{引用=
眠る街 .
何時でもそこに在る .
夜明けの灯り
はすぐそばに .. …
港に漂着する
まで .
____ _ _ ....
明るむ明るむ意識の視界に
黒く野太い対角線の衝撃、
赤々輝く太陽の残響、
走る閃光の時空切り裂き
粉々に粉砕された私の独り立つ。
さざめきざわめくのは風の太陽
「今日もお暑い一日で」
風の太陽、さざめきざわめく光の海原
生まれる熱風、光の海原を今日に吹き広げ
人里離れた木の家で
タイプライターで小説を書いていたい
静かに、小さく、ひとりで
私
忘れられたピンボール・マシン
白黒写真にだけ残ってる
白骨化した遺体みたいに
静か、 ....
良い旅がしたくて調べまくる日々長い連休仕事で埋まる
大通り車の音が絶え間なく落ち着きのない雰囲気嫌い
街角で道を聞かれる三回目昨日は五回もっと多い日も
南国のリゾート地には人ばかり裕 ....
街路樹として植えられた夾竹桃の花が咲いている
車通りの多い道
排気ガスで煙る景色
花びらは桃色
街に溶け込み人と共存する
この街は空気が淀んでいて
たまに離れたくなる
お昼も過ぎ ....
二つの悪魔、絡み合い
意識の低層辿りながら
漆黒の渦中に白銀の月、
昇り浮かび破裂する
太陽の無限に照らされ、
在るもの うねり流動し、
輪郭保ちながら微笑み
雑踏に消える悪魔達 ....
日がな一日、
謎は謎として在り続け
私は五感という限定携え
逃れる的に魅惑され続ける
光溢れ裂ける瞬間に、
現象する本質を
本質する現象を
掴みかけては取り逃し、
流れ ....
足音が聴こえる
どこから来たのか分からない
⚪︎
鉱石と風の関係について
そう聴こえる。
猫ならいる。
一匹の、小さな 猫が
存在しているのは
{引用=
....
丸い朝が
四角いビルにやってきて
直角三角形の僕は
平行四辺形に駅で出会って
無数の三角錐をごみ箱に捨てた
朝からブラックホールだ
*
なんだかんだと言って
あれやこれやと言い返さ ....
無限の均衡の内に
今を落ち着き払い、
海しずか
青み深まり
降る空に
遠き声の響
いつしか木霊し
到着した何かに
確かに触れ包み込まれ
明るさ無限に増す意識の舞台、
澄 ....
この
せっかくの機会を
楽しもう 楽しめなければ
味わおう そうでなければもったいない
人生は一度限りだもの
だけれどね
肉体的に激痛があれば
あれば ガマン出来ないね
泣いて ....
おびえる人がいる
何にというわけでもなく
ただ怖がっている
その人は不老不死なので
ずっとおびえ続けなくてはならない
村人はその人を
なぜか大切にした
働きもせずおびえているその人に
....
laughing moon
soft moon
crazy moon
candy moon
windy moon
talking moon
....
小さく紫に白に燃える花弁、
あちらこちらにそこここに
見た!観入る、無数無数の開花!
白雲の絹に自在伸び糸引くひろいひろい青空の下、
収縮しては拡張するイノチの躍動、
名も無き名も知 ....
道端でキツネが目の前を通り過ぎて行った
少しうつむいておびえもせずに
化かされるのかと怖かったがそんなことはなかった
暑くても懸命に生きているのだろう
少し勇気をもらった
愛しい動物だ
....
いなくなった人へは
何も書けないから
妻へ
前略
草々
としたため
渡した手紙は
洗濯されて
入道雲の下に干してあった
立ち上がる
背伸びをした
その、もっと上に ....
永遠は
いつから永遠なのか
始まりも終りも無い
苦しみと喜びの
日回りの花
こえは たましい
漂っ ている
こえは
森の
乾けない
空
ひきずられる 影
あ
....
目が覚める
生存しているのは誰か
私とは誰なのか
空気の中を漂って
街道に迷子している
雲間に揺れている
教えてくれないか
何処にいるのか
誰がいるのか
今も何 ....
絶望をカバンに詰めて
眠れない夜を過ごした
前の日も雨
天気は荒れ模様
回復見込みはしばらくない
午前9時
空港の掲示板に
遅延情報が流れる
ネパールに行ったら
寺院を観 ....
るるるが死んだ
道ばたにひからびて
転がっていた
れれれとろろろは
葬式に行った
そこにはもう
るるるはいなかった
いいやつだったな
いいやつだった
やさしいやつだったな ....
急流に傾く一途に揺れる岩 頷き
少年は片足を乗せ真っ直ぐな視線に耐えていた。
重層な雲に覆われた街の歴史的建造物
白蕗の羽織で啜る軒先茶屋の框
まるで、ピラミッドから眺めているような視 ....
思い出になった
私
あなたのこころに
住んでいるのか
ここはあなた
そこにいたのは亡くした記憶
色褪せた壁に貼りついている
いつどこで出会ったのだろう
私はそこには居なかった筈だ
老人が蝋燭の火を眺めている
窓枠からは夜の空気が流れる
....
ひとすぢの みのうえをすべらせる しずけさの
まぶたを縫い上げ 濡れるのをまつ
ままに、ですが、そのままでは ですけれど。
き、つつかせ るにるいに 背伸びする
と、いえもいろも ....
焼けつく夕日が焼けつく 脳裏を焼いて 焼き付く夕日
まぶしく夕日がまばたく まばらに赤く 火をまぶす
赤錆びて ブランコ 赤錆びて 回る子の鎖
うらぶれて倉庫の 何世紀 遠いどこそこに かぶ ....
〈揺り籠の鳴る気息に点いて。〉
梢の濡れた通り狭く開かれた
頭上は
輝きだけでも ない。
藪蛇さえ 喉を通らず 羽の揃わない天使のころも、
きっと い ....
指先を太陽に翳して
陽の光の中を着物の着崩れを直しながら歩く
隣町まで足を棒にして歩いてみたら
少しはこの気持ちが楽になるだろうか
茶色い茅葺き屋根の家を過ぎて
長屋を横目に見て
空き ....
舌の肥えた過去が焼け落ちた瞬きを拾い上げ
同じ口を借りるまで、垢を吹き混ませて
足を酌み交わしてつないだ中心から
私は死にゆくのかと思いながら
(飢 ....
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