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 夜笛は声なき者の声を聞き届けるのだという。つまり、夜笛を奏する者は、声なき精霊の声を耳にすることができるのだ。夜笛は月の光によって作られているという。それは、下弦の月がわずかに傾いた時に得られる、月 .... 夜が深まっていく
連絡がつかない、繋がらない
隣室ではコツコツと壁を打つ音、間欠的に
遠くの森を手を繋ぎ歩いた愛娘は
青春を謳歌しているだろうか、今頃

夜が深まっていく
オレンジジュー ....
特異点と言っても2045年ごろらしいけど
人工知能が人類の知能を凌駕しちゃうだろう
と言うある未来学者のこれって予言なのよね

その頃まで自分はまだ生きとるんかいな
お陀仏点に引っかかっ ....
幻の夜、
ヤドガリも寝静まった砂浜に
楽園の島のヤシの実が流れ着く。


その島では、あした、
一番早起きの牝牛が
真綿のように軽やかな雲の幻を
牧場の木陰に見る眼には
敬虔 ....
「わたしのたわし、タワーにたわわに実ったわ。」
君のたわいないたわごとに、僕はわたわたしたわ。
気がついた。
私の女盛りは今なので、
早くもぎ取って食べてほしいということ。
私は今が食べごろです。
あとは自己責任ですが。
雨を待っていた空は、
虚ろな木の洞が幼児のように見つめている。

誰かが通り過ぎた{ルビ導=しるべ}の道を、
誰かがまた轍として辿っていく。

赤子のように、空は祈っただろうか。
それと ....
木の葉が揺れて、ささやく時、
お前には嵐のような心が似合うのだろう。

遠くで、音と響きとが聞こえる。
恋歌のようにはかなく、仄暗く、

星々の瞬く{ルビ海空=そら}に 街は落ちてゆく、
 ....
さりげなさの青に染められて、
 ひばりは空をゆく

かたわらを通りすぎてゆく風……
 ひばりが想うとき、

なだらかな雲が追いかけては、
 追う──



赤い月。夜の雲間を照ら ....
罪をつくる私。
いまでは、突然の告白です。

あなたを、
好きなのです。

夢はもう、棄てたけど。

あなたを、
好きなのです。

空が、青いのに。

罪をつくる私。
いつ ....
きみにひとつだけお願いがある
ぼくのことを覚えておいてくれないか

ぼくが生きているうちは
ぼくのことは忘れてくれていい
ただぼくが死んだ後
ぼくのことを思い出して欲しい

つまらない ....
 件は、ビル街の谷間を人に知られずにさまよう。件を見た者はない。人には見えないのだ。ある者は、件は影だと言い、ある者は、件は光だと言う。かすかに足音が聞こえるだけだ、そう言う者も。誰にも見ることはでき .... 椅子に坐っている。
その椅子は一脚の椅子で、
遠く空を眺められる。

それでもその椅子には二本しか足がなく、
片側にふれれば、わたしが揺れる、
片側にふれれば、世界が揺れる。

あの空 ....
センスで、感覚する。
 あたしのラジオ波のソナー。
リッチ、リッチ。

 タツノオトシゴの、
  落とし前。
「おまえ、あたしを食べたかったんだろ?」

海の、
 開き。
  十分 ....
続いて中継です

はーい、今日の中継は
写真家山本さかもとさんの
フェイクフードと言う写真展にお邪魔しています
入口にあるのは、これです、ジャーン
「おにぎり畑」です

えー、なんです ....
キスのスタンプ。
君のお腹に試し押し。
海に住む少女に会いにゆこう
大西洋の沖合いはるか

めったに船もとおらない
まぼろしの町へゆこう

アイルランド訛りがとびかうはずのタバーンには
看板娘のひとりもひつようだし

だれ ....
あっきーの冷たいマクランも、あっちゅのしまちゃんはなちゃんもえすけ、抱き枕サイズのファミちゃん、みんないなくちゃダメだから。

あっちゅは中3になって、東京にだってひとりで電車に乗って行けるように ....
 それは前に進む落下。わたしは音のない世界に迷いこみ、無音の音を聞く。それは花。それは実。それは果実。それは乳房。──それは女。それは男。林檎は世界を映しあったまま、白い広がりへと吸い込まれていく。─ .... 多色チークの1番可愛い色。
僕のためだけに使ってよ。
めがみえない人は世界をどうやって感じているの
それは、めがみえない人それぞれによって全然ちがうのよ
わたしが誰かのママだったなら、誰かにそう言うことができたし
心がない人は世界をどうやって見てい ....
神社から秋の音色が聞こえます
夜は長くなりました

あきらめのつかない一匹の蝉が
私に罪をなすりつけてくる

(ちらつく蛍光灯のせいだよ)
(私にはなおせないよ)

私たちは今日から ....
今日は退屈。
退屈だから、タブレットでポエム書くの。

かく言うわたしもさ……
ああ、いいや。それは。

空はまだら模様の晴れ、
さっきまでは雨も降っていたみたい。

未来を売り払っ ....
いとしさ、という最初のことばから始まるもの。
ささやかな4つのかけらによって、
重なりあう多くの想いがふくらみをもつ。
たとえば、い、と、し、さは、
地、水、火、風のようなものであっても良い… ....
 わ、たし、のここ、ろにそっ、とふれるあ、なたの手はま、るでおおきな木、のこずえにやさし、くかたりかけるそよ、かぜのようでありそし、てあたたかくやがてすべ、てをつつみこむようになに、ごとかをささやきは .... 眠れないから本棚を見た
背表紙が手招きする
私を手にとって下さい
そっと抜き取って下さい
その目で見つめて欲しいの

昨日買った本はテーブルで
自慢気な傍観者
でも本棚に席はない
 ....
雲をひと掴みメレンゲにして
チョコレートを溶かして
レモンを一切れ
釜戸の小さな窓を覗く
膨れてきたら食べて頂戴
軽い気持ちはあっという間に
しぼんでしまうから
急いで食べて欲しいの ....
持ちきれないほどの
暖かい気持ちが
なんどもなんども老いたミュージシャンの胸を
叩き割ろうとしたから
とても遠いむかしのような
白い霧の朝のニュースを止めてでも
真空管ラジオに乗せ ....
高齢者の運転は危険だよって
母から車のキーを取り上げた
買い物に行けなくなっても
母は文句ひとつ言わない
ただ
バッテリーが弱るから
エンジンだけはかけてやってと
小さな声で頼まれた
 ....
海に潜り
息を全部吐き切って
胚を空にすると
体は砂底まで沈む

水が冷たくなって
辺りが暗くなって
とても怖いんだけど

そこで仰向けになって
見上げる海面の
美しさと言ったら ....
こたきひろしさんの自由詩おすすめリスト(1949)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夜笛- la_feminite_ ...自由詩2*19-9-10
記憶- ひだかた ...自由詩819-9-10
新しい未来- ナンモナ ...自由詩3*19-9-10
幻想楽園島- 秋葉竹自由詩619-9-10
たわ- クーヘン自由詩6*19-9-9
食べごろ- 杏っ子自由詩219-9-8
etude- la_feminite_ ...自由詩2*19-9-8
etude- la_feminite_ ...自由詩2*19-9-8
etude- la_feminite_ ...自由詩2*19-9-8
つみびと- 立見春香自由詩319-9-8
忘却の彼方に- HAL自由詩6*19-9-7
ku-dan- la_feminite_ ...自由詩3*19-9-7
空が空の歌を歌っているのだろう……- la_feminite_ ...自由詩2*19-9-7
彼女は、砂浜で。- la_feminite_ ...自由詩7*19-9-7
おにぎり畑- イオン自由詩1*19-9-7
スタンプ- クーヘン自由詩6*19-9-7
シュペルヴィエルに捧ぐ- 梅昆布茶自由詩1319-9-7
ダメだから- 鵜飼千代 ...自由詩6*19-9-6
サイレンス- la_feminite_ ...自由詩2*19-9-6
チーク- クーヘン自由詩3*19-9-6
教育- 万願寺自由詩219-9-6
気配- TwoRivers自由詩2*19-9-5
あなたの見ない……- la_feminite_ ...自由詩2*19-9-5
いとしさ- la_feminite_ ...自由詩1*19-9-5
ファンクション- la_feminite_ ...自由詩3*19-9-4
眠れないから本棚を見た- 丘白月自由詩219-9-4
妖精のスフレ- 丘白月自由詩319-9-4
ブルーな歌がブルースというわけではない- 秋葉竹自由詩819-9-4
錆行く声- ガト自由詩11*19-9-4
光の窓- ガト自由詩6*19-9-3

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