すべてのおすすめ
むごい位置にゴム印が
落ちて居た
押すと五重塔が現れて
今を更新する
ケーキが食べたい願望を
不自然に抑圧するのも
不健康だから
五重塔のてっぺんのカラスを
目指して昇って行けば
柿 ....
決まり文句のような言葉

諦められないのですよ、言葉を、
はだかのいろをした、
ピンクっぽい恥じらいを。

おひさまが死んだと思われなくて
悲しみの原色を体験した
ただ、心地 ....
誰が私に声をかけなかつたのかわからない。

葱の花がしらじらとした土の上でゆれてゐる。

その下に妹の骨がうめられてゐる。

捨ててしまはなくてはならない。


丘をこえて夜 ....
なにか

白い ものが

のこされて ゐる


うまれたものが

去つた そのあと に

そしてこつちを

みつめてゐる


長い午後に

時が

裏返 ....
怪我さんの筆力がすごい
そんなフレーズを思い出しながら
蓮の花咲く街道を
歩いていた

脳の絵が思い浮かぶと
白い服の男が
警察官に誰何(すいか)されて居た
自転車を道端に停めて

 ....
リビングのカァテンが
 重たげに 垂れて
初夏の日差しを 吸いこんでいる 
輝ける 一日・・・・・
それは まるで 雨あがりの
寺院本堂の扉 そっくりである
雨上がり まだ見ぬ楽土 虹に賭け 深草恋しい 梅雨しぐれ

ゆらゆらと 風の子守か ひまわりの 裏に隠れた 草虫ひとり

キラキラの うねりゆったり タイヤの浮き輪 浅瀬の小魚 遊び仲間に
 ....
 



枯れた桜の木のトンネルの下を歩く
破れ果てた網戸の運命のような青空の下
じぃ〜ん、じぃ〜ぃんと
死ぬまえの蚊のような、
けがれた沼の精のような、
虫がとんでいる。
青 ....
九月になったら
もう
その話は終わりですか
大きな嵐がやってきたので
今はそのことで精一杯ですか

そんな風にして
歴史は錆びついていくのでしょう
その時代を生きてきた人たちが
一人 ....
転がり落ちる球を見ていると
途中で坂を下っているのか
坂を登っているのか
見ていて分からなくなった


見上げると
秋の光があって
黄色い光が踊っていた
自分の人生を想う


 ....
店長呟く 肉食べ放題 学生私服で、ビール注文

稼ぎ時 喉が渇いて、湯呑みを取れば 只今ゴキちゃん水泳中

このラップ 使い勝手が良く無いなー! 聞いてたお客 私がデザイン

のどぐろの刺 ....
うつくしいひとたちに遇ひ

うつくしいはなしを聴きました

空はたかく 澄んでゐました

かなしみはもう とほくにありました

よろこびは すぐそばに そして

手のとどか ....

崩したり 回したり 子供の 将棋は 人生ゲーム

行水は 生まれた時から 温泉気分に

川遊び 魚と戯れ すべって ガブ飲み

大鰻 仲間と 捕まえ 魚屋へ つっかえされて 料理 初 ....
お義母さま
あきの こごえです
朝風に 精霊バッタの羽音が
そっと 雫を 天に すくいあげています

何が終わったのでしょう
もう はじまりはじめの空
むかしむかしの反対のはじまりのはじ ....
基準は一(はじめ)
石川啄木の本名だ
稲穂が風に揺れて
餓鬼道に落ちぬ為
私は歌を歌う早朝
オフを楽しめない
私はウルトラマンレオの
再放送しか楽しめない
保育園に通うと
芭蕉の木が ....
郷里の兄友に 受けた手ほどき そして 走り出す

女子高生が見る前で 市電の 濡れたレールで ズッコケ 赤っ恥

昼休み 他高の彼女に バイクで会いに
戻ったが 授業に遅れ 部室で うずくま ....
ここが夢か現実かなんてきっと一生わからない。揺るがないものなんて何ひとつないんだと、停電した部屋のすみでキットカットをかじっていた。あたしただのバグで、この部屋はゴミ箱で、正常値を保つために世界から取 .... 恐竜の高さのビルの二階階段踊り場で
二段階右折を見降ろしていることに気づく

早朝さんざめく目眩(めまい)の驟雨は
作られた樹々の明日を生かそうとする

寂しい風がゆったり ....
くたびれた
くたびれ果てた
夏の果て
恋も愛もくり返し
くり返して

夕立の雨音におびえたり
涙したり
蝉しぐれも
一度も聞かずに
夏は終わろうとしている

あなたは変わった
 ....
カウンターのお客と会話中 背後の壁にゴキブリ君
とつさに背中で隠す 板長

飲食中 トイレに向かうお客に ありがとうございましたー!
何! 俺に早く帰れか? まずい!

玉子焼きのオーダー ....
女将が オーダーを 伝票なし 口頭で、 追いかけるように ホールの娘が 同じ注文

いよいよ開幕
小骨を つけたまま 刺身に、 セットと盛り合わせを 間違い 親子で もめている

鯖焼きひと ....
地上で最後に咲いた花には
目がありました

かつて生存したあらゆるものが死滅し
文明の残骸さえ塵になった地上で
とうとう最後のいのちになった花は
青黒い雨に打たれながら
薄汚れた白い花弁 ....
背後霊の手は長く
千手観音よりも多い
ただ
多ければ良いという
ものでも ない

人間の役に立つのは 人間の手と同じ数
つまり 二本の手がもっとも便利
背後霊にもイカのような触腕がある ....
私はあなたみたいになりたいの、
っていうと、あなた、
うつむいて、笑ってたね?

何を言われても、黙って、笑って
芯はつよくって
人をあたたかい気持ちにしてくれる、
あなたの言葉 ....
早朝の光障子戸に 木の葉の影絵
今日も ゆらゆら酷暑の炎か

清涼の風が ツクツクボウシの声乗せて 蓮沼を渡り来る
ツバメとトンボの 危うき急接近

急登し 息切り見下ろす 灯台遥か
浜 ....
僕のちいさな時間をかえしてほしいんだ
双眼望遠鏡に閉じ込められたほんの僅かな視差を

星雲の光年には追いつけやしないけれど
僕たちは自分のひかりの速度をもっている

パラダイスには遠いが自 ....
うつる
ゆめみたいな空に
かわいたお皿
ながれおちる今日と今日と今日
耳たぶのかたさのパン

うそをついてやり過ごした
好きなくつ下をはいても
気持は汚れていて
みあげてもみさげ ....
「世界が平和になりますように」の立て看板を次から次へとぶっ壊して破片の上でダンスダンスダンス。七夕まで踊り狂うよ。天の川の下、きれいに残った文字だけを組み合わせたらそれが世の中の真実なんです。
嫌い ....
きみの頑張りを
ぼくは知っている
ずっときみの側にいて
ちゃんと見てきたから
そうでしょう?

夕陽の沈むこの街並みに
オレンジ色の花が咲き
夏も終わりの優しい風が吹く
 ....
未だ薄暗い病棟の廊下を
行き来する人達、
それぞれの様々な幻を
歪な足取りで運んでいく
とんとんとん、と
縺れて引き摺り屈曲して

閉鎖病棟の午前四時
反復される夢現、無限
こたきひろしさんの自由詩おすすめリスト(1949)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ケーキ- 間村長自由詩10*18-9-15
夕日の沈む海- 秋葉竹自由詩1018-9-13
- 石村自由詩10*18-9-12
白いもの- 石村自由詩9*18-9-10
怪我さんの筆力- 間村長自由詩7*18-9-9
失題_三- 信天翁自由詩218-9-9
四季彩の風と空- むっちゃ ...自由詩7*18-9-9
あの匂いのする- 秋葉竹自由詩1118-9-8
忘却- もとこ自由詩11*18-9-5
転がり落ちる球を見ていた__/___立ち止まっていました- beebee自由詩13*18-9-3
皮いち枚_遺してさ迷う_包丁小話- むっちゃ ...自由詩4*18-9-2
- 石村自由詩15*18-9-2
夢の中へ_四季の_昭和賛歌- むっちゃ ...自由詩4*18-9-1
ラ・ラ・ラ族- るるりら自由詩22*18-8-30
本名は一(はじめ)- 間村長自由詩7*18-8-29
傷だらけで_駆け抜けた_バイクサウンド_追憶- むっちゃ ...自由詩4*18-8-29
.xxx- 青花みち自由詩5*18-8-27
その街が破れかけていたので- 秋葉竹自由詩1018-8-27
生還した夏- あおいみ ...自由詩6*18-8-26
居酒屋_哀歌- むっちゃ ...自由詩7*18-8-26
居酒屋_狂騒曲_夏- むっちゃ ...自由詩5*18-8-25
「最後の花」- 桐ヶ谷忍自由詩718-8-24
背後霊が水を汲みに行く- るるりら自由詩7*18-8-21
天使の蒼い声をきかせて- 秋葉竹自由詩518-8-20
過ぎゆく夏に_想いつれづれ- むっちゃ ...自由詩5*18-8-20
ちいさな時間- 梅昆布茶自由詩1418-8-20
青い塗料- はるな自由詩718-8-19
ダンスダンスダンス- 青花みち自由詩8*18-8-18
黄昏メロディー- 秋葉竹自由詩918-8-18
病棟の朝- ひだかた ...自由詩418-8-18

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65