ああ
夜中に腹が減って
もうどうしようもなくて
パンがあったのでパンを食べた

ああ
僕はパンがあまり好きではない
なのにパンしか食べるものがなくて
なんで、こんななのかな、と嘆いた
太陽が昇る、
太陽が沈む、

一日 始まり終わり始まり
人生 始まり成長し年老い

終わりの調和、

見届ける宇宙に いつも霊性の雨。
あこがれたいから 遠ざけた

見つけたいから 目を閉じた

伝えたいから 口をつぐんだ

信じたいから うたがった

抱いて欲しくて 裸になった

開いて欲しくて 扉を閉めた

 ....
あなたの
存在自体が

僕の
心臓です 
ふくらはぎの下
アキレス腱を挟んだ
左と右の側面てゆうか
そこが寒いんだな
冷たくなって
底冷えがするって
ここが冷たいんだ
人生ゲームは
一つ一つの苦難を
乗り越えて
レベルアップだ
やったあ!



思い通りになんて
行かなくて当然。
川の流れを見つめながら
川音を聞く私を
空は見守っている

 ....
 湯豆腐の店が恋しくて
 南禅寺に出かけてみた
 松の葉に
 雪の子が降る
 池にも雪の子が降る

 戸をかたく閉じる
 まちの白い舗道に降る

 車の走行音にも降る

 誇 ....
降る雪は積もらずに
口から溢れた諦めが
恥ずかしそうに転ぶ

寒さのせいにして
何もしなかった日は
冬が嫌いになるし

たまに晴れたりする
空を見ると
春を待つしかない

季節 ....
地球の裏庭で髪を弄っている。
草も花も気に掛からない。
虫だって、星だって嫌なんだ。見えるようで、
全ては匂いのようで、しかも何の匂いもしない。私は、
一体何を見て生きているのだろう?

 ....
気もそぞろ、心もそぞろ。雪のひとひら、舞い落ちて、土に溶けるように。

オレンジの皮の厚さよ。ピールにして、紅茶にでも浮かべようか。

久しぶりに、のんびりしたいんだ。心のなかは嵐のようでも、 ....
虚ろに揺蕩う 夜陰、

枯れたひと吹き
実の在るひびき

ひとりでに紡がれる言葉に従い、

ピラミッド構造のこの社会
下請け納期徹夜徹夜の連続
さんざん味わってキタヨ
身体も心もコ ....
夜は
好きだな

生まれ育った田舎町の
みあげると
こぼれ落ちそうに瞬いている
満天の星たちの
清らな想い出とか

とある大きな街の
猥雑で
酔っ払いでいっぱいの
たむ ....
地方では
運転免許証がなくては
高齢者が生きていけないと言うが
運転免許証がなくて
高齢者が死んだという報道はない

だけど
運転免許証を持った高齢者が
事故を起こしてしまい
もう生 ....
心不全だった

未明の6時45分

享年35歳

奇しくもその日は

私の70歳の誕生日だった

娘は私の丁度半分しか

生きられなかった


これで

見舞いに赴く ....
夜道の中で
誰かの自慰の音がする
あなたは横目で聞く
豚の出身地に
旦那から逃げたメガネの女
私もつれてって

ブスではないけれど
ニンニク食べても
どうでもいい人
木漏れ日という ....
 僕は雷が嫌だ。落雷が嫌だ。落雷によって死ぬのが嫌だ。僕は死ぬことが一等いやだ。
 特別、落雷を受けて死ぬのが嫌だ。つまり僕は即死が嫌なのだ。すると脳天を銃撃せられるのも嫌だし、もう一つ列車に轢かれ ....
●森川さん●過去の出来事が自分のことのように思えない●って書かれましたが●たしかに人生ってドラマティックですよね●齢をとってもいいことはたくさんありますが●じっさいにそれがわかるのもそのうちのひと .... 話し疲れ、悲しみ疲れた窓に
初めて肩を抱かれた、夜
キメラの憂鬱に憧れて
焦げたフライパンに玉子を落とした

傷つき飽きて、しまった
もう痛いことも特別じゃなくなって、しまった

庭で ....
夜と朝の間で
目を開ける

光と影が
折り紙のように
生まれる街で

美しいものを
見るたびに
何か返事を
したいと思った

僕なら声で
猫なら尻尾で

星をなぞりながら ....
今日は暖かい日
寒い冬の途中には
暖かいと思える日もある

毎回テーマを決めて散歩する
今回は寒さをテーマにしている

寒さをテーマにすれば
余計に寒さを感じてしまい
身体が寒くなっ ....
これも運命
天の自由だ

真昼の幽霊は言った。
天気雨きららきらら



{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
   女医変死事件と谷川俊太郎&菅直人の接点

トーイツ教会騒動というものがありまして、日本のメディアが大騒ぎしました。
わたしはテレビをみないのでわかりませんが今でもやってるのかな?
ちょっ ....
 暖簾のむこうに彼がいて
 いつも私を待っててくれた
 あの頃
 
 石鹸の匂いするあなた
 寄り添って
 絡める腕のまだ熱る
 そうやって
 歩いた夜道の風を覚えてる

 洗い髪 ....
他人の人生を
私には
どうしてやることも出来ない。
その人のほほ笑みを
思うことしか出来ない



{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
命の外側で雪は軽やかに息をしながら降っている
どこからともなく、螺子を巻かれたわけでもなく、
静かに乾き、ひとつの可能性のために降り積んでいくかのように

しらんだ冬の
おっとりとした、
 ....
凍り付く 空にかざした薄ガラス

ぽつ、ぽつり 浮かんで
じわり、じわ 滲む
淡色の灯


昨夏着られなかったままの
新品の浴衣の布地

それとも十年ぶりに焼いた
パウンドケーキ ....
 冬空の 街で消えゆく 虹を見る
 束ねた髪が七色の女
得たから
失う
けれど
得たことが嬉しい
私の命もそうだ



{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
ひとりでいるのに
寂しそうに見えない

それは真っ直ぐに
歩いて行くから

派手な看板の下で
待ち合わせたりしない

ただ生きるために
必要なものを探して

好きとか嫌いとか
 ....
バターの日
強ばった手足に蜜を塗り
小鳥たちに愛を与える

ナイフ、なにも
切らないでいられるうちは
美しく澄んでいて

でもわたしたちには生活がある
パンもバターも熊の夢も ....
田中教平さんのおすすめリスト(941)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
パンを食べた日- moote自由詩323-2-19
いつも- ひだかた ...自由詩523-2-19
あこがれたいから[私家版まざあぐうす]- 藤原 実自由詩5*23-2-18
手紙- 服部 剛自由詩3*23-2-15
冬の足元- 坂本瞳子自由詩1*23-2-13
※五行歌_二首「人生ゲーム」- こしごえ自由詩2*23-2-12
氷雨- リリー自由詩5*23-2-11
二月の憂鬱- ミナト ...自由詩323-2-11
老いた石- 由比良 ...自由詩223-2-11
自由律短歌雑詠(2023年1月)- おぼろん短歌5*23-2-11
夜想17- ひだかた ...自由詩5+*23-2-10
- 秋葉竹自由詩423-2-4
運転免許証で老人死去- イオン自由詩1*23-2-4
Sudden_Death_- HAL自由詩2*23-2-1
ブラックだと分からない律儀な人たち- moote自由詩123-2-1
ある恐怖に就いて- 幽霊自由詩123-1-31
A_DAY_IN_THE_LIFE。―だれよりも美しい花であ ...- 田中宏輔自由詩10*23-1-30
human_being- 竜門勇気自由詩1*23-1-29
evergreen- ミナト ...自由詩423-1-28
冬の散歩道- 夏川ゆう自由詩123-1-27
※五行歌「天の自由だ」- こしごえ自由詩5*23-1-25
公人、仁藤夢乃氏を一納税者として糾弾する③- 室町散文(批評 ...623-1-22
弥生湯- リリー自由詩4*23-1-21
※五行歌「思うことしか出来ない」- こしごえ自由詩4*23-1-21
美しく雪が降る- 山人自由詩10*23-1-21
つま先の先- 三月雨自由詩4*23-1-19
_虹- リリー短歌5*23-1-18
※五行歌「得たから失う」- こしごえ自由詩3*23-1-18
凛々と- ミナト ...自由詩323-1-14
バターの日- はるな自由詩623-1-14

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