ぎがするので
メリークリスマスと
小さな声でつぶやいてみた

すると
それが合図だったかのように
リンゴが枝から落ちる

落ちたら
すぐに
腐ってしまう
それはいつものこと
 ....
セブンスター


今夜はもう
誰の書いた詩も読みたくはないんだ


ピース


おれ自身が書いた詩さえも
読む気がしない
これって
どうかしてるかもしれないな


セブ ....
批評とかなんとかいって小難しいことを書いたところで、どうせ底の浅さを曝け出すだけなのでそういう路線で行くのはやめておこうと思う。

結局、なんだかんだ言ったって、つまるところは好きか嫌いかなんでし ....
さびしさなんていう気持ちに押し潰されて
圧死するような死に方はまっぴらなので、
心の中で何かを爆発させ続けて
思考のスピードを倍ぐらいに上げてみる。
孤独という言葉のほんとう意味を
膝を抱え ....
ぼくが小学生のときのことだ。たぶん3年生だったと思う。学校に、オペラ歌手の人が来た。児童全員が体育館に集められ、パイプ椅子に並んで座らされた。ステージの上には、タキシード姿の恰幅のいいおじさんと、派手 .... #81

 おなかのなかに
 憂鬱のカタマリがある

 ちょっと熱めのコーヒーを
 ゆっくり飲んで
 そいつを溶かしてゆく

 夜はこれからだ
 時間はいくらでもあるさ


 ....
いにしえのインスツルメンツ
奏でる滑らかなハルモニア
みどりごの泣く声のよに一直線に
荒れ狂う北の海を飛び越えて

異国の草原でまどろみながら
アルハンブラの夢を見る
乙女の頬のやわらか ....
作り物の光に満ちた
ペールブルーの繁華街が
なめらかな軌跡を描きながら
夜にむかって滑り落ちてゆく

スクランブル交差点の真ん中で
無垢な恋人たちを乗せた銀色の車が
撹乱され立ち往生し
 ....
ポチが走ってくる

ポチが尻尾を振りながら走ってくる

ポチが全速力で尻尾を振りながら走ってくる

ポチがよだれを垂らしながら全速力で尻尾を振りながら走ってくる

ポチが乳母車を弾き飛 ....
スキップなんて 最低だ
オルガンにあわせて 旋廻する幼稚園児の渦の中で
5歳のぼくは つまらなそうに歩いていた

ハイげんきよくー アキラくんもホラ スキップ スキップー

美意識 と呼ぶ ....
乾いた熱い風が 海沿いの道路に吹きつけても

九月のアスファルトの上には もはや弱々しい陽炎さえ立たないのだ

海岸線と並行して走る二車線の国道は 気味悪いぐらいスムースに流れていて

八 ....
観測史上最大級の台風が上陸した日の夕方
未確認の大型生物の屍骸が
四国のとある漁村の浜辺に流れ着いた

地元漁協の連絡を受けて
ある大学の海洋生物学の調査チームが到着したのは
発見から14 ....
袋の中に
詰まっているのが
何なのか
誰も知らない

先週
新装開店したばかりのコンビニから
スキップしながら
はだかのこどもが
転がり出てくる
あとからあとから
何人も
はだ ....
立て続けにもう一発ッ!

●その2『キスは、ダ・メ・よ』

こんな話するのもはずかしーんだけど・・・話しちゃおっかな。

うちの夫婦は結婚して7年目(註:これを書いたときは7年目だったけど ....
注:この原稿は全てオネェ言葉で統一するという試みにチャレンジしてみました!
  なぜか? 理由はありませーん(笑)。


あのね。
本当の恐怖ってゆーのは、すんごくさりげない日常に潜んでいる ....
七色の涎垂らす馬鹿げた糸車。七色の糸が涎のように垂れて車は廻るのだが。
そこには意図は無い。
返せ。涎。七色の。七色に。七色が。七色は。七色と。七色も。七色で。垂れている。
まだやっぱり意図は無 ....
野蛮でありたい

粗野ではなく
無骨でもなく

無銘の日本刀のように
ただ
光り輝く
野蛮でありたい
おれは
けものに
なりたいんだ

夜明け前の
海の匂いのする湿った空気に満ちた
まだ真っ暗な湾岸線を
イタリア生まれのスポーツカーよりも
もの凄いスピードで駆け抜ける

そんな
 ....
 *


ロックは死んだ とか
文学は死んだ とか
ジャズは死んだ とか
詩は死んだ とか
絵画は死んだ とか
アートは死んだ とか
アイツは死んだ とか


 * *

 ....
ミルク色の夜が来て
駅からの長い道を
きみが帰ってくる

嘘という嘘を
ありったけ全部
腹の中にぶち込み
今日という一日の残滓を
身体中から滴らせながら
帰還兵のように疲れきって
 ....
8×8=64

64本も キメたら どこまで飛べるだろう

8×8=64

発破みたいに ブッ飛ばして

8×8=64

64歳まで 生きてるかな おれ

8×8=64

 ....
サイレン高らかに
救急車が交差点を横滑りしながら
すっ飛んでいく

コンビニの棚には
毎日のように見たこともないお菓子が
現れては消え
三日前に買い逃した新製品のガムは
たぶんもう二度 ....
今夜
おれは冷めたグリーンカレーを
丁寧に温めなおして
ひとり寂しく食べたよ

白い腕輪のことを考えながら
クーラーの効いた部屋で
ビールを飲みながら
グリーンカレーを食べたよ

 ....
 かれこれ20年も前のこと。

 それは、大学受験も近い高校3年の1月のことだった。受験勉強(のようなこと)に勤しんでいたぼくのもとに、母がやってきた。

「なんか、小包が届いてるわよ」
  ....
午後6時
とある郊外の
マンション群の外れにある
ハンバーガーショップ
窓際の席に座って
冷めたフライドポテトをかじりながら
手をつないで信号待ちしている
小さな兄弟の後姿を眺めていた
 ....
年寄りは
生きてきた時間が長い分だけ
淫らだ

人間は
そういうものだから
しかたがないのだが

そんなことを
老夫婦相手に
説いている人がいた

しかたないね 婆さんや
し ....
お爺さんは時速300kmで突っ走る直径10kmの鋼鉄製の球体に玉乗りしながら
火星から来た蜘蛛の群れを狩りに、
お婆さんは最新型の火炎放射器でストラトキャスターを燃やしながら
ステージ上で邪神の ....
見渡す限りの亡霊の群れ

見渡す限りの亡霊の群れ

見渡す限りの亡霊の群れ

見渡す限りの亡霊の群れ

見渡す限りの亡霊の群れ

見渡す限りの亡霊の群れ

見渡す限りの亡霊の群 ....
あたらしい神様が来るまでは
原価計算や伝票処理をするふりして
午前中の時間をつぶして
昼休みに会社の近所のコンビニに行ったら
あたらしい神様が
少年ジャンプを立ち読みしてた

午後になっ ....
祭りのお囃子が
近づいてくるのを聞きながら
冷たい床に頬をあてて
熱が奪われていくのを感じている

トン トトン トン トトン

水たまりに
髑髏が転がっていて
なぜだか知らないが
 ....
かおるさんの大覚アキラさんおすすめリスト(65)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
モンスター- 大覚アキ ...自由詩1807-7-17
☆☆☆☆☆☆☆- 大覚アキ ...自由詩1007-1-31
■批評祭参加作品■馬野幹への恋文- 大覚アキ ...散文(批評 ...507-1-8
水を飲ませてください- 大覚アキ ...自由詩406-7-3
詩的インプラント_〜_馬野幹氏に捧げる鼻歌_あるいは馬野幹宇 ...- 大覚アキ ...散文(批評 ...10*05-12-28
フラグメンツ_#81〜90- 大覚アキ ...自由詩205-11-29
スコール- 大覚アキ ...自由詩305-11-11
野戦- 大覚アキ ...自由詩105-11-9
ポチが- 大覚アキ ...自由詩2505-9-29
スキップ- 大覚アキ ...自由詩505-9-8
夏の葬列- 大覚アキ ...自由詩405-9-1
ベリーちゃん- 大覚アキ ...自由詩805-8-25
はだかのこども- 大覚アキ ...自由詩405-8-12
日常に潜む恐怖・その2- 大覚アキ ...散文(批評 ...1*05-8-12
日常に潜む恐怖・その1- 大覚アキ ...散文(批評 ...3*05-8-12
七色の糸車- 大覚アキ ...自由詩105-8-11
野蛮の血- 大覚アキ ...自由詩105-8-9
スピード- 大覚アキ ...自由詩405-8-9
re*birth- 大覚アキ ...自由詩1705-8-8
ミルク色- 大覚アキ ...自由詩205-8-2
8×8=64- 大覚アキ ...自由詩305-8-1
サイレン- 大覚アキ ...自由詩205-8-1
ピーナッツバター- 大覚アキ ...自由詩605-7-31
受験生諸君- 大覚アキ ...散文(批評 ...505-7-28
冒険者たち- 大覚アキ ...自由詩305-7-28
美しいということ- 大覚アキ ...自由詩505-7-28
岩と巻物- 大覚アキ ...自由詩305-7-28
ゴースト・イン・ザ・マシーン- 大覚アキ ...未詩・独白4*05-7-26
あたらしい神様- 大覚アキ ...自由詩505-7-26
トン_トトン- 大覚アキ ...自由詩205-7-25

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