太陽がくもると
僕の心は晴れる
食卓の椅子を眺めながら
僕の一生が終わってもいい

地中のヘビたちが万物を知っていること
遠い空で息絶える一羽の鳥
誰も見ていないのにカラフルに咲いて、枯 ....
「美」、には理由があるわけではない。実際のところ、「美」は「美として」存在するし、その存在自身によって「美」は保証されている。人が美しく感じるものには「美しさ」があらかじめ内包されているわけだ。そして .... 家の中に
タイムカプセルがある
タンスの奥に眠る木箱には
古い写真や
隠していたメモや
忘れ去られた人の住所や
捨てられなかったおもちゃが入ってる
開けてみるとガラクタしかないのに
今 ....
肌寒くなり
日暮れが早いから
気がつけばいつも夜だ
どうした夜の住人
居心地のいい闇の中で
やりたいことが山ほどあったんだろ
音を言葉を絵を
並べて埋もれるはずだった夜
猫がいれば完璧 ....
真夜中目が覚めて
スツールに置いた水を飲む
暗闇の中タオルを持ち上げて
ベッドから足をおろす

この家の中では
何も見えなくても
トイレに行って帰ってこれる
でも、外に出てしまえば ....
白馬の騎手は紅い薔薇の花束を抱き

群衆は勝利の美酒に酔いしれて

拍手喝采は止まない

隊列は乱れず広場を目指し

明日の平和を誓う胸
あしを鳴らすような、とい、とい、とい。
物語みたいな顔 眠たい午前、単純な変換作業
(領収書をとっておいてね)
わたしは手を鳴らして、熱いあたまを
とい、とい、とい

くまのついた手提 ....
来週の月曜日で渓は閉鎖される

天気予報は曇りだから

これが最後のチャンス

華麗な山女魚とも3月まで逢うことはできない

秋は心新たに本流の虹鱒を追いかけるだろう

清流のファ ....
ベッドが呼んでる、そっと耳元に
「今日も一日、おつかれさま」
時計の針は静かに進み
目蓋は重たく、もう限界


歯ブラシは、僕を見下ろす
「今日こそ磨こう、虫歯になるよ?」
心はもう謝 ....
青い鴎が羽ばたいて
次の時代の到来を伝える
海の向こうから荒い波が
押し寄せようとしている
青で侵食されてゆく
触れられない場所で
舵取りが行われてゆく
繰返す歴史の歯車が作動し
神話 ....
れいランランも訪れた
大阪は堺市にある焼肉の味楽。
煙もうもうの店内が食欲をそそります
キャベツ食べ放題が嬉しい、
エアコンなしはちょっと暑いけど、、

あ、煙もうもう系のお店では、
堺 ....
気まぐれな
夕まぐれに
気まぐれる
まぐれに
まぎれて
気をまぎらわし
気まぐれる
まぐれの
グレイの
夕まぐれに
まぎれて
まぎらわしく
気まぐれる
気まぐれたまま
夕ま ....
旅行の思い出もそこそこに 
レシートを 見返したりする時
そこで食べたりしたもののことを
目に 僕は思いうかべる


雲を捉えた大きな主翼と
下にあった 海
上にある雲
モニターの無 ....
 いち年、待ったが、助けは来ない

 日に三度、出血している。
 かさぶたを剥がす神経の海に、日々の挨拶を忘れない

 肋骨の外傷は 自然 治癒 に 任せる

 レントゲン で X線 の ....
琥珀の水に溶かされ

明日も荒野を独り行く

この肝臓は悲鳴をあげない

今夜も静かに刃を研ぎながら

明日を切り裂く夢をみる
純潔な果実を切り刻んだ果肉から
きみのエッセンスがほとばしる
酸く 苦く…

特効薬のガムシロップを多めに入れて
ソーダ水をかき回せたら
特製のレモンスカッシュの出来上がり

ぼくは何 ....
女は役割に疲れ果て
横たわり目を瞑った
瞼の裏
いつか失くした鯨のオルゴールが
雲型のメロディを吹きながら
子供の頃の記憶を雲に映し出し
女は少女に戻り鯨に呑まれる

やがてメロディが ....
さはやかな気の揺らぎに深緑の匂いの混じり
空遠く奥まる雲の集積が吹き流されてゆく

 宙から天へ、天から地へ
  貫入し続ける力の
   たゆまぬ時の破壊、
  灼熱の季節を衰微させ
  ....
父の祈り母に添いたる秋の夜

秋を見て父を見てただ心静けき

送りまぜ今日はかくやと嘆きおり

父の背に後の月を見し夕間暮れ

十六夜の月は空にはとどまらず
数珠玉を見ずとも秋は深行けり

紅葉葉の落ちるはいずこ思い出か

栗を刈る季節をひとつ通り過ぎ

三日月にぶら下がるのはネックレス

眠りのなか秋の色にわたしも染む
薄紅葉家の庭にもあったっけな

惚けてはうつつに帰る秋の昼

母の味欠けていたのは椎茸や

そぞろ寒戸外に出るも少し震え

果てしない夜中にまんじりともせず目覚め

秋の朝見上げる ....
わたりたり雁の旅路はせつなくも

涙もてただ拝顔すべし秋の田を

心を晴らす種はいずこへ秋の空

牛蒡引く手も借りたしや忙しなく

秋空に思い叶わず暮れるまま

冷たいと思わず手を ....
秋雨となりて思いは空に浮かび

留飲を下げて南へ鷹渡る

悲しみに溶けない氷はどこにもなく

どんぐりの転びて惑うわがしるべ

悲しみも秋の宵には消え果てて

木犀の海に沈むは思い ....
青き時宵闇に秋葉溶け込んで

身に染むや孤独の病時経ちて

泣きたくて秋の夜には涙の雨

秋の朝しらじらと明け身震いし

柿の実や生らずになってもう幾年

葡萄の実母の位牌にささげ ....
ふと迷いふと振り返り秋の宵

秋高し目の奥にあるおとぎの国

歳時記をめくって今日も秋は澄む

菊の花人それぞれに花それぞれ

思い出を遠くに手繰る秋の初風

ましら酒自然の奥深さ ....
ひよどりの姿を見ては振り向いて

痛みを越えセイタカアワダチソウを見る

眠れぬ夜アメリーの乳房と人は言い

あとは打つだけの稲田で緘黙し

秋の田や眠れぬ夜に沈みゆく

流れ星星 ....
形見なるコートをはおる日も間近

月見酒沈黙だけが支配して

明日を思う今日これからの神無月

秋と言う幻想を越えただ歩む

秋月夜孤独と思うは一人のみか

酒を酌み己を見つめるこ ....
里芋を好む父のため遠出して

神無月流転流転とただ唱え

秋の{ルビ湖=うみ}今年もまた白鳥は来るのか

悲しみは秋の代名詞とは言えず

銀杏散り舗道は黄色{ルビ一色=ひといろ}にて
 ....
何でも無い思いで
木を見ていた
それから 流れていた
突き当りの川を
ホットケーキの前で
来週の準備をしていた
僕は昔を思い出させられたのだ
カレーを作っていた
あの頃は いつも
肉 ....
無知な
私を
ゆるしてくれた
あの人の
こころ



自分に
つごうのいいこと
ばかりでは
ありません
空の機嫌も



認めないか
認めるか。
認めれば
楽 ....
田中教平/Kouさんのおすすめリスト(973)
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日記から- 朧月夜散文(批評 ...7*24-10-4
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つれづれと俳句- 朧月夜俳句3*23-11-9
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※五行歌_三首「無知な私を」- こしごえ自由詩5*23-10-29

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