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(うしろの正面ダアレ)

、いきなりですが
羽根を持ちあげては殺しあう

郭公が鳴いた

鏡に映るのは化粧の白い羽根

声音を十二階変化させ
モノマネをする

知らない
 ....
僕はいつも一度だけ改行をする。
その小さな段差に一人で座っている。
ゆっくりと歩く蝸牛
それで
どんどんと黄昏の国が過ぎて
宵闇せまる暮らしの中で

わたしも
立ち止まったままの
蝸牛

さまよえる
迷子

冷たい風が
「シッ!」
っと ....
記憶ってなんだろう
僕の記憶って

記録は嫌いなんだ
風にまかせて書き留めたほうが
たぶん素敵だから
独りでいる
冷たい部屋の板の間で

ニャ、と小さく鳴く
猫も寒いのだろう


ぼくたちの
朝はいつまでも
明るくはならないままで
口の中は
鉄の味がするままで

ふと ....
回転台の壊れたヒーター
この部屋を暗室にしているカーテン

うまい嘘をつく季節風

渡すのか
渡すべきか

この使いきれない肉体を
その本質さえ死なぬ我が魂を
一つの手がわたしたちに所属する。
ありふれた闇のなかで。

わたしたちはレベリオンを目指して、
レボリューションを目指さない。

哲学者や詩人のようには、
決して語り得ないわたしたちの抵 ....
虐待ビジネスというものがあるらしい
自己啓発セミナーにやって来た
頭のイカれた人に
それはあなたが子供の頃に
親から受けた性的虐待のせいだと吹き込んで
親を訴えさせて金をふんだくろうというこ ....
朝が待ち遠しいですか
朝が待ち遠しいですか
コーヒーを飲みすぎましたか
それとも昼寝をしすぎましたか
枕を裏返しましたか
どんな枕がお好みですか
どんな悲鳴がお好みですか
夜には夜の鳥が ....
ドアスコープから外を覗くと、そこには未来。
だとすれば部屋を振り向くと、そこには過去。
  

自由夫奈伊流自由夫奈伊流
如何尓毛斯久尓毛儂尓毛汝尓毛
如何程尓大人成流刀毛腮出弖尓而
山椒魚尓成良禮奴
自由夫奈伊流奈路於刀流
路於刀流路於刀流己尓言布刀流内波
尚自由夫奈伊 ....
御存命でしょうか
なんて言われたらあなたはどうします
餌が鳩を縛るまま
衰退は止められなかった、と
御存命でしょうねたぶん
ただ、絵筆に描く人が見あたらない
それが哀しいのです

 ....
その墓はアフリカ大陸が視える小高い丘にある
だけど墓地ではない あるのはその墓だけ

その墓には埋葬された彼の名前も
1894.5.27に生まれたことも
1961.7.1に亡くなったことも彫 ....
君の小さな手は僕にとっては偉大なのです。
その手は僕に対して偉業を成し遂げているのです。
透明に見える水が本当は青色だって知ってた?

真実を見抜くその瞳も
本当は透明なんかじゃないんだよね
わたしがその事に気付いた時
君は動揺を必死に隠そうとしていた
その瞳に色を宿して

 ....
年の瀬も終わりがちかづくと考えてしまう

ことしは雪が降りつもるのだろうか、と
~重い冬用タイヤが心配になるのだ

交換すればお金はいくらかかるのだろう 
古着から薄着を折りたたんで収 ....
そのひとは
そんなことばかり云ってないで の
そんなことばかりに
ちゃんとちゃんと
耳を傾けてくれるひとでした


そのひとは
呆れるくらい泣きじゃくる私に
何も云わず
私がしゃべ ....
花が枯れると
心に寂しい歌がながれる

空が曇ると
心に儚げな虹が架かる

夜が息苦しいのは
心に痛い未来が怖いから

おぼろ月
ほんのりと
ほお染めて
酔っているの ....
北風が吹いている
冷ややかな晴天に包まれて
真冬の気配が漂っている

僕は相変わらず臥せっていて
君の姿は遠くある
遠く響く君の声
僕は抱きしめ此処に居る

)君、ぼくたちはどこから ....
風が痛い
雨が痛い
雪が痛い
陽すら痛い

そして何よりぼく自身がもっとも痛い
ある冬の
星と月が遠ざかる
そんな夜の街で

ほんとうの
あなたを探している
木枯らしが吹く

ユーフラテス川の
ほとりからこっち
ヒト科でいつわりなく幸せだったものなど
実 ....
グレタさんがグレたとして
暴走族には入らないと思う
何故ならCO2を排出してしまうから
そしてタバコもやらないと思う
何故ならCO2を排出してしまうから
ロックを大音量で流さないと思う
何 ....


あれっ、お客さんも嘘をお探しですか。うち
は元々まごころ屋なんだけどねえ。ええ、い
いですよ。お代の方は必要な時間だけ、お客
さんの寿命で払っていただきます。

軽い嘘、 ....
仰ぐ
高曇りの冬空を
透き通っていきながら
仰ぐ
人差し指を立て
天から降り立つ冷気をかき混ぜ

)わたしの肉身から
)欲望溢れ零れ落ち
)ふるふる震えて
)大地に帰る

仰ぐ ....
もし万が一
立身出世のために
(モノ書きで食って行きたいとか
先生と呼ばれたいとか)
クソ自称詩を書いているとしたら
とんでもない間抜けだと思う
立身出世とは関係なしに
ただ書くことが好 ....
毎朝、小さなお守りを一つ握って家を出る。
それは例えば、食パンの留め具だったりとか。
混ざり合ったミルク
舌の上で踊って
僕を連れていく
真っ白い夢へと

あと5分だけ此処に居よう
時間がきたら
時に追われる者として
世間に溶け込むんだ

そうして僕は生きていく
 ....
死ぬまでに全てを抹消してしまおうと
無駄に生きていても天球は確実に回転して

とても言葉が軽い時に
やっぱり訃報と交換なのだが

Resetすることを恐れてはならないと想う
リセットで救 ....
たまには
月を下で眠るんだと

カッコをつけた彼の
見上げて眠った月は
わたしに降りそそぐ白い色の
月と同じ月だったのだろうか

星には
しあわせな自由を願った

月には
彼と ....
サーカスとは

ライフル銃の回転もなく
ただ無防備に
悲しみの心が
ただこのサーカスに舞うころ

流されている
こころぼそさが
ふたりの身体をひとつに溶かすけれど

そのと ....
こたきひろしさんの自由詩おすすめリスト(1966)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
郭公- アラガイ ...自由詩7+*19-12-18
改行- クーヘン自由詩10*19-12-18
くらやみ蝸牛- 立見春香自由詩1319-12-18
記憶- 梅昆布茶自由詩619-12-17
冬の獣- 秋葉竹自由詩1119-12-16
円環- ナンモナ ...自由詩12*19-12-16
無題- おぼろん自由詩6*19-12-16
商売- 花形新次自由詩219-12-16
眠れない人へ- やまうち ...自由詩1*19-12-16
そこには- クーヘン自由詩3*19-12-16
山椒魚之万葉自動変換- AB(な ...自由詩2*19-12-15
失地- アラガイ ...自由詩13+*19-12-15
夜の果ての墓- HAL自由詩6*19-12-15
- クーヘン自由詩5*19-12-14
透明なアオイロ- 卯月とわ ...自由詩919-12-14
もてあます雪- アラガイ ...自由詩8+*19-12-13
そのひと- 涙(ルイ ...自由詩419-12-13
花と空と夜と月- 秋葉竹自由詩519-12-12
木霊(改訂)- ひだかた ...自由詩519-12-12
Pain- HAL自由詩3*19-12-12
あなた- 立見春香自由詩419-12-12
グレタさんがグレたら- 花形新次自由詩319-12-11
優しい仕事、冬- AB(な ...自由詩2*19-12-11
仰ぐ(改訂)- ひだかた ...自由詩619-12-11
立身出世- 花形新次自由詩119-12-11
お守り- クーヘン自由詩6*19-12-11
コーヒーブレイク- 卯月とわ ...自由詩619-12-11
亡命の星- 梅昆布茶自由詩1219-12-11
リセット- 立見春香自由詩919-12-11
サーカス__サーカス- 秋葉竹自由詩1219-12-11

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