すべてのおすすめ
ひかりをふところに浸す、
みどりのまるみが、いのちの数式を
一面につめこんだ、
萌え上がる、眠れる森に、鬱蒼と、
うすきみどりを染め上げて。
満たされた隙間を、みずいろの風が、繰り返し、
 ....
空中写真を撮りませんか
突然、声をかけられた
今、流行なのだという
今、撮さないと、
あなたは、社会からはみ出してしまいます
お安くしますから
上着を脱いで、お好きなポーズを決めて下さい
 ....
白いドレスが綺麗でしょう
淡い世界に霞まない様に
紫陽花色の傘を咲かせて
君が笑うものですから

僕は蝸牛の様に煮え切らない速さで
ゆっくりと世界の湿度の中に溶け込んで
綺麗だなぁなどと ....
少数の人を
むんずと襟首を捕まえて
生きたままに牛刀で
切り刻んで佃煮にして
それから
火炙りの刑にして
その香りを楽しんでいる
今の世には
そんなこと無いよねと
念を押したら
た ....
情報通の友人から
感情の食べ方を教わったので
早速今ある幸せをかき集め
ジックリコトコト煮込んでみたところ
これが何とも薄っぺらい味であった

アイスのフタを舐めているような
惨めったら ....
                         

5人の河童がやって来た
黄色くてツルリとした額に
胴長短足痩せた手足は青白く
きりりと晒しを締めこんで
夏祭りの夜にやって来た
 ....
ラクダの描き方ばかり
練習しているので
わたしの動物園はいつも
鳴かないラクダで
いっぱいになってしまう
園内を一周する小さな乗り物に
お父さんがぽつり
乗っているのが見える
 ....
辛抱堪らんな溜まったまんまだったわ私、ラッカーでも浴びたかのようにして息苦し、
ほら空!
見ててね、荒れてる雲の鱗粉が乱交してんだわ正午っから馬ッ鹿。
ずりい、ずりいのね。
で、
痺れた豪雨 ....
うがいた
うはうがいをしていた
はははががきになるので
うがきにならない
とにははととががいるのに
はははがばかりがきになって
ときにはははははきものときものを
まちがってしまう
うは ....
コウノトリの飛来を告げたとたん
「あなたは要らない邪魔だ」と言われた
明日への架け橋は
明日の幸せは
求められてはいないらしい
求められているのは機械でいること
物言わず働くこと


 ....
   {引用=   地球は絶えずまわり続けて
   そのうえに
   わたしたちは絶えず揺れている}




或るおとこの背広が
夜風に揺れている
その内側では
同様にネクタイも ....
ブルーチップの青いリスは
目を離すと、すぐに増殖して
ガマ口をはみ出してしまうから
台紙にきちんと貼りつけなければいけなかった
母は台紙をもらってくれると約束をしたのに
永遠と立ち話をやめや ....
1)恋をしている ○
  愛をしている ×

  結論:恋は動作である


2)恋に落ちた ○
  愛に落ちた ×

  結論:恋は深い深い井戸


3)恋を育む ×
  愛 ....
砂で掻き取られた
昼夜の温度差の
割れ目で苦悶し
空と接する果てまで
寡黙に散在する
岩とは、ただある
と、いうことなのです

それらがこの砂漠の
紛れもない住人で
そして私は血肉 ....
?.

ああ
オルテンシアがほんと楽しそうだ

あんなの日本語だとね、てんこ盛りって言うんだよ。
ひひ、てんこ盛りだって、おかしいね。
まあ、要するに、昨日の俺たちのパスタだ。あれが ....
さざなみが月を潤ませて
消してゆく二人の名前
ゆうなぎは心の糸まで
もつらせて切ってゆくのか

灯台も暮れ馴ずめば影にまみれ
境をなくす浜辺と海

こわれた砂の城に波が
さよならを塗 ....
「わたし、ヨーデルが好きなの。」

それがぼくたちの出会いだった
未知の在庫が減少していることは
それなりに聴いていたけれど
まさかここまで及ぶとは

通行人は誰一人として興味を示してい ....
校長室には牛がいました
校長先生の牛でした
健康に育ちました
たくさん話かけました
ある日牛が大きなあくびをすると
校長先生はその中にとび込みました
牛だけが後に残されました
旅 ....
弟が二人いる姉など
子供の頃は 子守りをさせられ
遊べるくらい育ったら
キャッチボールなど 男同士だし

大人になっても
たまにラーメン食べにいくとか
うちで 飲むとか
まず 誘われな ....
あなたは閉じていきますが
私は閉じませんから
どうぞ
緩やかな言葉だけを

まもなく
向日葵の咲く頃です
その向こうで夏草は
焦らすように香りを時には隠すので
好きですから


 ....
天気予報は曇りだったのに
家から出て五分も経たずに
全身隈なく水浸し

コンビニに逃げ込む頃には
汗か雨だか分からない汁が
口の中に入ってくるじゃないか
いい加減にしてくれ
僕が何をや ....
さびしさなんていう気持ちに押し潰されて
圧死するような死に方はまっぴらなので、
心の中で何かを爆発させ続けて
思考のスピードを倍ぐらいに上げてみる。
孤独という言葉のほんとう意味を
膝を抱え ....
{引用=一、くじらヶ丘


 口に出してごらん
 うるおい、と
 その
 やわらかな響きは
 途方もなくひろい海の
 すみからすみまで
 満ち満ちてゆくようなものではない

 干 ....
あのときの金魚生きているよ
あなたと何回挑戦しても
ポイはすぐに破けてしまって
夜店のおじさんが呆れて分けてくれた
小さな二匹の金魚
お口をおちょぼにすぼめた金魚鉢は
ひらひら朝顔のように ....
静けさに
包まれて夜は
雨はとどまっても
星はみえない梅雨の空

肌の湿りは
空が落とした夏の皮膜
それとも重ねた体温
外灯が滲んで見える

青く蒼々と
今を映すその目に
私の ....
母は
随分と老いたけど
声は変わらない

母は
もう私に「早く早く」とせかさなくなったけれど
私に「早く」とせかされる

母は
なぜか私よりスタイルがいい
ちょっと癪だけど
ちょ ....
解かれるものがあって
解けないものもあって
元気ですか
その言葉だけで繋がっている

わたしを折る
折りたたむ
そして開けば
鶴にでもなりたい

配達の遅れた願いのようなものが届く ....
バスに小川が乗ってきた
どこにも流れることのできない小川は
だらしなく床に広がった
立っている人は足を濡らした
座っている人は足を濡らさないように
座席の上に膝を抱えた
大学病院
 ....
もうそんなに刺激が欲しい年頃でもない
とつぶやきはじめて
ヘアーサロンへ消えてゆく
それでも
歌はどうですか?
詩に込めてみますか?
高鳴るものはすべて
すべて消えてしまったのか
ドッ ....
ソーダの泡のような微睡みのなかで
懐かしい とても懐かしいその面影に出会った

記憶の深くに留めようと
すればするほど
表情は淡くなる
ならばこの夢でだけ覚えておこうと
思い切りこころを ....
かおるさんの自由詩おすすめリスト(3518)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
森の断章——デッサン- 前田ふむ ...自由詩21*06-7-9
空中写真- あおば自由詩5*06-7-8
蝸牛と紫陽花- プル式自由詩12*06-7-8
砂嵐の夜には- あおば自由詩2*06-7-8
味覚障害なのかもしれない- 自由詩18*06-7-8
黄色の雨合羽- あおば自由詩8*06-7-8
循環- たもつ自由詩806-7-7
春なんだったらラッタター- 人間自由詩406-7-6
つきのよる- たもつ自由詩6*06-7-6
コウノトリが飛んでこなくなった日に- 恋月 ぴ ...自由詩19*06-7-6
酔っ払って歩道橋で叫ぶお父さんを見つめる娘の彼氏の元カノの可 ...- 千波 一 ...自由詩11*06-7-6
ヒーロー伝説- 佐野権太自由詩21*06-7-6
恋についてのいくつかの考察- umineko自由詩9*06-7-6
さらさらと、砂漠を閉じこめて- たりぽん ...自由詩9*06-7-6
あ、じ、さ、い。- 水在らあ ...自由詩67+*06-7-5
ブラックサンド・ビーチ- Rin K自由詩34+*06-7-5
お茶目なゴリラはヨーデルがお好き- 千波 一 ...自由詩10*06-7-4
うっしっし- たもつ自由詩9*06-7-4
いってらっしゃい- 砂木自由詩10*06-7-4
closed,closed- 霜天自由詩806-7-4
通り雨- 松本 卓 ...自由詩2*06-7-4
水を飲ませてください- 大覚アキ ...自由詩406-7-3
小詩集【くじらヶ丘にラベンダーの雨】- 千波 一 ...自由詩43*06-7-3
母斑- 恋月 ぴ ...自由詩15*06-7-3
青い目- LEO自由詩18*06-7-3
- さくらほ自由詩16*06-7-1
いつかインターネットでこの詩を読むであろうあなたに- tonpekep自由詩23*06-7-1
最初に- たもつ自由詩1806-7-1
即興:音速パンチ- AB(な ...自由詩106-7-1
夢のつづき- 銀猫自由詩20*06-6-30

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