すべてのおすすめ
夢中になれる何か一つ、見つかるといいね。
どん兵衛にお湯を注いだことも忘れる程のね。
その膜を破ると
きらきらとこぼれ落ちる
母の痛みがうつくしかった。

ぎゅっと身体を縮める
握りしめられないものを握りしめ
抱きしめられないものを抱きしめる

ささやかな抵抗を繰り返し ....
音もなく
果実が枝から落ちた
アスファルトに広がる無残なそれらは
太陽のように輝いていた
あの果実とは思えない

これは大事件だ
心の中で大声を上げて
誰かを呼んでみた
寄ってくるの ....
僕の走馬灯をポニーテールの君は駆けるだろう。
その美しいしっぽを揺らし、君は駆け抜けるだろう。
ワイパックス1錠
ジプレクサ1錠
ランドセン1錠
ベンザリン1錠
ヒルナミン3錠

そしてきみの寝息
ぼくが眠るために必要なもの
わたしは詩人じゃない
わたしは詩人じゃない
わたしは詩人じゃない
わたしは、
、聲を殺して呟いてみよう
すると
ほら、
砂埃をかぶった
詩人のほうからやって来たりして



 ....
夢の底で逢うような
貴女を真っ直ぐ見つめていたら
宇宙の巨大な静かさが
深夜の小部屋に充ちていた

)貴女は私の手を握り
)私は貴女の手を握り
)二人ちょこんと夜底に座る

夢の底で ....
猫って、美しい?
ビン、と伸びたお髭?
ピンッ、と天向いたお耳?
月のない夜に
恋人求めてミャアミャア啼く声は
お世辞にも美しい歌声とは
いかないけどね、

わがままっぽいけど
 ....
両祖父とも僕の初恋を待たずして逝ってしまった。
父とは出来ない色んな話、3人でしてみたかったなぁ。
剥き出されている

神経は逆立ち
風雨に鳥肌立つ
紅の樹木は激しく波打ち
瞳をくりくりと輝かせた
木登り少女は姿を消した

何にもない、何もない
意味は全て剥奪され
記号だけがひょ ....
問い返すたびに僕が増えてゆく
ジミヘンのファズノイズでもあるまいに
あるいはピンクフロイドのエコーズ

探す程に海は深く遠く風ばかりが吹いている
僕のこころの荒涼が優しく増殖してゆく
 ....
苦行とは、なにをもって苦行にも値するのだろうか
ほんとうの苦しみとは如何なる場合を指し示すのか
またよろこびとは、救われることのみにおいて真実なのだろうか。
他者とは己自身とは

何気な ....
ふしだらな鱗粉を撒き散らして
夜の中を飛び迷うアタシたち
シーツの海原は遠く霞んで
二人の罪状も曖昧になっていく

「アタシたち遭難者みたいだね」
「むしろ亡命者だと思うんだけど」

 ....
色のついた反射ガラスは
町をリアリスティックに映していた
赤い建設機械がガラスの中では
錆びているように見えた
工事現場の入り口で
監督がパイプ椅子にだらしなく座っていた
きっと彼は強いの ....
フローリングに寝転がり
爆発する太陽を浴びる
降って来る光の洪水は
世界のすべてを肯定し
温め熱し燃やし尽くす

)否、否、否
)肯、肯、肯
)越えて超えて!

病に苦しむ己も
 ....
昔からコッペパン食べるとコペンハーゲン行きたくなる。
小4の秋、昼休みに裏門から脱走したのも、きっとそのせい。
が、
歩いてゆく。
こんな靄った空の下でも。

愛していたのだろうか、

幽霊が、
傘もささずに歩いてゆく。
もちろん、傘なんてさせるはずもない。

が、
愛していたのだろうか。 ....
悲しみだけが
おれの人生なのさ、とか

くっだらない
愚痴こぼして、

ホントにそうなの?
そこにあたしは、いないの?

忘れてもいい不幸なんて
いっぱいいっぱい、あるよね ....
玄関のドアを開けると雨の音がした
アスファルトは濡れていなかった
中空を見ても降っているものはない
存在しない雨を不思議がっていると
中空の先に樹木があり
葉が風に吹かれ擦れていて
この音 ....
イートインに
午後の光が射し込んで
私はのんびりコーヒーを啜っている
いつまでこうしていられるのだろうかと
心の隅では考えながら
それでも柔らかな陽射しに包まれて
身も心もうっとりと
今 ....
異国のバーバーで髭を剃ってもらうのが夢です。
僕の髭はその為に生まれ、その日を夢見て生え揃う。
雲梯にぶらさがっていた君たちは
いつか僕の子供でも仲間でも家族でさえも無くなって

風はきっと順番にあらたな名前を生み出してゆくのだろう

忘れ去られる恋人達にもせめて懐かしい墓碑銘を
そ ....
土塊を捏ねる
指先に気を集め
煮え立つ熱を流し込み
ゆっくりしっかり力入れ
未定形の粘る分厚い土塊を
思い思いのまま捏ねくり回す

捏ねくるうちに不思議なこと
土塊と指先は拮抗しながら ....
想像してたより
酸っぱいね
これが恋ならば
甘ったるいものを好む君には
向いていないのかもしれない

ドキドキと心臓が鳴るたびに
運動嫌いの君を思い出す
同じような想いをしているんだろ ....
洗濯物が乾くのを死んだ目をして眺めている男の目が
違う世界を視ているのを私は知っている
夢もハンカチも青もいつか汚れてしまうのを
当たり前に魂が記憶している

向日葵を旗にして歩いていこう
 ....
自転車をこいで
急に
思い立って夜の
街中の観覧車を観に行こうと思った

眠れなくても微笑んで
夜の遊びでも
するかな

街も
眠らないのなら



コンビニは
24時間 ....
刈り取られた田に
残された稲がある
穂を失くした稲が
何行何列にもなって
整列している

同じ背丈をした
穂を失くした稲たち
穂を支えてきた
立派な茎たち

彼らもまた変化し ....
木漏れ日がゆらゆらと揺れて
子供達の飛び跳ねる声が木霊して
聖歌隊が通り過ぎる

微睡みの午後三時、

萎び俯く花々は
遥か地平から流れ来る
真っ白な鰯雲の群れたちに
ゆっくりと包み ....
マカロニと申します
ペパロニではなくて
マカロニと申します

身を捩れば無限大の
シンボルにも見えて
メビウス感が増して
深淵な雰囲気だって
醸すことができます

だけど日常は日常 ....
今日は寒いね
手をつなぐ口実
でも嘘じゃない
風は冷たく吹きつけるから
寒いのは本当

でも手をつなぐ為の口実でもある
誰よりも傍に居られるのなら
日常のどんな事だって口実になる

 ....
こたきひろしさんの自由詩おすすめリスト(1966)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
どん兵衛- クーヘン自由詩3*19-11-29
冬の朝の光が痛みをうつくしくする- かんな自由詩1419-11-28
果実投身事件簿- 卯月とわ ...自由詩919-11-27
しっぽ- クーヘン自由詩8*19-11-27
睡眠薬- HAL自由詩9*19-11-27
詩人じゃない- アラガイ ...自由詩9*19-11-26
夜底の二人(改訂)- ひだかた ...自由詩4*19-11-26
北極星の猫- 秋葉竹自由詩519-11-26
3人- クーヘン自由詩4*19-11-26
荒野(改訂)- ひだかた ...自由詩919-11-26
- 梅昆布茶自由詩1319-11-26
dharma,words「法語カレンダー」- アラガイ ...自由詩8+*19-11-26
夜間飛行だけ着けてる- もとこ自由詩4*19-11-25
ガラスの中の町- mmnkt自由詩319-11-25
日光浴(改訂)- ひだかた ...自由詩5*19-11-25
コッペパン- クーヘン自由詩4*19-11-25
霧雨のなかの幽霊は- おぼろん自由詩3*19-11-24
しんぞう- 秋葉竹自由詩619-11-24
葉が擦れて雨の音あり- mmnkt自由詩219-11-24
肉と恩寵(改訂)- ひだかた ...自由詩419-11-24
- クーヘン自由詩3*19-11-24
ふたつめの秋- 梅昆布茶自由詩10*19-11-24
刻印- ひだかた ...自由詩619-11-23
終わりを読む僕- 卯月とわ ...自由詩4+19-11-23
破片- きみのて ...自由詩5+19-11-22
観覧車とコンビニ- 立見春香自由詩719-11-22
残された稲- mmnkt自由詩319-11-21
夢幻- ひだかた ...自由詩619-11-20
マカロニ・インフィニティ- ブルース ...自由詩3*19-11-20
嘘じゃない- 卯月とわ ...自由詩319-11-20

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66