すべてのおすすめ
静寂を沈めた海が、満月を映している
白い泡を浮かべた幾度目かの波が、
今夜も踊らない砂浜を濡らして、
ひとりの足跡が、塔のある岬までつづいた
打ち寄せる羽ばたく声と、
幼い飛沫が果て ....
背中で赤いやつが暴れてやがる
一生消せねえ黥の幽鬼だあ
酒と博打で女房は消えちまった
寒空に震えても、背中はいつも火達磨よ
地獄の鬼が暴れやがる、燃えやがる
のたうち回って転がったって
....
数多(あまた)の田は
既に水が張られ
夜ともなれば蛙が鳴き、
やがて狂おしいほどの肌の火照り、
野鯉を釣った後の
烈しい血の騒ぎも抑えがたく
儀式は、六月のうちに
さも義人を装って
....
洗貝新さんのatsuchan69さんおすすめリスト
(3)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
グィネヴィアとエレイン
-
atsuchan69
自由詩
14*
25-3-1
黥
-
atsuchan69
自由詩
14+*
25-2-2
夏越の祓_★
-
atsuchan69
自由詩
13*
08-6-22
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する