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指の骨をポキッと鳴らし、さぁ僕は男になるぞ!
左の小指だけ鳴らなかったんで、やっぱりやめます!
木立の合間から
空の青が覗いている
木立の緑は裏光り
鳥達の群れが過っていく

ああ全くそれなのに
この美しい光の午後、
俺は陰気な郵便脚夫のように
街から街へと急がねばならない
何 ....
坂の下は霊魂の溜まり場だった
降りて行ってはいけない と彼女に言われた

彼女は二十四の歳に逝ったままの若さだった
その代わりにある家を見て欲しいと言う
二階に八畳間が二つ在るのだけれど何か ....
風のすっかり止んだ朝
あなたと僕とは 
公園のベンチの見える辺りで
昨日の雨の激しさを思い出した

いつのまにか あなたがポケットに忍ばせた
淡色の宝石が 太陽を透かす
哀しい石鹸の香  ....
向かいの家の屋根瓦が
黄金色に照り輝き
高い高い秋晴れに
遊ぶ子供達の声も軽やかだ

一方私は布団のなか
鉛の憂鬱を抱えながら
それでもこの美しい秋日、
天高くから降って来る
青い青 ....
ことばって何処にあるの
辞書のなかに埋もれているの

人間って何処にいるの
へそまがりな生き物じゃあなければよいけれど

幸福と善とはいっしょなのでしょうか
あるいは幸福のしっぽが見え隠 ....
白いからかさが回っている。
そでにはネズミが周っている。

  今生に産まれた甲斐がない。
  光ある処を求めなければ。

    雪の世に女が溶けてゆく。
    「それがなけ ....
遠くで鐘が鳴っている
ひんやり切ない秋の日に
何処までも高い青空に
追いかけても追いかけても
決して追いつけないあの場所で

)金木犀の花が軌道を舞い
)秋の大気が生まれるところ

 ....
ア、気息が冷たくなった。


夕空のコゲが美しい。

このダイダイの空腹。


迷子になった記憶はいつも鮮明。

まちがえ人が話しかける。

身内のだれかにするように・・・ ....
クソみたいな人生の
痕跡を残そうと
だらだらとクソみたいな
過去を書き連ねているから
自称詩人は
みんなからバカにされるんだ
バ~カ!

そんなことは
いくらやっても
何の価値もね ....
藪にピアノが捨ててある
埋もれているがそれは確かで
おぼろげに形がわかる
鳴ったりはしない
棺のようで気味が悪い







腹の裂けた猫が
中身をこぼしながら歩いていく ....
正面に
半月が浮かぶ、
白銀に
空の青は
次第に濃くなり暗くなり
やがて漆黒へと変わっていく

)西の空は茜に燃え立ち

この美しい夕暮れを
風に吹かれて眺めている

巨大な静 ....
鼻が低いせいで眼鏡がずれる?
眼鏡がずれるために鼻が低い!
恋が痛いのは私が地球を代表しているからで、私が地球を代表することで困る人は誰もいない。青い細長いボトルみたいなんだよ、かみさまの見つめてた大草原に落ちていた空気の瓶は。空気はそこから生まれ続けて、草原 .... 遠い汀に
戯れる鴎の姿
記憶は遥か遠く
思惟も体も
遠く 遠く

言葉は硬質な一条の
紙片に書かれた
淡くても強い直線
のようだ
彼岸を渡り
わたしの幻を
確かにあそこに
作 ....
感情が漂白され
漂流していく時空を
速くなったり遅くなったり
緻密になったり大雑把になったり
なんて自由自在に運ぶ移行

魂の打つ突発的な躍動
変拍子や裏拍に
コレハナンダ?
新たな ....
グラウンドの白線、きっと来世は飛行機雲。
白線引いた体育の先生、きっと来世はパイロット。
秋だから
心まで透き通る青い高い空の下

心までその色に
染めてほしいの。


そっと、
逆らわないで
生きている

悩みを
すこしでも
少なくしたいから

だれのことも ....
これまでに余りに
多くの音楽を聴いてきたせいだろうか
ふっと頭に突然メロディが流れてくることもあれば
TVを観ていてCMや番組の曲が思い出せないことがある
脳にメロディが張りついた感覚だと言え ....
今日もひとり閉じこもっている
自らが作った箱の中

周りに合わせて作ったから
私には少し窮屈で

歪な形が胸を圧迫する
こんなにも隙間は空いているのに

穴から覗く外の世界は
みな ....
夜は暗い

暗いから
星が眺められる

僕の声の金属的なノイズでは
星を表現することなどできない
無残な



ふと新しい湖の夢を見る


その湖畔に咲いた
可愛い ....
 落ち葉を探して、歩いて行こう。落ち葉は桜が良い。桜の落ち葉は、花よりも美しい。落ち葉を探して歩いて行きましょう。希望は常に彼方にある。遠くにある虹が大きく、近くにある虹は小さいように、希望はいつでも .... みっしりと隙間なく詰め込んだ荷物
重さは肩に食い込む程
でも構わない
この旅は長くなるだろう
だってわたしと出会うための旅だから
この星を何周すれば出会えるのか
誰も知らない旅だから

 ....
どうしてそんなに一番になりたいの?
映画館の一番前の席は、首が痛くなるだけだよ。
川に流した花がたどる旅は
君の膝にかかるだろうか
にじられた花びらが
足元を汚している、って
造幣局の道でよく思う
浮かんでいるときだけ
目を奪う色の淡い

サフランの匂いが空を覆い
 ....
路には人々が歩き
自転車が行き過ぎ
街には
ビルや飲食店、スーパーマーケット等が詰め込まれている
日暮れの参道を抜け、店に着く

ベースの試し弾きから始まり
打合せなしのサックスのカルテ ....
陽射しの強さは夏日でも
日陰に入れば秋の色
さんざめく光の中を
無数の影が踊っている

黄金に輝くアスファルト
金木犀の香が舞い降りて

行く秋、迎える冬のその間
今日も僕は歩いてい ....
日本橋のミカドでモーニングセット。
隣のおばちゃんが、スポニチをたたんで薬を飲もうとしていたら、
サラリーマンのおっさんが、「新聞いいですか?」と奪おうとしたのを、
「いや、ちょっと」とあっ ....
君と僕の手と手を合わせて
世界の光を反射させよう

カゲのある微笑みでささやく
今朝の起きぬけの君の愛の言の葉
とても遠くから聴こえて
美しく透きとおっているかと思った

君 ....
卓上に飾られた花は枯れ朽ちて
惜しみもなく棄てられる

耳障りな昔流行りの音楽は
誰の記憶にも残ってない

忙しない程に栄えてた街も
今はシャッターしか見当たらない

こんなにも変貌 ....
こたきひろしさんの自由詩おすすめリスト(1964)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ポキッ- クーヘン自由詩5*19-11-8
光の午後と郵便脚夫(改訂)- ひだかた ...自由詩4*19-11-7
夢現〇境界- ひだかた ...自由詩4*19-11-5
恋愛詩- Giovanni自由詩10*19-11-5
この秋日に- ひだかた ...自由詩1019-11-5
ことば- 梅昆布茶自由詩1519-11-4
性怪- ナンモナ ...自由詩5*19-11-4
憧れ・続(改訂)- ひだかた ...自由詩419-11-4
秋になると思い出す断片- ナンモナ ...自由詩9*19-11-4
どうかしてるぞ- 花形新次自由詩219-11-4
通り魔たち_4- 春日線香自由詩419-11-4
二階のベランダから- ひだかた ...自由詩519-11-4
- クーヘン自由詩3*19-11-4
だきしめるようにして- 万願寺自由詩419-11-4
別れ- Giovanni自由詩619-11-4
ポップ・フィールド(改訂)- ひだかた ...自由詩519-11-3
来世- クーヘン自由詩4*19-11-3
救い- 立見春香自由詩319-11-3
ググる- HAL自由詩6*19-11-3
箱の中- 霧の小灯自由詩519-11-3
夜の優しさ- 秋葉竹自由詩919-11-2
落ち葉- 朧月夜自由詩10*19-11-2
ひとり旅- 卯月とわ ...自由詩419-11-2
一番- クーヘン自由詩6*19-11-2
きみと花冠- 這 いず ...自由詩319-11-2
シェルブールの街- まみ自由詩5*19-11-1
歩いていく- ひだかた ...自由詩319-11-1
モーニグセットで始まる休日- はだいろ自由詩519-10-31
ちっちゃく咲いた白い花びら- 秋葉竹自由詩719-10-31
潮流- 都築あか ...自由詩319-10-31

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