田中恭平 newさま
コメント拝読しました。
長文何度も読み返しました。

それで.....田中修子という名前ですが
その名前を呼んでも
もういっさいの返事はないというそういう名前です。
 ....
まくろく胡散臭いツヤのある回帰線を簡単に引いて
たびたび返されたトランプの屍体。そのどれもが
押し開いて咲きだしたクソロイド曲線の杜、いとまごと

沈静化して。背の躱しさが緩く 限られた最短を ....
まるで横顔の女だ

睫毛の長い、髪の黒い若い女が真直に背を凭れ眠っているのだろうか
一瞬通り過ぎた車窓に、何を隠そうとして、いま、不意に見せたのだろう

 これによって古く細い町並みは直線を ....
不可解に捻れた獣道を作り出した、薔薇線の手招き
青々とした雜葬の絨毯を噛みしめ、これら花瓶のお囃子

夢見るピエロだ
裸足の花園だ 
中空廃園だ

ぼぉたちの綿毛ら 黄昏時の川の流れに。 ....
その澄んだ表面は
世界は 翠の侵蝕 または神域
一冊を綴じた、現実から外れていくそのものが
解いたセーターよりあおぞら、
扉が閉まり身だけを残して   
フルーツパフェより魅力的でなけれ ....
もう もどっては こないよって

あいつは いった

ぼくのことなんか ほっといてよって

あいつは いった

ツチノコ ツチンコ シタリガオ

また どこかで会えるって? ....
木々の根元、広がる薄暗がりの光景
浮かび上がり

律動し呼応し合う天と大地に静かさ在りと

言葉、
透明な呪いに充ちる声のヒビキ
意味の向こうに突き抜け静かさ司る。
妍しいだけの皿に、その手のひらに
 泳ぎ回る琉金の ちいさく
  軋んだベビーベッドから、流れ星を拾い上げる

/ 海にいる /

岸辺から眺めるひとがいて、遠くにある


 帆船と ....
{ルビ五月雨=さつきあめ}自給自足の三度飯

今年また子より五月のプレゼント

新じゃがを手探りで掘る至福かな
小煩いの壁紙にはエロチシズム

なにかを、
芳しく、
静まるような。

涙色のレザーソファには
矢車菊が まだ、薄暗い陽に
セントバーナードが眠りに落ち
小花をあしらったわたしの
 ....
太鼓のリズム
太古のリズム
神さまが来る
邪気払う

今日よい天気
青空の下
アフリカ気分で
ちょっとノリノリ
農作業

植物 優先
お天気 優先
ノーと言えない農作業

 ....
生まれて、育った町の
毎日 渡った橋を
きみとゆく

今日は雲が多いね
川面もすこし 白い

そうして乗る
路面電車の窓を
飛ぶ鳥が
きみとぼくを 一瞬
つれて

どこかで  ....
蒸発すら叶わない人魚の
鱗のようにある
湖が 
荒々しい海辺の
あの夏の終わりの、
へたくそな絵を描いて
ただ鏡越しに私の真似をしている

異国のおんなが
白い蝋燭をひとつ灯して
 ....
漆黒の闇に浮き上がる
開かれた聖書の過剰な静謐、

言葉に意味に犯されていきながら

この資本物質社会の一室、
一つのノイズ異和を発し続ける

それは透明な呪いの声だ。
背後霊が生前自称詩人だったため
いつも耳元でクソみたいな
自称詩を囁かれて気が狂いそうだ
自称詩人の背後霊は
自分のことを
「うしろの朔太郎」と名乗っているが
朔太郎とは程遠いクソ野郎だ
 ....
ふくよかな瞼の女が目を伏せると
まつ毛が繊月をつくる

人は信号待ちの束の間 空を見て
雲になることができるし
風になることもできる

しかし

(あの自称詩人の男が)女装して
街 ....
砂漠抜け
砂漠の一軒家抜け
街中へ
街中のこの白い小部屋へ

この熱持つ静謐な地にて
底 探り感じ割っていく
底無し宇宙の底のヒビキ
それは普遍の聖なる何か

人は誰しもそれを持ち ....
斜光の残響のなか
自由に躍る
漆黒の闇の切迫
予感しながら
夢はみない、
希望はない、
絶望はない、
ただ此処に留まり
この光と闇の均衡のなか、


自由に躍る


真夜中 ....
空と壁、画布と壁の関係は
デッサンの向こう側にある
あったと思う
手ざわりがした

もう、海は。これでいいと

朝方に眠りきれず
続く未来が光の形をとって
泡々と今になる

脳色 ....
 よる
 音が 音に渦をなし
 風が風との 
 谷間をなして
 私が 私のゆめを捨てる

 二十三時ごろ だったと思う
 玄関先でスニーカーを履いていたら
 「ノンちゃん、僕だけど。」 ....
庭のツツジは黄白く色褪せ枯れ萎み
私の肉体は滅び死につつ在る過程

ホントの愛、
無条件に貴女に委ね帰依すること、

わたしは忘れている
きっとチーズケーキ
食べながら取り戻す

 ....
外陽 入れよ

僕ら 光と愛の実体、
闇と交わり塗り込められ

嘆きの壁、泣いている
嘆きの壁、囁いている

日々の反復で得る熱、
日々の努めで得る魂、

宝石箱ひっくり返し
 ....
そのときの香りはありましたか? 
         周りにはなにがあったのでしょう、
                   どこかきこえやしませんか――
花の名前を忘れてしまったのです。 
多 ....
駅のホームに
梅の木 梅の実

梅酒かな
梅酒かな
梅の神さま いるのかな

電車 電車
ゆっくりそろり 来るがいい
乱さぬように 来るがいい
雨上がり
空は明るみ
歩く人、
ふわり
吹き抜ける
風の精霊、
キッスして
包み込む愛、
感じるか

雨上がり
広がる
空の青み、
繋がって
一面の青
ただ嬉しく、
仰 ....
深淵に手を触れた時
何を感じましたか
悲しみも苦しみも幾年月
人生が喜びに
満ちていきますように
偲ばるる{ルビ二年=ふたとせ}前の野薔薇かな

走り梅雨物干し竿の雫かな

夏の雨雫に映る畑の花
真夜中、夜の川
川面に突き出た瀬岩を
{ルビ躱=かわ}しかわしながら
ぼくの死体が流れていく
足裏をくすぐる魚たち
手に、肩に、脇に、背に、尻に
触れては離れ、触れては離 ....
ジェンガティンガ司令

来る日も来る日も定位置まで数メートルを進む。食べるため生きるために日々が変化の暮らしの繰り返しのなかで一挙一動ひと言葉ひと言葉が命とりになる世界で生きてきてこれからも生き続 ....
ゆうやけ、こやけ、
鍋の底がすこし焦げた、
スプーンですくった、黄いろいルーの、
ぐつぐつと美味しそうに、ガスコンロの火で煮込まれてゆく、
それは、
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さいごの ....
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