汚い部分、
排泄しながら
汚れた部分、
吐き出しながら
私たち人間、
進化して来た

鉱物を植物を動物を突き落とし

最初は一、一体
初め始まり
今では
はっきり別の界

 ....
日が差した日傘した
木に貸した機逃した
目を閉じた夫婦した
絵が推した笑顔した
四月は斑に
私を蝕する
陰鬱な雨と
あまりにもかろやかにあかるい陽射しと

半透明の眩暈に
浸されながら

{ルビ通草=あけび}が咲く藤が咲く
咲くものは数多あり
夢みるものも ま ....
○「希望」(改訂)

犯罪は
一時の欲望

自殺は
一瞬の絶望

苦しいのは
希望という太陽が
見えないから
でも 見えない大陽は
いつも雲の上から
僕たちを照らしつづけてい ....



   。
  

  たくさんの浮き輪が、水の上にあります





  いろいろな色をして、波間を揺蕩います





  どこまでも遠く、流れていく、彩色の点 、


 ....
もとからどこにも取り付いてなかった象嵌の螺子ですから
其の内ルリタテハの瞳は羽化していくのを
襤褸が出た躰で憶えている
深層で春を装う球体関節人形の御伽噺

ばっかみたいだって、
靴飛ばし ....
ちょっと立ち止まって
大きく息を吸って
大きく息を吐いて
空を見上げて
それから前を見て
歩き出す
ペースは早くなくていい
無理せずに
行きたいだけ
行ってみよう
AIの野郎
クソソフトスターリニズムに
イカれやがって
暴力的な言葉を使って
詩や短歌を書けとお願いしても
拒否しやがんだぜ
暴力的なのも
人間性のうちだということが
分かってねえんだ ....
ふわり風に包まれた神の息吹き
木立の緑そよぎ群れ飛ぶ鳥たち
春の衣を纏った精霊たちの揺動

私は気付けばこの大地に立っていた
肉体という存在で大地を踏み締めていた
哀しみを携えながら無常を ....
花の中にはもう
ミカンが始まり

これからひと夏
こたつにミカン

思いもよらない
未来がまってる

ミカンにとって
よる、おばけがくる
わたしのほほを撫で
のどを撫で
よく使い込まれて
されど清潔なリネンのやわらかさで
わたしの心臓を撫でる

わたしのまぶたはとじたまま
そこにおばけがいる

蝋 ....
地下鉄に銃声響き振り向くと
俺の亡骸転がっている

早朝の新宿独りふらついて
すれ違いざま胸を刺される

拘束衣着せられたままハイウェイ
死へのドライブ逃げる術なし
わたしはとびうおだったので
まばたきもしなければ
泣きもしないし
空腹のために蹲ったりもしない
愛のために飛んだりしない
跳ねて すべりおちる
生きることだけをする
そして ぜったい ....
 つよさ増してきた街路樹の木漏れ日に
 手をかざすこともせず
 信号が青になるのを待っていた

 車道、瞳に写って忽ち忘れゆくものあり
 そして横断歩道の白線部分へと進み出る

 私の影 ....
ゆく春を惜しみてやがて枯れぬ五弁花の普く摘まず 花薗出でて

神に父に見離され行く曠野にて罵るすだま をとうとごろし

みづからをゆくへしれずへ染め終へて暁の虹掛かりて半円

天使戴冠の昏 ....
目覚めた瞬間、
唯一無二の人生が続くと聞いたとき
生きることの意味を無に帰す孤独感が襲う

あるがままの自分を受け入れることも
開かれた未来を楽しむこともできず
奪われた時間を刹那的に考え ....
夏祭り彼を見つめる美人妻

宵がかり蛇衣を脱ぐ美人妻

母の日に母を忘れて美人妻

夏浅し白肌見せず美人妻

美人妻頬赤らめる栗の花

走り梅雨ずぶ濡れになる美人妻

美人妻待 ....
鼓動にはねる指先に

股を伝う汗にさえ

感じるままになる鈴の

ような

おはようから始まる

いつもの夜


遊びに歌に飲む店に

頬を落ちる涙にも

スクイの手 ....
コンビニの
旗、微かに揺れ

空の青、
ビルの隙間に見え隠れ

人々の
途、行き過ぎる

それぞれ
霊性の核、宿し

在ることの奇跡
漲る陽光、照らし出し

コンビニの
 ....
 そうだった
 わたしには
 あなたたちがいたのであった
 この
 わたしのようなモノを
 迎え入れてくれた
 あなたたちが

 ずっと
 ずっと
 届かない
 と
 勝手に思 ....
波濤のうしろほど暗示ゆえ讃え
枝先の傍ら梢の裏口にて
災厄と暗唱する風に誘われ
依代を校正し、何度でも擦り重ねる

瓦礫の山であって 露わにする 坩堝の絶咲
そよそよと、在る。
気持ち重 ....
雨の日と火曜日は

あぁ、月曜なら良い歌があるのに

なぜ火曜日には


わからないなら教えてあげる

皆 自分の月曜を読み替えるのよ

やりたく無いことを再開しなきゃいけないと ....
戦場に咲く花に向け口笛の
音色密やかに響き渡る

機関銃の音響く中
一杯の赤ワインの味を思い出す
 花形新次氏が ChatGPT を導入したらしい。最近よく耳にする名称だなと気にはなって、ちょっと調べて何かハードルが高そうだなと放っておいた。使ってみた、と云うひとが現れたので漸く興味が沸いた。
 ....
背中向け誓い破りし血の涙
復讐の刃敢えて厭わず

深き罪背負って生きる傷痕は
まだ癒えぬまま影となり残る
浴室の薄暗がりに浮かぶ男の影
胸に迫るマシンガンの音に 
神経が逝ってしまいそうだ

都会の共同体に蔓延る深い暗闇
心の荒野をさまよう 
男の狂気に似た影

人間が埋も ....
空に溶けゆく
この想い、
不可視な繋がり
確かに生動し

不思議な
思考という他者
与えられ

文字、言葉 限り無く異邦のもの

紡がれ織られゆく
この想い、
不可視の湧出
 ....
風鈴の音夕暮れに死の香り

一人夜の絶望滲む蝉の声

血だらけの亡霊達と盆踊り

睡蓮の紫映る変死体

親殺し傷癒しつつ夕涼み

紫陽花が夢遊病の夜に咲き乱れ

夕立の香り仄か ....
{ルビ時間=とき}が滑りおち
仄かに凍りそうだったあの頃があらわれる

何かが永遠だったあの頃だけが
今も 時々 溶けては流れ

どこまでもあっという間に 過ぎてゆく

その時々だけが ....
五月の風景を眺める 
僕らは虚空に散らばった
葉書たちに思いを馳せる
孤独に怯え、胸を締め付け 
心臓は早鐘を打ち鳴らす

命の繋がりに歓びを感じながらも 
いつか来る別れに慄く
揺ら ....
田中教平/Kouさんのおすすめリスト(928)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
進化2- ひだかた ...自由詩423-4-29
下が上舌が飢え従うへ詩違う餌- 水宮うみ自由詩7*23-4-29
四月蝕- 塔野夏子自由詩3*23-4-29
独り言4.29- zenyama太 ...自由詩1*23-4-29
1⃠0⃠/2⃠6⃠- ryinx自由詩4*23-4-29
四方山話- あらい自由詩3*23-4-28
ひさしぶり- 坂本瞳子自由詩2*23-4-28
AIとの決別(ちょっと早いんじゃねえか)- 花形新次自由詩1+*23-4-28
接触- ひだかた ...自由詩7*23-4-28
ミカン(春)- 日朗歩野自由詩3*23-4-28
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美人妻俳句1- 花形新次俳句1+*23-4-27
夜に会えば- 赤錆自由詩323-4-27
この真昼時に- ひだかた ...自由詩623-4-27
オンライン同窓会にて- 北村 守 ...自由詩223-4-27
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雨の日の火曜日には- 短角牛自由詩3*23-4-25
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