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今を、静けさが支配している
静けさは私という不安を抱き留めている
私は静けさのなかで震えている

静けさのなかですべては始まるから
静けさがすべてを支配するから

私は吐きそうになりなが ....
驟雨が街を過ぎ
それから爽やかな風

陽の光が差し
窓の外から深く青い空

この大地で
たくさんの戦いがあって
たくさんの人が消えた
ああ 思い出したくても
決して思い出せない
 ....
カチカチ 歯と鳩 カウントマシーンが音をたてる

台風がそれた朝の
まだ肌寒い堤防によせかえす波をカウントして ガラスの水滴を震わせて回る数字
鳥と虫とドローン 飛行機をみつけては指で隠す ....
今日、仮退院の道すがら
アスファルトでひっくり返り息絶え絶えの
蝉が次々と現れた

彼らはもう鳴くことはかなわず
ただ両脚を空にこすり合わせ
未だ熱を発散させながら
来るべき終わりを待っ ....
誘い直してくれたことが嬉しいが、
この地点でこんなに喜んでて
いーのだろうか。
まだ付き合えると決まったわけでもない。
私なりに自分の性格を踏まえ、
合う人を思い描き、
あの人は私にピッタ ....
三日前から、とある乙女の目のまえで

ユニコーンの角を
風が撫でていたのでしょうか。

その風がわたしに届いてくれたころ

吹きさらされた
こころの扉を叩く音が聴こえます。


 ....
さよなら ´

入り口も出口もなく 近さも遠さもない声の内にあなたの裸体は張りついている
通り雨のような服のなかをあなたは歩いて帰り 、わたしは通り雨のような服の袖口であなたを見失う

 ....
なぜか安全じゃないカミソリで
うぶ毛剃っていたら
呼ぶもんだからイッちゃって
そのまま振り向いたら転ばれた

痛い、こっちだって
覆水盆に返らずなんて言う
盆があるだけ良い
あわてて水を掬いにいったら
盆を膝で割ることもある
かなしみのふち

小さなことが気になって
大きなことがどうでもよくなって
大きなことに気 ....
風に飛ばされてゆく葉っぱを拾いあげ
それを大切に懐にしまう人をみた
まるで栞を挟むような手つきで
忘れられてゆくはずだった葉っぱが
何か違うものに変わったのだ

ある日、出会った他人同士が ....
白い花に腰掛けて
草笛吹いてあなたを見てた
子供のあなたはあっという間に
私の時間を追い越して行く
大人になりたくて追いつきたくて
焦る気持ちが隠せない色になる
若草色がいっぺんに ....
パリの妖精
第6話「モンマルトルの妖精」




長い階段で見えるのは空だけ
五段先の石の上で
鳩がもう少しだよと言う

見渡すかぎりの幸せな街
パリで一番高い丘に棲む
一番幸 ....
アコーディオン的肋骨に眼も反らせん瓦解
孤高の乾布摩擦
露骨に股間パシャ
否メイン
天華
アキバの懐
しらん掟
@ @
ミンチ機チックにアップリフティングな友愛のはしたなき中指から ....
チャリのストッパーを跳ね上げた音が
八月の折り目に
鋭めに響いて
バイバイした


終わりが始まりに触れようとして、外側を内側に折り込み
内側を外側に折り返して発達する八月に沿って
 ....
惨めさが増す
振られて
このまま
絶対に
誘い直すことも
あいつはしないだろうね。
三日月がポキッと折れた。
それは神様の前歯によって。
憎しみも  
羨望も落胆も
今は山道の腐葉土やゴミムシの糞となって
ころがしておこう
葉がはかすかにさざめき
木の樹皮はなめらかにひかり
木漏れ日はさらさらと山道に塗されて
山道を歩く人 ....
私の直感は当てにならない。
追うべきでない人を追うし、
好きになるべきでない人を好きになるし、
嫌いな人を好きだったと勘違いするし、
相性が悪いのに離れたがらないし
馬鹿で
無様で、
そ ....
どこから入ってくるのだろうか?
この優しさは
見つめる葉っぱと僕の違いなど
なかったんだ

生命は世界にひとつで
しかも数ではあらわせない

生と死が混ざる暖かい渦から
それは流れだ ....
日曜日、忘れないように。

天使の羽より軽いエアコンの風を
貰って来たのです。

さんまんきゅうせんはっぴゃくえん。

でした。

それでも、心は、冷えません。

憎しみばか ....
買っておいた胡瓜と茄子に割り箸をさして
精霊馬をつくり
朝の玄関に置いた

いつからなのか
サンダルの隙間に
しろい腹をみせてころがる
蝉の死骸を拾い
リウマチの指を思い出す

 ....
闇の重みがぐんにゃりと
魂に激しく切迫し
私の意識は朦朧として
呻きながら覚醒する

真夜中の病棟にただ独り
呻きながら覚醒する

ハッと息を呑むこの瞬間、
孤独が生きて立ち上がり
 ....
君の幸せは、もう、静かな心臓へ帰るといい。

夜間飛行のともしびが、
寒い砂漠の夜空に灯るといい。

君の笑顔は、もう、私の部屋から出て行けばいい。

そこで砂漠の闇のような心と ....
さやかに聞いた
竹の花が咲くゆめを
みどりと土の色の混じる
薄暗いさなか
ちいさなとかげが
わたしのひふを すべる


魂が
つまっていたという
どうして うえつけ ....
立って見ていたんです

枯れた幽霊が言ったんです
真っ赤な薔薇の庭園に立って

ありのままの姿で生きられること
こそが人生の勝利だと

美しさを求めるのなら
人の醜さばかりを探し ....
オレンジ色の海に
真っ赤な風船が
空気が抜けていくように
溶けて流れていく
真上にはもう
気の早い星がやって来て
透明な月も
火が灯る提灯になる
ありがとう さようなら
黄昏の精 ....
とうもろこしをもぎると、
骨が折れるような音がして
透明な血がじゅわっと溢れて手首を伝った

舐めとるのに夢中になっていると
入道雲が発達してきた

わたしにはまだ涙が残されている
流 ....
今日も空は青かった
にこりともせずただ青く
無限の沈黙のうちに
それは在った

今日も私は無力だった
宇宙の虚無に耐えかねて
あなたにあることないこと
喋っていた

今日も黄昏は優 ....
部屋の灯りを消して
薄暗い部屋で一人
蝋燭の炎の向こうを見る

私の影が部屋のあちこちで
おしゃべりをしてる
おだやかなオレンジ色の光が
部屋に充満している

窓をあけると
影 ....
洗いざらしの星を並べた
白い砂浜に横たわる
深く赤い光

あなたが好きな夏日星
私は見て欲しくて
アンチ・アレースになる

南の地平線でそっと
天の川に隠れ
嫉妬の火が燃え ....
こたきひろしさんの自由詩おすすめリスト(1949)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
叫び- ひだかた ...自由詩5*19-8-21
赤壁の風- Giovanni自由詩4*19-8-21
カウントスタッフ- 末下りょ ...自由詩4*19-8-20
今日、仮退院の道すがら- ひだかた ...自由詩4*19-8-20
男だったのね。- 杏っ子自由詩219-8-20
ユニコーン- 立見春香自由詩519-8-19
さよならとひきわらい- DFW 自由詩10*19-8-19
見せるな- 木葉 揺自由詩219-8-19
かなしみのふち- 次代作吾自由詩419-8-18
- 帆場蔵人自由詩419-8-18
トウガラシの妖精- 丘白月自由詩219-8-18
モンマルトルの妖精- 丘白月自由詩119-8-17
アキバカゲロウ- 末下りょ ...自由詩2*19-8-17
八月の折り目- 末下りょ ...自由詩8*19-8-17
_- 杏っ子自由詩219-8-16
前歯- クーヘン自由詩1*19-8-16
水の音- 山人自由詩4*19-8-16
決戦は金曜日- 杏っ子自由詩119-8-15
世界はシンプル- フリーダ ...自由詩219-8-14
お買いもの- 立見春香自由詩1119-8-14
- 末下りょ ...自由詩9*19-8-13
闇と孤独(改訂)- ひだかた ...自由詩1219-8-12
砂漠のともしび- 秋葉竹自由詩1419-8-12
竹花- すいせい自由詩13*19-8-11
枯れた幽霊- 立見春香自由詩419-8-11
黄昏の入り口- 丘白月自由詩219-8-10
とうもろこし- 印あかり自由詩819-8-10
今日もまた、明日もまた- ひだかた ...自由詩1419-8-9
ろうそく- 丘白月自由詩319-8-9
蠍座- 丘白月自由詩119-8-9

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