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そういうふうに
こんなふうに
吹いて
吹かれて
不はつして
消えた
さえずりに似た
曖昧で軽い
生きづらさ
飛ばされていった
心や身体の
端きれ
想像していたよ ....
朝、着陸があった
生き物のような
小さな音
おだやかな
さざなみと
草の下敷き
わたしは子供だった
片言の陽射しにも
なれなかった
一粒の海
古いゴム管の
隣に腰掛け ....
水沫の上に
都市が建ち始めた
人が溢れ出すと
歴程のいくつかは消えていった
句読点が住んでいる一画には
本日もそぼろない風が吹いていて
生きることは疲れるね
生きることは美しいね ....
鶏肉を食べた
美味しくいただいた
鳥、なのに空を飛べずに
生涯を終えた
鶏の悲しさも一緒に
余ったお肉を
冷蔵しようとしたけれど
開け放った窓から
飛んでいったのは
....